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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★1985年デラックスビッグワンガム 1/35ポルシェ911カレラ ~ ビッグワンガム(1)

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●日本、ドイツに勝つ
1993年のドーハの悲劇から早くも29年、ワールドカップ初戦で強豪ドイツに勝つ程までに日本も強くなったかと思うと感無量ですyone☆☆
ドイツと言えば、やはり私的には何をおいてもポルシェなのですが、今日は祝日ということで、ポルシェ絡みの記事(オマケとして国産旧車関連の話題付)を1つUPしておきますne☆☆☆


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★★ビッグワンガム
1978(昭和53)年にカバヤ食品が発売した「ビッグワンガム」は、ポリプロピレン系の塗装や接着が困難な軟質プラスチック製の接着剤を使用しないハメ込み式組立キットにガムを付けた食玩で日本の児童の本格的なプラモデルへの登竜門的な役割を果たしたと言えます。同じ1978年にカバヤ食品は現在まで連綿と続くフランス製ミニカー「マジョレット」のガム付食玩の販売も開始しています。

【カバヤ食品ホームページより】


ビッグワンガムは1982(昭和57)年にデラックスビッグワンガム、1991(平成3)年にニュービッグワンガムとシリーズ名称を変えて陸海空の各種乗物のキットが多数リリースされ、2002(平成14)年には1978年の初期製品の復刻版も発売されています。2022年現在もカバヤ食品からは恐竜モチーフのキットが食玩として販売されています。



★ビッグワンガムのコレクション
コレクションの縮小整理を進める中で、最近、カバヤ食品のビッグワンガムとフルタのラムプラモデルが入ったダンボール箱が出てきました。80年代半ばから90年代にかけて購入したもので、購入しているのは国産車(主にスポーツカー)とポルシェです。ラインナップにフェラーリなどのポルシェ以外の外車が含まれている場合にはコレクション対象外と位置づけてあえて購入していません。大半は未開封か開封済であっても未組立でポルシェ959だけは3個購入し1つだけ組み立ててありますが、そのダンボールの中には見当たらず、どこに仕舞ったのか行方不明です。CR-X、ファミリア1500XG-Rなど1980年代半ばに購入しているのにそのダンボールには入っていなかったモノもあり、もう1箱位はビッグワンガムを仕舞ったダンボール箱が出て来るかもしれません。
大半は既に30年以上も単に死蔵している状況のためコレクション縮小の一環として手放すことを考えたのですが、調べてみるとビッグワンガムの未組立品は総じて高価(初代アルシオーネの未組立品が2万1000円等)で一度手放すと再入手は困難と思われるため、重複購入分以外は当面手放さずに手元に置いておくことにしました。そして、未開封のままの方が市場価値は高いとしても、せっかく買ったキットの内容も知らないまま人生を終えるのは勿体ないと考え、例え作らないにしても開封して中味の確認だけはすることにしました。




★1985年デラックスビッグワンガム 1/35ポルシェ911カレラ
購入したのは1986(昭和61)年の3月初旬なのですが、ラインナップからすると1985(昭和60)年の年末までには市場に出ていたのかもしれません。Wikipediaでも発売時期不明との記述が多く、カバヤ食品内部には記録が残っている可能性がありますが、正確な発売開始時期は不明です。赤いポルシェ911カレラが箱に大きく印刷されたこの黒箱のシリーズ内容は以下の通り。なおスケールは箱には印字がなく組立説明書だけに印字されているため、箱を開封しない限り判りません。そのため、この黒箱シリーズ6車中、未購入のフェラーリだけはスケール不明です。

【1985年発売?黒箱デラックスビッグワンガム ラインナップ】
①ポルシェ911カレラ(1/35スケール)
②トヨタソアラ3.0GT(1/39スケール)
③三菱スタリオン ターボ2000GSR-V(1/38スケール)
④ホンダクイント インテグラGSi(1/38スケール)
⑤スバル アルシオーネ4WD VRターボ(1/39スケール)
⑥フェラーリBB512iスペシャル(?スケール)






【カバヤ食品 1/35スケール1985年ポルシェ911カレラ軟質プラスチックキット 主要データ】 (1/35scale 1985 Porsche911 Carrera Type.930 by Kabaya Foods Corporation plastic construction kit)

・商品名: デラックスビッグワンガム「ポルシェ911カレラ」
・カバヤ食品製品番号(製品管理番号):
不明(黒箱シリーズ①)
・基本素材: ポリプロピレン系 軟質プラスチック
・発売時期: 1985(昭和60)~1986(昭和61)年(発売年月日不明)
・販売価格: 全国均一150円(スーパー等では5~10%引き販売)
・全長: 112㎜(実車比1/38.4スケール)
・全幅: 45㎜(実車比1/36.7スケール)
・ホイールベース: 63㎜(実車比1/36.2スケール)
・スケール表記: 1/35(実寸は1/36~1/38)
・モデルとした実車年式: 1984年ターボウイングを取り付けた3.2カレラ?
・動力: なし
・箱のサイズ: 縦79×横149×厚さ45㎜
・シャシー再現: あり
・成形色: 赤のみ
・入手難易度: 10段階評価でレベル7程度
・2022年現在のビンテージ プラモ市場の推定評価額: 6000円~1万円程度(未組立品)、2000~3500円程度(組立済の本体のみ)



ラインナップ6車。定価150円。


アルシオーネ


ソアラ


トミカとの大きさ比較


全パーツ


ボディ


ボディパーツ、トミカとの大きさ比較


細かく造形されたシャシー、タイヤ、ダッシュボード等


シート、ハンドル等


ホイール、ライト等のメッキパーツ


シール


組立説明書


小松さんの検収印入り


ポルシェ解説とスペックの記載。7年間の防錆保証をしている唯一のメーカーとも記載されています。


組立(1)(2)


組立(3)(4)(5)


部品図


2022年現在、賞味期限を35年過ぎた未開封のガム。専用のポルシェ911パッケージ入り。


グレープ味



【ヤフオクに出品された完成品の画像】















★オマケ(その1): 日本自動車会議所発行「初度登録年別・車名別 自動車保有数調査表」昭和41年3月末現在(B5判・372頁+)
社団法人日本自動車会議所発行の都道府県別・登録年別・車名別の登録台数が纏められた分厚い冊子の昭和40年度版(昭和41年3月末日現在)。国会図書館等でも保管されていると思われますが、いつから発行されているのでしょうか。日本車はクラウン、セドリック、グロリアなど車名別に台数が記載されていますが、外国車ではキャデラックやビュイックやメルセデスの項はあっても、例えばポルシェについては「その他外国車」に一纏めにされているらしく残念ながら登録台数が判りません。また、新車登録数ではなく「初度登録年別」「保有数」と記載されているため、新車・中古車を問わず各地の陸運局で新規に登録された数が集計されているものと思われます。



●軽四輪乗用車 車名別登録台数割合
スバル360が34.2%、マツダキャロル40.4%、マツダR360クーペ12.5%、三菱ミニカ10.2%といった数字が並んでいます。マツダ(東洋工業)はキャロルとクーペを併せると軽乗用車市場の占有率が5割を超えていたことが判ります。昭和33(1958)年の発売から7年を経過していたスバル360もまだ市場の3分の1以上を占めていたことが判ります。


●軽三輪車 車名別登録台数割合
ダイハツミゼットが51.4%と過半数を超えており、次はマツダK360で42.2%。この2車だけで94%を占め、その他は既に生産を終えていたホープスターなどが僅かに登録されています。



●山形県のクラウン登録台数


一番左から昭和41年(1~3月のみ)、昭和40年、昭和39年、昭和38年、昭和37年、昭和36年、昭和35年以前、合計数の順。例えば、昭和38(1963)年に山形県で登録されたクラウンは268台だったことが判ります(左から4つ目の欄)。全年式合計でもクラウンは登録1356台となっています。


キャデラックに至っては昭和35年以前の車両のみ2台登録と記載されています。東京の数字に目を転じると、クラウン7万1131台、キャデラック618台と記載があり、やはり東京は桁違いに登録台数が多かったことが判ります。


山形県陸運事務所管轄のデータであることの印字




★オマケ(その2): 今日のビートルズ「Good Day Sunshine」 1966
明日11月25日からは、また最高気温20度の暖かさに戻る予報ですが、今日は何とも寒い雨の1日でしたので、暖かな日差しを感じさせるこの曲で☆


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