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★1955年バンダイ 初代トヨペット クラウンRS ~ ブリキ自動車コレクションから 020

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昨日3月23日(土)のTOKYOは最高気温が一桁で寒かったですne
今日は少し気温が上がり、今週は20度前後の日もあるそうなので、きっと桜が満開になりますyone☆
3月も残り1週間。もう学校も春休みですね。春休みには家族みんなで旅行に行くなんて人も多いのでしょうne。一方、今年は5月に10連休があるので、10連休に遠出するから春休みの旅行はなしだよーという人もいるのでしょうne☆


今年10月の誕生日で定年退職となり、文字通り世間的には「老人」となる日が秒読み段階に入っていますが(大汗)、ボク的には「永遠の18歳モード」で90歳位までガンバリンコしたいなあと思っていますyo☆
しかし、ジョン・レノンと同じ1940年(昭和15年)生まれで今年79歳の麻生さんを筆頭に政治家は能力次第で定年もないのがいいですyone。まあ、芸術家とか開業医とかオーナー社長といった職種の人も基本定年なしですyone☆ボクも勤め先をKUBIになっても、まだまだガンバリンコしたいなあと思っていますyo☆

閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションからシリーズ」の第20回記事として萬代屋(現バンダイ)の初代観音クラウン前期型を簡単にご紹介しますne☆☆☆
 



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★1955年(昭和30年)1月に発表された初代クラウン(RS型)は、初代トヨエースと共にトヨタの戦後の隆盛を招いた記念碑的なクルマです。
真に戦後型の国産乗用車は1955年登場のクラウンRSとダットサン110の2車から始まったと言われます。それまでの国産乗用車の大半がトラックシャシー・ベースだったのに対してクラウンは純然たる乗用車として新たに設計された車だったのです。

●最初のクラウンRS
1955年(昭和30年)1月7日(金) 東京虎の門 東京トヨペット株式会社にて。撮影: 自動車史・自動車文化史研究の第一人者 五十嵐平達氏(1924年-2000年)。ボディカラーはグリーンメタリックのツートンだったという。(出典: 二玄社 世界の自動車33巻「トヨタ」1972年8月21日発行)



【実車 主要データ】 1955年トヨペットクラウン(RS型)
全長4285mm・全幅1680mm・全高1525mm ・ホイールベース2530mm・車重1210㎏・R型 水冷 直列4気筒OHV1453ccエンジン・最高出力48ps/4000rpm・最大トルク10.0kgm/2400rpm・変速機3速コラムMT・乗車定員6名・最高速100km/h・販売価格98万円


★萬代屋(現バンダイ) 1955年トヨペット クラウンRS
1955年(昭和30年)11月、萬代屋が無償修理を謳って発売した保証制玩具の第1号であり、実車同様、日本の玩具史に残る製品。2010年(平成22年)に創業60周年記念として、バンダイではスケールをオリジナルより大きく造ったクリアケース入り復刻版を製作し関係者に配布しています。バンダイでは、初代クラウン後期型1959年RS21と1961年RS31も製品化していますが、観音前期型は後期型に比べるとシャープさに欠け、特にRSに於いてはフロント2分割ウインドが再現されなかったことが非常に惜しまれます。
RS発売の翌12月には実車にデラックス(RSD)が追加されたことから、萬代屋製品もRSの販売は短期間で終了し、フロントマスコット・リアサイドモール・ボンネット上のアンテナを追加したRSDに変更されています。現在のアンティーク・トイ市場に現れるのは大半がRSDです。RSDは販売期間が1959年春にRS21に替わるまでの3年程度と長くヒット商品であったためかジャンクを含めれば相当な数が現存しています。但し、オリジナルの箱が残っている個体は滅多に見かけません。


【バンダイ 1/20スケール 1955~58年 トヨペット クラウン RS/RSD型 主要データ】
・基本素材: ブリキ
・バンダイ品番(管理番号): 300番
・発売時期: 1955年(昭和30年)11月~1956年6月頃?、RSDにMC~1959年(昭和34年)3月頃まで生産。
・販売価格: 都内200円・全国220円
・全長21.0cm (実車比:1/20.4スケール)
・全幅8.2cm (実車比:1/20.5スケール)
・ホイールベース11.6cm (実車比:1/21.8スケール)
・ボディカラー(RS): ブルーグレイ、レッド、ライトブラウン等
・ボディカラー(RSD):ブラック、ライトブラウン、レッド、ネイビーブルー、ペパーミントグリーン等
・動力: フリクション
・箱のバリエーション: 海外向け英文表記箱を含め3種類?
・その他のバリエーション: RSDにアンテナ2種、「トヨペットデラックス」の文字入りリアナンバープレートの有無
・2019年現在のアンティーク玩具市場の推定評価額: 20~30万円程度 (箱付未使用ミントコンディションの場合)


●東京玩具商報1956年4月号 萬代屋広告 (国立国会図書館蔵書より複写。以下同)


萬代屋クラウンRSの写真と共に「小売店の声、親の気持ち・子供の夢より生まれたこの玩具は、新聞や週刊誌にも報道され、保証制の第一号として益々好評を博して居ります。」


●東京玩具商報1956年7月号 萬代屋広告


保証制玩具 第1号


●東京玩具商報1957年1月号 萬代屋広告
左下のクラウンがボンネットマスコットやアンテナを付けたRSDに替わっています。


●東京玩商報1957年2月号 萬代屋広告
日航DC-7C、マツダ三輪トラックと共にクラウンはトヨタと提携契約によるクラウン玩具化の意匠許可を得ているため類似品の発売をしないようにとの旨を同業他社に注意喚起した広告。


トヨタ自動車と提携商品のクラウン


●東京玩具商報 1957年 萬代屋クラウン折込チラシ


●講談社 幼稚園クラブ1956年8月号付録「どうようえほん」裏表紙 萬代屋広告
1956年7月発売の8月号で既にクラウンはRDDに変更されています。人工着色された茶色/赤のツートンは恐らく試作品。市販されたものはシングルカラーのみ。






【バンダイ1955~1956年クラウン RS型のバリエーション】

●RS ブルーグレイ
ブルーグレイにほんの少しパープルが入ったような色味です。保証券付の未使用品ながら、経年変化でウインドパーツが縮まってきています。












トヨタマークの入ったホイールキャップ


運転席




保証券 (表)・・・・・有効期限は昭和31年6月30日


保証券 (裏)



説明書


説明書全文
お父さま・お母さまにお願い!トヨペット・クラウン・・・この自動車は1956年型の国産車トヨペット・クラウンを模型化したおもちゃです。トヨペット・クラウンは東洋一の自動車工場と云われるトヨタ自動車名古屋挙母工場で流れ作業によって大量に生産されています。いままでのおもちゃの自動車は、すべて外国の自動車をモデルとして居りましたが、日本でもこのような美しいスタイルと素晴らしい性能を備えた、自動車が出来るようになりましたので、国産車の優秀性を、皆様に再認識して戴き、又愛用して戴くため、技術陣を動員して精巧な、しかも堅牢を誇る良心的な玩具を作りました。どうか可愛いお子様達にこの話をして戴き、永く愛用して遊んで戴くようお願い致します。
そのため、もし期間内に破損しました場合は、その自動車と添付の保証券を一緒に御送付下されば、二週間以内に完全修理して御返送致します。注意 御送付料は自己負担、御返送料は弊社負担 株式会社 萬代屋




緩衝材も工場出荷時のまま




●RS レッド









下箱に赤ボディを示す、REDのスタンプ




●RS ライトブラウン








●クラウンRS 全員集合!!




小さいミニカーは大きさ比較用1/64スケールTLV




【バンダイ1956年クラウン デラックス RSD型のバリエーション】

●RSD ペパーミントグリーン
RSは短期間で生産終了し、このパーツの多いRSDに交代しています。ルーフに「モデル玩具 トヨペットクラウンデラックス」のシールが残っているのは貴重です。箱絵は全て実車カタログから借用されています。上箱上面は1956年簡易カタログの表紙画を使用、上箱サイドの羽田空港とお堀端の風景も1955年12月のRSDデビュー版カタログ掲載のものが使用されています。


ルーフシール付






箱横のお堀端の風景は実車カタログから借用


羽田空港の風景も実車カタログから












●RSD ブラック
もしコレクションを1台だけに絞るならクラウンはやはり高級車然としたこのブラックでしょうか。








●RSD ネイビーブルー
レアカラーです。






●RSD ブルーグレイ






●RSD 輸出向け レッド
萬代屋は1959年のRS21では輸出向けには実車通りに左ハンドル化した製品を出していますが、RSDでは右ハンドルのまま海を渡ったようです。ウインドパーツがクリアからブルーに替えられています。箱は国内向けRSの箱を基本に英字表記に替えています。






下箱に赤ボディを示すREDのスタンプ






1956年式のモデル玩具である旨の記載。


日本語箱(上)と英字箱(下)の比較




●RSD 全員集合!!




小さいミニカーは1/64スケールTLV



※初代前期型トヨペット クラウンの実車カタログについては、2012年12月18日の「自動車カタログ棚からシリーズ」第98回記事をご参照ください。





★オマケ(その1): 初代クラウン前期型に乗った有名人

朝丘 雪路(1935年7月23日-2018年4月27日)


別所 毅彦(1922年10月1日-1999年6月24日)
1955年の日本シリーズMVPとなり、賞品のクラウンを獲得


岸 信介 首相 (1896年1月13日-1987年8月7日)
安倍総理の祖父。




★オマケ(その2): ホットウィール新製品 1971年ポルシェ911 POLIZEI
国内未発売と聞きましたが、じゅんいちさんもUPしてたので、もう入荷してる所が多いのでしょうか。 白/緑のPOLIZEIカラーがそそります♪大きなナロータルガPOLIZEIは、1/20スケールHUKI製 電動リモコン・トイ(1970年代製)。










★オマケ(その3): Any Time At All The Beatles 1964
今日のビートルズ。アルバム「ヤァ!ヤァ!ヤァ!」(A Hard Day's Night)収録曲。この曲もジョンのボーカルが抜群にいいですyone☆


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