Quantcast
Channel: ポルシェ356Aカレラ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

★1966年野村トーイ初代ダットサンサニー1000 ~ ブリキ自動車コレクションから 192

$
0
0

★詐欺?
大盛屋フリクションシリーズNo.2初代ブルーバードの2ndモデル(DP312)はレアなミニカーですが、ベージュ/茶色ツートンが11月17日(木)未明に1円スタート送料無料で出品され2022年11月19日(土)の午前11時37分に以下の通り50万3000円で落札されています。


このブルーバードを出品している人は他にも大盛屋など国産ミニカーを出品しているのかと思い見てみたところ、大盛屋はブルーバード以外にはなく、しかし、外国車のミニカーを多数出品していました。ところが、不可解なことに多数出品されているミニカーの画像の背景が全て異なるのです。通常、出品する人は同じ場所で撮影するため、出品しているミニカーの背景が1台ずつ全て異なることは考えられないため、これは怪しいなと思って見ていました。オークション終了後に過去データを調べてみたら、何と全く同じ画像で出品されたブルーバードが4年強前の2018年9月2日(日)に43万7111円で落札されていました。

・全く同じ画像が使用されていた2018年9月にヤフオクで落札された際の画像


現在、ヤフオクでは落札者が受取連絡ボタンを押さない限り、落札後2週間は出品者側に入金しないため、そうそう簡単に詐欺は成功しないと思いますが、高額ミニカーの画像転用出品には要注意と思います☆☆




★閑話休題
9月18日にバンダイ製初代サニーをご紹介したばかりですが、今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第192回記事として野村トーイの初代サニー1000 (B10型)をご紹介しますne☆☆☆




・・・・・・・・・・・・・・・・・


★初代サニー
「サニー」(SUNNY)という車名は、英語で「太陽の光」「太陽がいっぱい」「陽気で快活」といった意味。車名は発売に先立ち1965(昭和40)年12月~1月にかけて一般公募して決められたものでした。初代サニー(B10型)は1966(昭和41)年4月23日に「ダットサン・サニー」の名称で発売されています。プレーンかつクリーンなスタイルに新開発の4気筒1000ccA型エンジンを搭載したサニーは、機構的には手堅くオーソドックスながら、癖がなく万人向けであり、軽くよく回るA型エンジンによりキビキビとよく走るスポーティーな味わいを併せ持ったクルマでした。
歴代サニーで個人的にノスタルジーを感じるのは初代と2代目なのですが、テレビCMでは松坂慶子さんがキャラクターを務めた5代目にターボが追加された際の1982年のサニールプリや1985年に登場しビートルズの楽曲がCMで多用されたトラッドサニーが妙に印象に残っています。


●初代サニー初期のイメージカラーは赤
1966年のセールスカタログより。初期のサニーは赤がイメージカラーでカタログの表紙やチラシの類は全て赤ボディのサニーが使われています。若々しく情熱的なイメージを狙ったということだったのでしょうか。


セスナ機を見上げる家族


上:お父さんと会社の人を最寄駅まで見送ります(駅前の道路が未舗装であることに注意)、下:ザーザー降りの雨の日はサニーで子供を幼稚園に迎えに行きます。


運転席の意匠



【1966年 ダットサン サニー1000 実車 主要スペック】 (1966 Datsun Sunny 1000 DX Type.B10)
全長3820㎜・全幅1445㎜・全高1345㎜・ホイールベース2280㎜・車重645kg・FR・モノコック2ドアボディ・A10型水冷4気筒OHV988cc・圧縮比8.5:1・最高出力56ps/6000rpm・最大トルク7.7kgm/3600rpm・変速機3速コラムMT・ブレーキ4輪ドラム・前輪独立懸架・乗車定員5名・燃料タンク容量35L・平坦路定速走行燃費23km/L・最小回転半径4m・電装系12V・パワーウェイトレシオ11.2kg/hp・ゼロヨン20.6秒・最高速度135km/h・東京店頭渡現金販売価格46万円



【野村トーイ 1/17.5スケール1966年ダットサン サニー1000ブリキ製モデル玩具 主要データ】 (1/17.5scale 1966 Datsun Sunny 1000 Type.B10 by Nomura Toy Tinplate Model Toy KEY DATA)

・商品名: 箱上の表記「ニッサンサニー1000」、野村トーイ総合カタログでの表記「プラサニー」
・野村トーイ製品番号(製品管理番号): No.228
・基本素材: ABS樹脂/プラスチック(ボディ)、ブリキ(フロントグリル・バンパー・テールライトリム・室内・シャシー・ナンバープレート・ホイールキャップ等)
・発売時期: 1967(昭和42)年(発売月不明)
・販売価格: 都内210円/全国230円
・全長: 220㎜(実車比1/17.4スケール)
・全幅: 83㎜(実車比1/17.4スケール)
・全高: 75㎜(実車比1/17.9スケール)
・ホイールベース: 130㎜(実車比1/17.5スケール)
・スケール表記: なし
・モデルとした実車年式: 1966年~1967年前期
・動力: 後輪フリクション
・箱のサイズ: 縦90×横223×厚さ77㎜
・シャシー再現: 殆どなし
・バリエーション: ホイールキャップ違い(実車に忠実なプリントタイプと汎用タイプの2種)
・カラーバリエーション: 赤のみ(同時期発売のプラ製130セドリックやプラ製ホンダN360も赤のみ)
・入手難易度: 10段階評価でレベル6~7程度
・2022年現在のアンティーク・トイ市場の推定評価額: 3.5~6万円程度(箱付未使用ミントコンディションの場合。)


●野村トーイ総合カタログに掲載された初代サニー  

【1968年版カタログ】


【1971年版カタログ】(ホイールキャップが汎用パーツに変更されています)


野村製プラボディの国産車4種。プラ製のため割れて廃棄されるなどして残りにくいのか、全て入手難易度は高目です。




★野村トーイ 1/17.5スケール1966年サニー1000 実車タイプのプリントホイールキャップ付 (箱付・美品)
1990年代前半に札幌のテレビ局の倉庫からアサヒ玩具のコルト1000Fと共に発掘された個体。番組撮影用の小道具として使われ保存されていた物のようです。
















トランク右端にはSunny1000の浮彫










概ね正確に再現された運転席廻りのプリント


リアトレイに戦前からの長い伝統を誇る菱形にTN文字の野村商標


シャシー裏




【1/64TLVと1/17.5野村トーイの初代サニー2台の大きさ比較】








★野村トーイ 1/17.5スケール1966年サニー1000 汎用ホイールキャップ付 (箱付・美品)
2019年9月15日に4万8000円で落札された個体のヤフオク出品画像。ホイールキャプがこの汎用品に替わったのはコスト削減のためと思われます。






●当時物1966年サニー1000 ブリキ5種
左から、増田屋(1/13.5)、イチコー(1/16)、バンダイ(1/17)、野村トーイ(17.5)、アサヒ玩具(1/21)。今回の野村トーイ製のみボディプラ製。1970年代後半まで市場在庫のあったイチコー製とあまり出来の良くないアサヒ玩具製以外の3社(増田屋・バンダイ・野村トーイ)の入手難易度は高目です。











※1966年サニー1000の実車カタログについては2015年12月20日の自動車カタログ棚からシリーズ第298回記事をご参照ください。



※増田屋1966年サニー1000については2021年9月12日のブリキ自動車コレクションからシリーズ第138回記事をご参照ください。この増田屋サニーの記事ではクーペを含めた当時物初代サニーのプラモデルの情報も多数掲載しています。


※イチコー1966年サニー1000については2022年6月26日のブリキ自動車コレクションからシリーズ第173回記事をご参照ください。


※バンダイ1966年サニー1000については2022年9月18日のブリキ自動車コレクションからシリーズ第184回記事をご参照ください。







★オマケ(その1): 2022年11月トミカ新製品
2022年11月19日(土)はトミカ新車発売の第3土曜日ということで、トイザらスに買いに行ってきました。今回入手したのは、13番1/65日産フェアレディZ NISMO GT500、36番1/65 BMWi4(通常:白、初回:紺メタ)、トイザらス限定1/64トヨタC-HR Mode-Nero Safety Plus Ⅱ デザイン仕様の計4台のみ。ヤマダデンキ限定のスバルWRXとエディオン限定のシビックタイプRはWeb予約完売となっていて都内の店舗では発売日でも入手は不可能でした。トミカの初回やショップ限定品はこれまで2~3台買っていたのをコレクション縮小のため全て1台ずつ購入に変更しました。今月は来週11月26日(土)もイオン、ジョーシン、TCNと3種も限定トミカが出るため全てを入手するのは大変です(汗)。








★オマケ(その2): 懐かしの商用車コレクションVol.50ダイハツミゼットMP5「大戸造花店」1962年
2022年11月16日(水)発売の新製品。ダイキャスト/spark製。税込定価2299円。石川県内の電器店開業に際し地元の信用金庫が送った花輪が荷台に載っているところが見せ場でなかなかよく出来ています。










11月30日(水)発売の次号は3代目エルフ家具屋仕様車


アシェットコレクションでは来る2022年12月14日から1958年の1/8スバル360増加試作型のシリーズが始まりますが、全90回で展示には必須と思われるアクリルケースも含めると25万程度になる模様で、また299円と超安価な創刊号だけ買うことにするか、モノが私の実家の初めてのマイカーであった想い出深いデメキンのスバル360ということから無理してでも全号買って作るべきか少々迷うところです☆




★オマケ(その3): 今日のビートルズ「Here Comes the Sun」 1969
言わずと知れた名盤アビイ・ロードB面1曲目。


私が17歳の時のカバー


Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>