★お盆休み
今日8月11日(金)~8月16日(水)あたりまでがお盆休みだよーという人も多いようですが、今年は台風が2つもやって来て、2つ目の台風はお盆休み後半の週明けに本州にも影響が出そうな状況のため、帰りの足を心配して里帰りなどお盆の遠出を躊躇っている向きも多いのではと思います。私の場合は東京生まれの東京育ちで、そもそも帰るべき里がないことと、そもそも出掛ける人が多く混んでいて各種料金も高い時期にわざわざ遠出をするのは賢明ではないと思い基本出掛けません。
コロナ5類移行当初は殆どの人がマスクをしていたのが、このところは猛暑の影響もあってかマスクなしで街を歩いている人もよく見かけるようになってきました。お盆休みの帰省や旅行でもマスクを外す人が今年は多いのではないでしょうか。
私の場合は根が慎重なこととマスクを外して歩くのはパンツを履かずにフルチンで歩くような感覚があること、マスクをすると他人に表情を見られず気持ちが落ち着くという理由から元々マスクが好きでコロナ禍前からマスクをしていることも多かったため、外気温が38度位の猛暑日でも基本的に外出時にはマスクをしています(大汗)☆☆
★閑話休題
今日は現在、銀座4丁目の日産ショールームで行われている60周年記念展示のブルーバードDP312ファンシーデラックスの実車と併せて大盛屋チェリカフェニックス22番等の初代最終型ブルーバードのミニチュアをご紹介しますne☆☆☆
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★銀座 日産ギャラリー60周年
銀座4丁目交差点角の日産ギャラリー(現在の正式名称は「NISSAN CROSSING」)が今年2023(令和5)年、1963(昭和38)年8月1日のオープンから丸60年となることを記念して、7月29日(土)から10月2日(月)までオープン当初の展示車両と同じダットサンブルーバードファンシーデラックスDP312とフェアレディSP310第1回日本GPクラス優勝車(BⅡカテゴリー)の2車が展示され、併せてブルーバードDP312プリクラ撮影やクイズ等のイベントも開催されています。
●1963年8月1日銀座 日産ギャラリーオープン時の展示車2台
左にSP310フェアレディ、右にP312ブル

今回のイベントでのオープン時と同じ2台の展示

●イベント専用 ブルーバードDP312が描かれた葉書サイズの印刷物

裏面


●1963年ブルーバード ファンシーデラックスDP312
初代310系と2代目410系のデラックスをベースに女性向け装備を追加して販売されたグレードがファンシーデラックスで展示車は1963年オープン時に展示されたブルーバードと同年式の初代最終型で女性向けグレード「ファンシーデラックス」用の特別装備の大半が現存している貴重な個体です。即ちレモンクリーム系とピンク系の2トーンのボディカラーと同色のホイール、助手席サンバイザー内蔵の化粧ポーチ、ビューティランプ、オルゴール入りフラッシャー(右左折時にオルゴールが鳴る♪)、車体色と調和した室内色、シートアジャスト量を女性向けを考慮し標準車より拡大、スリッパータイプのアクセルペダル、リヤシート上部のコートハンガー、フロントシート横の傘立て、ダッシュサイドのハイヒールスタンド、Bピラー内側の一輪挿し等々の30アイテム以上に及ぶ女性用特別装備の大半が新車時のまま現存しています。あまり乗られないうちにガレーヂに仕舞われ別のオーナーの手に渡ることもなく歳月を重ねた車両なのでしょうか。中古市場に流れて男性ユーザーに使われた個体は少なからずファンシー専用装備は外されてオリジナルに近い状態では殆ど現存していないと思われます。






室内には傘立てや一輪挿し

ボディ同色ホイール

運転席シート右側にハンドブレーキ

助手席側ドア前にハイヒールスタンド

【1963年式ブルーバード初代最終型 実車カタログより】
左ハンドルDPL312の英文2つ折カタログ


国内向け本カタログに掲載されたファンシーデラックス

ファンシーデラックス専用装備



●1963年ダットサン フェアレディ1500(SP310) 第1回日本グランプリBⅡクラス優勝車
ブルーバードと共に展示されているSP310レーシング。これは1963年8月の日産ギャラリー開館時に展示された個体と同じ日本GP出場車。






●大盛屋22番等の1963年初代最終型ダットサン ブルーバードDP312の立体造形物
初代ブルーバード最終年式である1963年型の立体造形物各種。全て当時物で日産特注のアンチモニー製シガレットケースは初代ブルーバード1962年型までのシガレットケースよりも一回り大きく造られた全長215㎜の1/18スケール、三和模型のプラモデルは全長125㎜で1/30スケール程度、大盛屋22番は全長98㎜で後のダイヤペットに引き継がれた1/40スケール。1962年型まではバンダイ等のブリキモデルが出ていますが最終型には残念ながらブリキ製品は存在しません。


●大盛屋チェリカフェニックス22番1/40スケール 1963年ダットサン ブルーバード1200デラックス DP312型
1963(昭和38)年6月発売。当時定価350円。アンチモニー製。発売後すぐに実車が2代目410系にフルモデルチェンジした関係で(と言っても410のプレス発表が9月18日のため約3ヵ月の間があります)生産量が少ないレアミニカーとして古くから知られる大盛屋22番ですが、同じ大盛屋のブルーバードでもフリクションシリーズ2番310ブルーバード(前後期有)がボディカラーによっては40~50万円台もの高値が付くのに対し、22番は高くても40万円を切る価格帯で流通しており、色違いの全貌が謎に包まれたフリクションシリーズと比べると、そこそこ数は残っている感じがします。22番は画像の2色以外にウグイス色(黄緑シート)が市場に出ています。




●大盛屋22番1/40スケール1963年ブルーバードDP312型「イエロークリーム(黄緑シート)」


ブルーバードなのに何故か箱にはセドリックのマークが印刷されています。





ボンネット・トランク開閉アクション付。アンチモニー製ミニカーは開閉することによって開閉時の当り部に傷が付いてしまうことが多いため、開閉する際には注意を要しますが22番に関しては開閉しても傷が付く恐れは低いようです。

E1型4気筒OHV1189cc55psエンジン

●大盛屋22番1/40スケール1963年ブルーバードDP312型「紺(空色シート)」


セドリックマーク入り





ボンネット・トランク開閉

E1型エンジン

【参考】大盛屋フリクションシリーズ2番ブルーバードのヤフオク高額落札例
1)2ndモデル箱無 50万3000円 (2022年11月19日終了)

2)1stモデル箱付 45万円 (2023年3月5日終了)

3)1stモデル箱無 40万円 (2021年12月13日終了)
本物かどうか不明ながら、「ときわ相互銀行」のノベルティ風台座付。

【参考】大盛屋フリクションシリーズ2番 初代ブルーバード1st/2ndのカラーバリエーション (henry Collection)
1stモデル:1959~1960年式310型のカラーバリエーション

2ndモデル:1962年式312型のカラーバリエーション

●三和模型(サンワ)1/30程度 1963年ダットサンブルーバード ファンシーデラックスDP312型 プラモデル
箱サイズ:縦110×横245×厚さ43㎜。本体全長:約125㎜。画像の個体は輸出向け製品で組立説明書も英文ですが、当然ながら国内向け日本語説明書付のモノも出ています。箱絵には専用の角型ミラーを付けたファンシーデラックスが描かれています。


フロントグリルは初代最終型の意匠を割合正確に再現しています。

三和模型・日本国内向けと三和倒産後の東京プラモ版の箱(henry Collection)

★オマケ(その1): 2023年8月のトミカリミテッドヴィンテージ新製品「1/64スケール1965年マスターライン・サーフィンジオラマセット(商品名:ジオコレ64 #カースナップ 19a サーフィン)」他
今月もトミカリミテッドヴィンテージNEOは怒涛のリリースですが(都内のショップでは8月9日から店頭に並び始めています)、購入したのは画像の通り、唯一の非NEO車である1965年?マスターライン付サーフィンジオラマセット(税込定価6820円)と日本のパトカーは意識的にコレクションしてきたためシーマ静岡県警パトカー(税込定価3520円)の2台のみ。他にシーマの1988年型タイプⅡ‐S、RX-7(1990年型FCのGT-X)が2色、GT-R2022が2色、エルガ日産自動車送迎バス、1984年フェラーリGTO黒もリリースされており、全て購入すると税込定価では4万7000円程度となる計算となり、もしそれだけ使うなら本物のビンテージミニカーを購入した方が満足度は高いと言えます。
今月買ったのはこの2台だけ。


マスターライン(1965年式?)は今後、ノーマルのエンジ、警視庁パトカー、尼崎市救急車、5ナンバーカスタムのリリースがアナウンスされており楽しみですが、所謂、角テールの後期型ばかりがリリース予定のため初期型の丸テール車もリリースしてほしいところです。
今回のマスターラインは、カラーリングを含めこの1965年のマスターライン実車カタログの海辺の絵に触発されて造られたセットのように見えます。





リアゲートは開閉(取外し)可能

リアルタイムのモデルペット1/42スケール1964年マスターラインとの比較


★オマケ(その2): 懐かしの商用車コレクションVol.69 トヨタカローラバン1979年「食料品店仕様」
2023年8月9日(水)書店発売新製品。税込定価2299円。spark/ダイキャスト製。何とも地味な感じが逆に良いです。個人的には4代目サニーバンのイメージが強いカラーです。


尾張小牧ナンバー



8月23日(水)発売の次回70号はデリカ75バン!

★オマケ(その3): 2023年8月発行 日産フェアレディZカタログ
税込920万円強の420psNISMO専用カタログ(と言っても1枚物ペラ)とZ432をリスペクトしたその名も「432オレンジ」がボディカラーに追加された本カタログ改訂版が出ています。本カタログの表紙はこれまでと同一ですがボディカラー掲載箇所が変更され9色から10色に増えています。


★オマケ(その4):今日のビートルズ「Rain」 1966
シングル「Paperback Writer」のB面曲としてリリースされたジョンの曲。リンゴはこの曲のドラミングがベストプレイだと語っています。