★新型コロナ終息へ?
2021年初めに都内の新規感染者数が1日2000人を大幅に超える日もあったのが、令和天皇の61歳の誕生日である2月23日(火/祝)は275人と目に見えて減ってきています。現在のところ首都圏は当初から予定している3月7日(日)までは緊急事態宣言を継続した後に打ち切りとするスケジュールで調整されるようです。
ここで気になるのが、5ヵ月後の2021年7月23日(金)に開会式が予定されている東京オリンピックですが、観客を限定もしくは無観客として行う場合であっても、海外から大勢の選手やマスコミの来日が現実に出来る状況となるかどうかが鍵でしょうか。既に世界のコロナ感染者数は1億人を突破し死者数は250万人に迫っていますが、世界的にも新規感染者数は減少傾向にはあるようです。但し、変異株の水面下での感染拡大や日本国内でのワクチン接種がオリンピックまでにはとても完了できそうにはない点などオリンピックの開催は現時点では不確定要素も多く少々ハードルは高いといったところでしょうか☆☆
★閑話休題
今日は「プラモデルコレクションから」シリーズ第17回記事として青島文化教材社(ABK)のトヨタ ヂイゼル ダンプカーをご紹介しますne☆☆☆
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★銀座?のトヨタトラック青1954年式?
Web(Pinterest)より。Pinterestには本ブログで公開した画像がいつの間にか大量に保存されています。よくSNS等で画像の転載は不可と記載しているものを見掛けますが、Web上に公開した画像に使用制限を掛けることは不可能かつナンセンスのため私の場合は全く問題ありません。背景の近江絹糸紡績の看板の付いた森永キャラメルのネオンのあるビルから銀座でしょうか。手前のグレイの黄色地営業ナンバーの初代観音クラウンはフロントウインドが2分割の初期型RS。緑系旧塗装の都電も良い雰囲気です。

★大阪ナンバーの事故ったトヨタトラック1956年式?
これもWeb(Pinterest)より。この写真で右を走るクラウンはフロントウインドが1枚のRSD(デラックス)。

★荷台に大勢乗車したトヨタトラックとアベックスクーター
これもWeb(Pinterest)より。撮影時期は1950年代前半でしょうか。

★トッパンの愛児絵本3才-5才「はたらく自動車」表紙 (B5判・12頁)
株式会社フレーベル館発行。当時定価60円。絵・中島章作 画伯。表紙はフロントウインドが2分割時代の1960年型トヨタダンプカー。この顔のトヨタ消防車及びトヨタボンネットバスが表紙の絵本は幾つか出ていますがダンプが表紙の絵本はこれだけかもしれません。

中頁には国鉄構内でコンテナを搬送する愛知機械ヂャイアント三輪トレーラーの魅力的な絵。

★実車カタログに見る1951年~1962年トヨタダンプカーの変遷
【1951年8月】 縦横の線が整然として生真面目な印象の最初期型グリル。

【1954年2月】 最初のMC。フロントグリル意匠変更。

【1956年2月】 2回目のMC。フロントグリル意匠変更。2001年にトッキーモビルがリリースしたミニカーはこの年式。


【1959年10月】 3回目のMC。フォグランプがグリル埋め込みとなる。青島文化教材社のプラモデルはこの時期の実車をモデル化しています。





図面

【1961年10月】 4回目のMC。フロントウインドを2分割から1枚ガラスに変更。


【1961年トヨタディーゼルトラックDA95型 標準ボディ 実車 主要スペック】 (1961 Toyota Diesel Truck Typ.DA95 Specification)
全長7405mm・全幅2400mm・全高2310mm・ホイールベース4400mm・荷台長4550㎜・車重4370kg・FR・2D型水冷6気筒OHV6494cc・最高出力130ps/2600rpm・最大トルク40kgm/1400rpm・4速MT(1速ノンシンクロ)・乗車定員3名・最大積載量6000kg・電装系12V・燃料タンク容量60ℓ・燃費:6.5km/ℓ・最小回転半径8700㎜・最高速度80km/h・シャシー打刻開始番号:1-DA95-1301・タイヤサイズ8.25-20-14P・新車販売価格165万円
【青島文化教材社1/43スケール1961年トヨタ ヂイゼルダンプカー プラモデル 主要データ】
(1/43scale 1961 Toyota Diesel Dump Car by Aoshima Bunka Kyozaisya Plastic model KEY DATA)
・商品名: トヨタダンプカー プラスチックカラーモデル(英字: TOYOTA DIESEL DUMP CAR PLASTIC COLOUR MODEL)
・青島文化教材社 製品番号(製品管理番号): 不明
・全長170㎜(実車比1/43.5)
・全幅55㎜(実車比1/43.6)
・スケール表記: なし
・箱サイズ: 縦130×横320×厚さ45mm
・成型色: キャブ 黄色、ダンプ部 青、グリル等 灰色
・箱絵: ダム建設現場の黄色ボディの登録ナンバー「静1す9685」(青島文化教材社のお膝元である静岡ナンバー)
・動力: 電動(TKKマブチモーター15使用)
・2段回スピード: 電池1本使用と2本使用の切換によりスピードを変更
・ギミック: ダンプ部昇降及び最後部あおり開閉
・前輪操舵: 可能
・シャシー再現: 軽度に箱型フレームを表現
・付属ナンバー: 箱絵と同じ「静1す9685」2枚
・販売時期: 1961年(昭和36年)~1964年(昭和39年)頃(推定)
・販売価格: 280円
・入手難易度: 10段階評価で8程度
・2021年現在の絶版プラモ市場での推定評価額: 3~6万円程度 (未組立完品の場合)
●科学教材社「工作ガイドブック1963年上半期版に掲載された青島文化教材社トヨタダンプカー プラモデル」
価格280円・送料100円と記載されています。完成品画像が掲載され、完成後の大凡の姿が判ります。

同じ青島のパブリカ700と共に掲載されています。

●青島文化教材社1/43スケール1961年トヨタ ヂイゼルダンプカー プラモデル
ランナー外れはあるものの新品時のトヨタダンプカー専用ヘッダー付き透明ビニール袋未開封の未組立品。2021年現在、既に約60年を経た稀少なプラモデルのため、開封して作ることはちょっと勿体なくて出来ない状況です。

手前は大きさ比較用トミカ52-1-14日野ダンプSGバラ(1/102スケール・全長75㎜)






箱絵と同じナンバーの厚紙が封入されています。


箱等にはディーゼルの文字がありますが、グリルの造形は横線の入ったガソリン車専用のように見えます。

荷台ダンプ部パーツ

箱型シャシー等のパーツ

製作説明図(組立説明書)


2段階スピードは電池1本接続と2本接続により切換

【バリエーション】 青島文化教材社1/43スケール1961年トヨタ コンクリートミキサー車〈アヂテーター〉 プラモデル (未組立品)
ダンプカーの珍しい姉妹製品(画像提供:henry氏)。

●トッキーモービル1/43スケール1956年トヨタFA大型トラック ミニカー2種
全長165㎜・全幅51㎜。2001年12月発売の少量生産品。当時定価15500円(税抜)。ズッシリ重いのでアンチモニー製でしょうか。戦前1939年ニッサン81型トラック(五十嵐平達先生の解説入)とこのトヨタFAの2車種のみをリリースしているトッキーモービル(Tocky Mobile)ブランド。TOYOTA FA’56のタグと紙製荷箱、フロントグリル等に貼るTOYOTA文字等のデカール付。




RS30観音クラウン東京駅構内タクシーは川端企画J-43


「ねえ、運転手さん、お堀端のパレスホテルまで飛ばして行ってくださる?ロビーでお友達が待ってるの」

●青島文化教材社1/43プラモデルとトッキーモービル1/43スケール1956年トヨタFA大型トラック
この戦後第1世代のトヨタトラックの立体造形物(ミニチュア)はこの2種のみと思います。


手前は大きさ比較用トミカ52-1-14日野ダンプSG専用品

※1951年~1964年の戦後第1世代トヨタ大型トラックの実車カタログについては、2014年1月4日の「自動車カタログ棚から」シリーズ第202回記事をご参照ください。
★オマケ(その1): トヨタトラックFA60型 取扱説明書(A5判・60頁)
セールスカタログと共に旧車に纏わる紙物と言えば、実車を持っていなくともオーナー気分を味わえる取扱説明書。


運転席 図解。輸出用左ハンドル車が容易に作れるよう左右対称のインパネ・デザイン。

★オマケ(その2): 今日のビートルズ「Revolution」 1968
後期ビートルズの魅力全開の1曲。半世紀以上を経た今見てもあまりのカッコ良さに思わずのけぞります♪