★ジェットコースター
一昨日2月10日(金)は東京でも雪が降り凍えるような寒さだったのが、一転して昨日からは春を思わせるような季節外れの暖かな陽気です。普段雪のない生活をしていると、毎日雪かきをするような生活になったら大変だろうなと思う一方でたまには雪が積もって雪景色になったら綺麗でいいだろうなあという気持ちがあるのですが、今回は急激に気温が上がったこともあり、あっという間に雪は消えてしまいました。でも、実際に雪が積もると雪に弱い首都圏では電車は遅れ、道路はすぐに渋滞して何かと大変ですyone☆☆
★引続きコレクション縮小のため委託出品中!!
手許のコレクションでダブって持っているモノや不要なモノなどを2月16日(木)夜終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください (以下は抜粋。赤字クリックでヤフオクに飛びます)☆☆
カタログは全てダブりですが、整理を進めればダブリだけでもまだまだ相当な数が出てきそうです。
1)サングラフ1959年12月号 デメキン スバル360表紙 A4判/92頁
ブルーグレイの初期のスバル360が表紙を飾ったビンテージ・スバリスト向けのレアなグラフ誌。

当時の教習所についての記事も掲載されています。画像をよく見ると教習車はクラウンRS等の乗用車以外にバーハンドルの三輪トラックも沢山写っています。

2)仏DINKY 515番1/43 フェラーリ 250GTピニンファリーナ 青メタ 窓枠等タッチアップ 箱付(傷み)


3)MEBE TOYS 品番A29 トヨタ2000GT カラシ色 箱無
当時物のトヨタ2000GTのダイキャストミニカーの中で最も出来の良いメーベ製。


4)POLITOYS No.516 1/43アルファロメオ ジュリアTZ青メタ ミラー欠品 箱無
青メタリックのボディに赤いシートが映えます。


5)POLITOYS No.506 1/43アルファロメオ ジュリアSS 茶・全体に傷み有 箱無


6)仏DINKY 80F 1/50? ルノーミリタリーアンビュランス箱付
リアゲート開閉ギミック付。


7)英CORGI 1/50? SMITH‘S家庭用品移動販売車 箱無


8)英MATCHBOX 27番 1/80? 1958年キャデラック シックスティースペシャルセダン 箱付美品


9)英HUSKY 1/60?シトロエン サファリ ボート積 金メタ 箱無

10)POLITOYS M24番 1/43アルファロメオ33ルマン#2 箱付

よく出来た質感の良いエンジン

11)京商1/64 スカイラインGTS-X R31黒メタ・カード&箱付

12)カタログ1983年9月マツダサバンナRX-7(初代SA)29.5×30㎝・42頁


13)3)カタログ1982年11月 2代目フェアレディZ ターボ追加 25×30㎝・ 36頁


14)カタログ1981年9月 初代ソアラ デビュー版 29.5×24.5cm・32頁


15)カタログ1982年11月 3代目セリカ 1800ツインカムターボ追加ヒラメ 29.5×24.5cm・32頁 価格表付


★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第201回記事として、野村トーイおよび三橋の1966年初代ボンゴトラックをご紹介しますne☆☆☆
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
★初代マツダボンゴ
初代ファミリアのオールアルミ製「白いエンジン」(水冷4気筒782cc)を商用向けにトルクを太くするなどのチューンを施した上でリアに搭載したリアエンジン・リアドライブの小型商用車として1966(昭和41)年5月に市販が開始されています。トラック・ワンボックスバン・後部サイドウインドが塞がれたルートバン・ワンボックス乗用ワゴン「コーチ」の4タイプが同時に市販開始されています。
初代ボンゴの特徴は初代スバルサンバーとも通じる愛くるしいルックスとRR故に実現できたボディ中央部の超低床にあり、折しも日本のモータリゼーションの波にも乗り売り上げを伸ばし、1976(昭和51)年まで10年以上の長寿を保っています(初代ボンゴの販売終了と1977年9月の2代目ボンゴのデビューの間には多少の販売空白時期が存在した模様)。
●1966年 マツダ ボンゴ 三菱電機販売店納入車 専用リーフレット (A4判・表裏1枚)
三菱電機購入斡旋指定車と書かれた、三菱電機/東洋工業のダブルネームで発行された非常に珍しい印刷物。

裏面にはプロシード、ファミリアトラック、B360トラックの三菱電機仕様も掲載されています。

●1968年2月 マツダ ボンゴ トラック 専用カタログ (A4判・表裏含め12頁)

小鳥屋さんのボンゴトラック

運転席は左ハンドルにも対応可能な左右対称デザイン。

【1966年マツダボンゴ トラック デラックス 実車主要スペック】 (1966 Mazda Bongo Truck Deluxe typ.FSA Specifications)
全長3770㎜・全幅1500㎜・全高1700㎜・ホイールベース2000㎜・最小回転半径4100㎜・車重765kg・RR・SA型水冷4サイクル直列4気筒OHV782cc・圧縮比8.5・最高出力37ps/5000rpm・最大トルク6.3kgm/3000rpm・四輪独立懸架・変速機4速フロアMT(1速以外シンクロ)・乗車定員2名・最大積載量500㎏・燃料タンク容量30ℓ・燃費20km/ℓ(平坦舗装路)・最高速度100km/h・販売価格42万5000円(スペアタイヤ・標準工具一式付)
【野村トーイ(三橋) 1/12(1/17)スケール 1966年マツダボンゴ トラック 主要データ】 (1/12scale/1/17scale 1966 Mazda Bongo Truck by Nomura Toy/Mitsuhashi Tinplate Model Toy)
・基本素材: ブリキ
・品番(製品管理番号): 野村トーイ ノーマルNo.367、野村トーイ郵便車No.475、三橋は不明
・発売時期: 1967~1973年頃(市場在庫は1978年頃まで)
・販売価格: 野村トーイ ノーマル都内550円/全国600円(後に都内580円/全国640円に値上げ)、野村トーイ郵便車 都内580円/全国640円、三橋は不明
・全長:野村トーイ32.5cm(実車比1/11.6) 、三橋22.5cm(実車比1/16.8)
・全幅:野村トーイ13.5cm(実車比1/11.1スケール)、三橋8.0cm(実車比1/18.8)
・シャシー再現: なし(両社共)
・ホイールベース:野村トーイ17.5cm(実車比:1/11.4スケール)、三橋13.0cm(実車比:1/15.4)
・箱サイズ:野村トーイ 縦14×横33×厚さ15cm、三橋 縦9×横23×厚さ10.3cm
・ボディカラー: 野村トーイ クリーム/パステルブルー・クリーム/パステルイエロー・レッド(郵便車)、三橋 水色/青ツートンのみ
・動力: 前輪フリクション
・入手難易度: 野村トーイ 10段階評価で6~7、三橋 3~4
・2023年現在のアンティークトイ市場の推定評価額: 野村トーイ 5.5~8万円程度、三橋 2~3万円程度(箱付未使用ミントコンディションの場合)
●野村トーイのカタログに掲載されたマツダボンゴトラック
1968年版カタログでは都内550円/全国600円としてノーマルのみが掲載されています。

ホンダT360、2代目サンバー、2代目トヨエースの郵便車等も掲載されています。

1971年版カタログでは定価が都内580円/全国640円に上がり、郵便車が追加されています。


●野村トーイ1/12スケール 1966年マツダボンゴ トラック (クリーム/パステルブルー・美品・傷み大ながら箱付)
カラーリングを含め実車を忠実に再現した造りは、野村トーイが残した傑作の1台と言えると思います。







荷台のプレスも正確に再現されています。

手前はマツダ100周年記念特注1/43初代ボンゴバン


別パーツのメーターナセルなど忠実に再現された運転席

120㎞までのスピードメーターも実車通りに再現


シートバック中央には戦前から変わらない菱形にTN文字の野村商標

ホイールキャップには旧マツダマーク

シャシー裏

●野村トーイ1/12スケール 1966年マツダボンゴ トラック (クリーム/パステルイエロー・美品・箱無)
この個体は1978(昭和53)年9月3日(日)、私が18歳の時に都内某所で発掘したもの。残念ながら箱無。裸の状態で店頭にあったものを購入。1978年頃は都内を中心に玩具店の在庫を探し回り、まだ、そこそこ60年代モノが出てきた時代でした。2023年現在、45年間も手元にあることになります。ずっと目が届く場所に展示してあり、2011年の東日本大震災の折に落下して荷台左側面に傷が出来ています。






荷台左側中央の扉部分に若干の傷


マツダ100周年記念特注1/43初代ボンゴバンとの大きさ比較


シャシー裏

●野村トーイ1/12スケール 1966年マツダボンゴ トラック 郵便車(美品・箱付)
郵便車は残念ながら手元にないため、ヤフオク出品画像より転載。同じ野村トーイの2代目スバルサンバーや2代目トヨエース中小サイズの郵便車よりも現存数は多い印象です。赤塗装に替えて左右ドアに白い郵便マークを付けただけのバリエーション。




●三橋1/17スケール 1966年マツダボンゴ トラック (美品・箱付)
実車とリアルタイムに発売されたのは野村製とこの三橋製の2種のみながら、三橋製は実車の印象が上手く再現されていません。プリントが多用されプロポーションもバランスも悪く全体に玩具然とした印象の製品ながら箱絵はきちんと描き起こされており、本体よりむしろ箱の方が魅力的です。この個体も上掲の野村トーイのパステルイエローの箱無と同じ1978(昭和53)年、こちらは5月2日(火)のゴールデンウイーク中の探索の折に都内某所でデッド品を入手したもの。

リアエンド左下の三角にM文字が三橋の商標

商標も含む1960年代初頭時点の三橋の企業情報





魅力的な箱絵

一応リアエンジンが表現された荷台廻り

マツダ100周年記念特注1/43初代ボンゴバンとの大きさ比較

運転席のプリントは実車カタログなどを見ずに適当にデザインされたらしく、残念ながら実車の意匠とは全く異なります。

シャシー裏

●1/12野村トーイ&1/17三橋 1966年マツダボンゴトラックの並び
ミニカーは2020年のマツダ100周年記念にマツダが特注した1/43スケール初代ボンゴバン(税込定価9570円/2023年2月現在マツダHPで発売中)。




元箱2種



※初代マツダボンゴの実車カタログについては2013年8月29日の自動車カタログ棚からシリーズ第170回記事をご参照ください。
●オマケ(その1):懐かしの商用車Vol.56 ダットサントラック620冷凍パネルバン1975年「精肉店仕様(肉のカイシン)」
2023年2月8日(水)書店にて発売の新製品。spark/ダイキャスト製。税込定価2299円。Vol.47の工務店仕様に続くバリエーションながら、今回の精肉店仕様ではロングホイールベース化され、良い感じに仕上がっています。



リアルな荷台

2月22日(水)発売の次号は1985年クラウンバン道路公団。

●オマケ(その2):アジア地域限定トミカA0-02番 いすゞエルフ車両運搬車
国内向け20番の青ボディに黄色い117クーペを積載した通常品は既に絶版になっていますが、アジア地域限定でシルバーボディに赤い117クーペを積載した新たなバリエーションが一部専門店等で発売になっています。エルフも117もいすゞ車ということから、いすゞファン向けとも言えるトミカ。117はよくよく見るとプロポーションも悪くありません。

赤い丸目4灯117クーペ


●オマケ(その3): 今日のビートルズ「money」1963
60年前の1963年録音。これもジョンのボーカルが非常に魅力的なカバー曲。ジョンは1969年9月のクラプトン等を率いたトロントライブでも、この1963年バージョン以上にパワフルに歌っています。