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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★1959年ミカド/浅草玩具ニッサン680タンクローリー ~ ブリキ自動車コレクションから202

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★ヤフオク委託出品結果
2月24日(金)夜終了分は全体に悲惨な結果でトータルの落札額は買い値の概ね3分の1~4分の1程度(入金する金額は諸手数料が差し引かれ更に下がります)となりました。特にショックだったのは次の2台で、同一金型を引き継いだダイヤペットよりも珍しい大盛屋ベレGのレアカラー赤についてはニアミント箱無の状態で3万円で購入したものが落札額6250円程度、あまり日本に入らなかったブルム限定品のポルシェ356パナメリカーナ仕様は定価の3分1程度と悲惨な結果となりました。
しかし、まあ、売ってしまったモノはもう取り返しがつきませんので、例え値段が例えタダ同然となっても本当に好きな人の手に渡り喜んでもらえるなら幸せと思わなければいけませんよne☆☆


1)大盛屋チェリカフェニックス50番1/40いすゞベレット1500GT 赤/紺シート 箱無 本体かなり綺麗
大盛屋のベレGは1963年の東京モーターショー時点の1500GTをモデル化したモデルと言われ、裏板の表示は金型を継承したダイヤペットと異なりBELLETT SPORTとなっています。大盛屋製ベレGには赤とイエロークリームがあり、この赤はレアカラーでニアミント箱無の状態で3万円で購入したものが何と落札額は6250円(@_@) 諸手数料を差し引かれた後の手取り額は4000円ちょっととなり、買い値の7分の1程度 (@_@) 現在のところ基本ダブリ以外は売っていないため、この赤/紺シートのベレGももう1台同じモノが手元にありますが、ポルシェ356とベレットは過去40年以上に亘り最も力を入れて集めてきた車種でもあり、この値段になるなら売らないでダブって持っていれば良かったと大後悔(;´・ω・)





2)BRUMM 1/43ポルシェ356パナメリカーナ1953年#162 限定1000台 箱付
入荷数が少なかった1000台限定シリアルナンバー付のブルム356パナメリカーナ仕様は、定価3000円+税にも関わらず落札額は何と1300円(@_@)
入金額は900円程度になってしまうため、これもダブリで手元にはまだもう1台ありますが、1000台限定中のシリアル番号違いでもあるため、この値段まで下がるのなら好きな356でもあり2台持っていた方が良かったと、これも大後悔(;´・ω・)
1980年代半ばから国内定価2500円~3300円程度でシート色違いを含め膨大なバリエーションが国内に入ったブルム製の356は見掛けたモノは全て購入し現在手元に200台程度あり、しかし、現在の買取値は当時定価の10分の1か良くても1台500円と聞きますので、現状では手放さずにずっと持っているつもりだったのですが、今回手放したパナメリカーナ仕様の限定品だけは見た目も綺麗でさすがに高値がつくはずと思い、稀少モデルのため元々故意にダブって買ってあった内の1台を手放してみたところが予想外の悲惨な結果となった訳です。ブルムの356が輸入された1980年代の中頃、トミカは黒箱/青箱が赤箱へ移行した時期ですが、当時、ブルムの356を買うお金で8台程度は買えたトミカを買っておいたとしたら、現在は大半が当時定価の5~10倍位に跳ね上がっているため、売却した場合にはブルムとは正反対に大儲け出来ることになります。








★3月3日(金)終了のヤフオク委託出品
という訳で、引き続き、手許のコレクションでダブって持っているモノや不要なモノを3月3日(金)夜終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧くださいne ☆
今回は1970年代前半(1972年~1973年頃)に定価170円で購入したものなどマッチボックスのダブりがメインです☆(以下は抜粋。赤文字クリックでヤフオクに飛びます。)


1)マッチボックス 15・16番1/138アトランティックトラクター&トレイラー 傷有・箱無・牽引フック欠 1960年代初頭



2)マッチボックス40番1/145レイランドロイヤルタイガーコーチ長距離バス 箱無1960年代前半



3)マッチボックス75番1/62フェラーリ ベルリネッタ旧ホイール ワイヤーホイール 箱無



4)マッチボックス67番1/61 VW1600TL 赤 旧ホイール 箱無



5)マッチボックス67番1/61VW1600TL 紫 SFホイール 箱付



6)マッチボックス20番1/58ランボルギーニ マーツァル 赤メタ 箱無



7)マッチボックス20番1/58ランボルギーニ マーツァル ピンク 箱付(傷み)



8)マッチボックス56番1/64フィアット1500 ルーフ荷物積 旧ホイール 箱付



9)マッチボックス5番1/55ロータスヨーロッパ 薄紫 箱付



10)マッチボックス24番1/67ロールスロイス シルバージャドー エンジメタ SFホイール箱付



11)マッチボックス69番1/64ロールスロイス シルバーシャドー コーニッシュ(コンバーチブル) 青メタ箱付



12)マッチボックス31番1/74リンカーンコンチネンタル 緑金メタ SFホイール 箱付



13)マッチボックス8番1/65フォードマスタング ワイルドキャットドラッグスター オレンジ 箱付



14)マッチボックス8番1/65フォードマスタング ワイルドキャットドラッグスター ピンク 箱付



15)マッチボックス15番1/59VWビートル1500モンテカルロラリー赤メタ SFホイール 箱付



16)京商1/43ロータス47GT(ロータスヨーロッパ)赤/白 紙箱無



17)Siku 1/60? ポルシェカレラ906 カレラ6 レタリングホイール 箱付(傷み)



18)ダイヤペットR-40番16番1/80 国鉄DD51ディーゼル機関車 手摺一部欠損 珍品 難有 箱付(傷み大)



★閑話休題
今回はミカド工業/浅草玩具のニッサン680タンクローリーをご紹介しますne♪♪♪☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・


★日産の大型トラック
日産の大型トラックは車両型式の10の位が「8」で戦前の80型に始まり、180型、380型、480型、580型、680型、780型とモデルチェンジに合わせて100の位の数字を増やす形で型式名称が変遷しています。
日産は日産ディーゼル(現UDトラックス)との業務提携により1976(昭和51)年の780型を最後に大型トラックの生産からは撤退しています。日産製の大型トラックは戦前1937年(昭和12年)の80型から1976年(昭和51年)に780型が生産中止となるまで約40年に亘り生産されていますが、2023年現在、日産が大型トラックの生産を終えてから既に47年の時が流れ、現在では日産が大型トラック(及びバス)を生産していた史実を知らない人も多いと思われます。


★ニッサン680型トラック
1959(昭和34)年3月にデビューした680型トラックは来るべく新しい時代1960年代に向け日産が全面的に新設計した車両で、その開発は前代の580型トラックがデビューした1955(昭和30)年より始められています。外観的な特徴は初代セドリックより約1年早く国産車としては初めて採用された縦置きデュアルのヘッドライト。その他、2分割ながら大きく左右に湾曲した曲面ガラスを使用したパノラマウインドやフェンダー上に独立して付けられた橙色のウインカーを持ち、機構的には発売時点では国産最強だったガソリン車用のOHV3956cc125馬力エンジン(姉妹車の日産ディーゼル製U/UG680は 2サイクルUD3型ディーゼル120馬力エンジン)を搭載し、大型ハイポイド・ギヤをもつリア・アクスルや3枚歯式ローラーをもつステアリング機構も完全新設計となっていたことなどが特徴でした。1966(昭和41)年のマイナーチェンジで横目4灯の681型となり、同時期のトヨタの大型トラックFA100型とも似た印象の凡庸で非個性的な顔付となり、残念ながら縦目ライト680の持っていた強烈な外観上のインパクトは失われてしまいます。


●日産ディーゼル広報誌「ディーゼルニュース」1960年10月号 通巻126号 表紙を飾ったUG680ダンプ(B4判・8頁)
680の貴重なカラー画像。岩手ナンバーのうUG680が銅精錬所で稼働中の撮影。ボンネット先端上部に680のレタリング、白く太い2本のグリルの上側中央にNISSANのレタリングが入るのは本家・日産製の前期型680も同一。



●1964年 ニッサンディーゼル U(L)G680型トラック 輸出向けカタログ 表紙 (A4判・英文2つ折4面)
北海道の牧場で撮影されたと思われるカラー画像。
NISSANのレタリングがフロント先端上部に移され、白いグリル部分からはレタリングが消えた後期型。これも本家・日産製の後期680も同一。



【1959年 ニッサン 680型トラック 実車主要スペック】 (1959 Nissan Truck Typ.680 Specifications)
全長7085㎜・全幅2275㎜・全高2310㎜・ホイールベース4200㎜・車重3625kg・FR・P型水冷4サイクルOHV3956cc・最高出力125ps/3400rpm・最大トルク29kgm/1600rpm・最大積載量5トン・乗車定員3名・電装系12V・最小回転半径8200㎜・最高速度97km/h・東京渡し販売価格123万円・シャシー開始番号680-9-00001


【ミカド工業/浅草玩具 1/24スケール程度 1959年ニッサン680タンクローリー ブリキ玩具 主要データ】(1/24scale 1959 Nissan Truck Typ.680 Tanker by Mikado&Asakusa Toy Tinplate Model Toy)

・基本素材: ブリキ
・品番(製品管理番号):ミカド工業製 不詳、ATD浅草玩具 A-15082、A1浅草玩具 No.108-1-2-014
・製品名: ミカド工業 ニッサンガソリントラック、ATD浅草玩具/エーワン浅草玩具 キングガソリントラック
・タンク部にプリントされた石油元売り企業名: ミカド工業 日本石油、ATD浅草玩具/エーワン浅草玩具 ESSO
・発売時期: 1963(昭和38)年9月(ミカド工業)~1971(昭和46)年頃(1966年頃?ミカド工業倒産後は浅草玩具に金型移動)
・販売価格:都内600円/全国660円(後に都内700円/全国770円に値上げ)
・全長: 470㎜(実車全長10340㎜)
・全幅: 95(キャブ部:実車比1/23.9)~110㎜(タンク部)
・全高: 105㎜(キャブ部:実車比1/22)~120㎜(タンク部)
・ホイールベース: 実車には存在しないミカド工業オリジナルデザインの8軸車であるため割愛
・スケール表記: なし
・箱サイズ: 縦140×横472×厚さ115mm
・動力: 最前輪フリクション内臓
・バリエーション: ミカド工業 日本石油のプリント違い2種、ATD/エーワン浅草玩具 ESSO
・シャシー再現: なし
・入手難易度: ミカド工業 日本石油仕様 10段階評価でレベル8~9程度、ATD/エーワン浅草玩具 ESSO仕様 10段階評価で6程度
・2023年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: ミカド工業 日本石油仕様 7~12万円程度、ATD/エーワン浅草玩具 ESSO仕様4~6万円程度(何れも箱付未使用美品の場合)


●東京玩具商報1963年10月号 ミカド工業 ニッサンキングトラックシリーズ 広告(国立国会図書館の蔵書より複写・転載)
菱形にMKKの文字の商標の東京都葛飾区青戸町に存在したミカド工業の広告。計9種類も掲載されている中でステーキトラックと郵便トラックの2つは後の浅草玩具製では再販された形跡がありません。日本石油仕様のガソリントラック(タンクローリー)はこの広告のモノと今回ご紹介する手元に在る個体とでは日本石油キャラクターの有無等の差異があり、この広告のバージョンは広告用試作品のみだったのか市場に2種類のプリント違いの日本石油バージョンが出ていたのかは不明です。ミカド製ニッサン680のみ、フロントグリルに「ニッサン」のレタリング、フロントナンバーに品4のロゴの入ったパーツが付いています。


ガソリントラック



●浅草玩具1968年版カタログに掲載されたミカド工業の金型を流用したニッサントラックシリーズ
浅草玩具への金型移動後は版権の問題からかフロントの「ニッサン」のレタリングが消えています。ミカド製に存在したステーキトラックと郵便車がラインナップから消えた一方でジャングル大帝レオのプリントを施したバージョンやカートランスポーターといったミカド製にはないバリエーションが追加されています。


品番A-15028 キングガソリントラック




●ミカド工業1/24スケール1959年ニッサン680タンクローリー「日本石油」(箱無・リア静電気放電用鎖欠品・傷錆有)
そこそこ遊ばれた個体で全体に傷み有ながら幸い大きな欠品はなくオリジナルの姿を留めています。




ミカド製のみに付くフロントグリルのニッサンのロゴと品4のナンバー








TLV1/64ニッサン680日通トラックとの大きさ比較




1960年代前半の日石キャラクター?(キャラの名称等を御存知の方は御教示ください)


ドアには円形の別パーツが付きライオンのような顔がプリントされています。運転席はハンドルのみが付いた簡略表現。


シャシー裏面


前部裏面にMKKミカドの商標



◎トミカダンディ052番1/60日野セミトレーラータンクローロー日本石油との並び






●ATD浅草玩具1/24スケール1959年ニッサン680タンクローリー「ESSO」(箱付・美品)
ミカド工業から浅草玩具へ金型が移った後の最初の製品。浅草玩具版ではフロントグリルのニッサンのレタリングが消され、タンクの石油会社のプリントは日本石油からESSOに変更されています。浅草製のESSOには2種類があり、これは浅草製の初版でキャブドアにミカド工業時代と似たライオンの顔の円形プリントパーツが付き、シャシー裏の商標はATDとなっています。




ミカド製のフロントグリルにあった「ニッサン」のロゴが消え、ナンバー文字は品4から「A-2331」に変更されています。






TLV1/64ニッサン680日通トラックとの大きさ比較


ミカド工業時代と似たドアに付けられたライオンの顔のプリントパーツ、タンク部にはESSOのキャラのプリント入り。




シャシー裏面


シャシー裏の後端に取付られた静電気放電用の鎖。


前部裏面にATD浅草玩具の商標




●エーワン浅草玩具1/24スケール1959年ニッサン680タンクローリー「ESSO」(箱付・凹み有・浅草2版最終製品)
浅草玩具版のこの最終製品では、キャブドアのライオン顔の円形パーツがA1ロゴの円形パーツに替わり、シャシー裏の商標はA1に替えられています。箱付ながら、少し遊ばれたのかタンク部左後ろに少し手間を掛ければ修復できそうな凹みが見られます。










TLV1/64ニッサン680日通トラックとの大きさ比較


ドア部に取付けられた、丸い別パーツはライオンの絵柄からA1ロゴに変更されています。




シャシー裏面


前部裏面にA1のロゴ




●ミカド工業/浅草玩具1959年ニッサン680タンクローリー3種の並び
左からミカド、ATD浅草、エーワン浅草。










1/64TLVニッサン680との大きさ比較


浅草玩具の箱2種(上:ATD、下:エーワン)






●1960年代の日本製ブリキ日本石油タンクローリー国産車3種の並び
左から、ミカド工業ニッサン680、アオシンいすゞTX(キャブ部プラ製)、野村トーイ トヨタDA100(アオシンと野村製については別記事にてご紹介予定)。




※ニッサン680トラックの実車カタログについては2015年3月8日の自動車カタログ棚からシリーズ第258回記事をご参照ください。






★オマケ(その1): 1/80いすゞTX日本通運仕様
細密な鉄道模型作品や周辺情景パーツの製作で著名な幌歌内さんに津川洋行ベースの1/80いすゞTX日本通運仕様の製作をお願いしていたものが出来上がって手元に届きました。何ともアバウトな出来の津川製品が別物のように細密な16番サイズの日本型鉄道模型と一緒に並べても違和感のない姿に生まれ変わり感動しました。今回のメイン記事の大きさ比較として使用したTLV1/64ニッサン680日本通運、トミーテック80トラックコレクション1/80日野C30日本通運と往年の日通トラック3台並びを写してみました(TLVのみスケールが大きいため遠景に置いています)。










★オマケ(その2): 懐かしの商用車コレクションVol.57 トヨタクラウンバン1985年「首都高速道路公団 道路パトロールカー仕様
2023年2月22日(水)書店発売 新製品。税込定価2299円。7代目クラウンのバン道路公団仕様車で今回の号は何故か妙に人気があり、発売日に完売した書店が多かったようです。










3月8日(水)発売の次号は日産クリッパーゴミ収集車。




★オマケ(その3): スペシャルスケール1/24国産名車コレクション Vol.167 トヨタセリカ クーペ1800GT-TR 1983年 シルバー/黒ツートン
2023年2月22日(水)書店発売 新製品。税込定価4499円。上掲の懐かしの商用車クラウンバンを買いに行った書店の店頭にまだ何台か在庫があり、1980年代の日本車は私の芸風からは外れるものの、3代目セリカクーペのミニチュアは少ないこととアメブロを始めた頃から10年以上お馴染みのセリカ197012さんの若かりし頃の愛車という親近感から1台購入。


嬉しいドア開閉アクション










★オマケ(その4): 週刊ランチアストラトスをつくる 創刊号
2023年2月22日(水)書店発売 新製品。税込定価299円。これも上掲の懐かしの商用車クラウンバンを買いに行った書店の店頭に山積みされていて例によって安さに釣られて1つ購入。しかし、しかし、ストラトスらしいボンネットの大パーツ、優勝した1976年モンテカルロラリーの専用プレート、ステアリングなどが付いてこの価格は文字通り「買わなきゃ損」のような印象。しかし、第2号からは定価約2000円で110号までとの記載があり、全て作ると軽く20万円オーバーの本シリーズをこの創刊号を買ったことをきっかけに作ることにしたという人はスーパーカーブーム世代のコアなストラトスファンでもなければそうそう大勢はいないような気もします。
ミニカーは大きさ比較用1/43マルシンミニスターのストラトス「モンテカルロラリー仕様」。


これだけのパーツが付いて299円は格安に感じます。




★オマケ(その5): 今日のビートルズ「You're Going To Lose That Girl」 1965
この曲は映画「Help!」の中での演奏シーンを思い出しますが、個人的には半世紀前の中2だった1973年からずっと変わらず好きな1曲です。それにしても、ジョンのボーカルが何とも魅力的ですyone♪☆


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