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★1958年 萬代屋リンカーンコンチネンタルMkⅢ ~ ブリキ自動車コレクションから 194

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★ひょっとしたらひょっとするかも?・・・
ひょっとしたらひょっとするかもなんて思ってみても、あのポルシェを生んだ国ドイツにまさか勝つ訳がないと思っていたのがひょっとしちゃって・・・。
それから今度はあのアンドレス・セゴビアやナルシソ・イエペスやパコ・デ・ルシアを生んだスペインに勝つ訳がないと思っていたのが、またまたひょっとしちゃって・・・。
で、まあ次の壁を破ってベスト8に入るのはさすがにハードルが高そうなので、3度目のひょっとしたらひょっとしては、さすがにないかもねぇ・・・、なんて言っていると、またひょっとしちゃったりして・・・ネ☆☆



★引続きコレクション縮小のため委託出品中!!
手許のコレクションでダブって持っているモノや不要なモノなどを12月9日(金)夜終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください (以下は抜粋。赤字クリックでヤフオクに飛びます)☆☆



1)Oゲージ カツミ模型店ED58自由形電気機関車 EF58試験塗色リペイント?元箱無


2) 津川洋行 モデルプランニング1/80 いすゞTX41型トラック ホワイトメタル製 箱付


3) 香港製1/43? DCT品番210 フィアット ディーノ プラケース付 フィギュア2名+犬乗車


4) 香港製1/43? DCT品番209 ランチア フルビア クーペ プラケース付 フィギュア2名+犬乗車


5) 英国製CORGI 382番1/43ナローポルシェ911Sタルガ 緑メタ箱付


6)デンマーク製KiRK(Tekno)935番 1/43 ナローポルシェ911Sマスタード箱無


7)仏Solido 24番1/43ナローポルシェ911カレラRS 1973赤 箱付


8) 英DINKY 688番 1/43?ARTILLERY TRACTOR 野戦砲軍用トラクター 箱付


9)spark 1/43 ジャガーK120 アイボリー 箱付未展示品


10) BIZARRE 1/43 ニッサン240RS モンテカルロラリー1982 #12 シルビア箱付


11)EBBRO 1/43 ポルシェ911ターボGOLD 箱付未展示品


12)MINICHAMPS 1/43ポルシェ911Rオレンジ/白ストライプ(991) 箱付未展示品 限定333台


13)京商 1/43 ハコスカ2000GT-Rレーシング緑/白(KPGC10)都平健二#30紙箱無


14)EBBRO 1/43 日産フェアレディ240ZGマルーン紙箱無


15)マーキュリー復刻1/43 フィアット600ムルティプラ黒/赤 箱付


16)タミヤ1/48プラ製メーカー完成品MMコレクション フォルクスワーゲン82Eドイツ陸軍 VWビートル 箱付


17)タミヤ1/48プラ製メーカー完成品MMコレクション U.S. 1/4-ton アメリカ陸軍 小型四輪駆動ジープ 箱付


18)国産名車1/43初代トヨタセンチュリー1967黒 プラケースのみ冊子等無



★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第194回記事として萬代屋(現バンダイ)の1958年リンカーン コンチネンタル マークⅢをメインにご紹介しますne☆☆☆




・・・・・・・・・・・・・・・・・・・



★1958年リンカーン コンチネンタル マークⅢ
1939(昭和14)年2月28日、父ヘンリー・フォードから社長職を引き継いだ息子エドセルの構想により自らのパーソナルユースを目的とした最初の特別仕様のリンカーン「コンチネンタル・MkⅠ」が試作され、同年6月に2台目の試作車が造られた後、翌1940(昭和15)年10月より市販に移されています。このクルマはエドセルがヨーロッパ大陸を旅行中に閃いた構想により誕生したことから、「コンチネンタル」(=ヨーロッパ大陸)と名付けられています。コンチネンタルは、アメリカ車にはない欧州製高級車の貴族的で審美的なオリジナルな美しさと欧州車にはないアメリカ車の近代性や合理性を融合/消化した高次元のクルマであり、GMのハーリー・アールにデザインの優位性でフォードが打ち勝つことも視野に入れた結果とも言われます。ところが、エドセルは1943(昭和18)年5月26日に49歳の若さで胃癌により早世してしまいます。皮肉なことにコンチネンタル・MkⅠはエドセルの死後、戦後1947(昭和22)~1948(昭和23)年に掛けて最も多くが造られています。
このMk.Ⅰについては自動車史研究の巨人・五十嵐平達氏(1924~2000年)が1942(昭和17)年に東京の路上で何と日本人所有のライトグレイの1940年型カブリオレを2度も見掛けたが、戦後、そのクルマの情報は色々探しても皆無であったため戦災で消滅したと思われる旨を記されており、戦後に於いては1950(昭和25)年の丸の内の路上で進駐軍が持ち込んだ1940年型カブリオレ、1949(昭和24)年~1950(昭和25)年に掛けては1941年型の進駐軍ナンバーのクーペが横浜市内の路上に現れ、この戦後の日本に棲息した2台については模型を含む戦後日本の自動車趣味界を牽引した重要人物であり神奈川県知事を務めた内山岩太郎氏の三男で丸紅ブラジル副社長を務め初期のモーターマガジンに頻繁に寄稿されていた、五十嵐氏の盟友でもあった故・内山勇氏が多数の写真を撮られており、五十嵐氏の著書・二玄社・世界の自動車47巻「リンカーン」には内山氏撮影の画像が多数掲載されています。
その後のコンチネンタルは、1955(昭和30)年10月5日に「コンチネンタル・MKⅡ」が発表され約1万ドルという高価格車ながら1957(昭和32)年までに3012台が生産/販売され、1957年10月に1958年型としてフルモデルチェンジを遂げたリンカーンでは「リンカーン・コンチネンタル・MKⅢ」がラインナップに加えられいます。
MkⅢは巨体に大出力エンジンを積んだ恐竜のように大きく華やかだった時代のアメ車の筆頭格の1台でもあり、1958年型の7052cc/375hpのエンジンは他車を圧倒していました。しかし、実はこのMKⅢの高出力はパワー競争の馬鹿馬鹿しさにアメリカの大衆が気付きパワー競争に終止符が打たれることをフォード自身が狙ったものであったと言われ、その反動としてMkⅢ誕生の2年後には1960年型としてコルベアやファルコンといったコンパクトカーが相次いでデビューしアメリカでは小型車ブームが巻き起こることとなります。
MkⅢでは上品さは薄れた代わりに従来のリンカーンとは一線を画す迫力のあるデザインとなり、五十嵐平達氏はリアルタイムで目撃したMkⅢは羽田空港の4発航空機よりも遥かに斬新で宇宙船のような迫力を感じた旨を記載されています。この時代のアメリカの高級車にはパワーシート、パワーウインド等現在の自動車に付いているパワー装備は既に殆ど全てが備えられていましたが、1958年型リンカーン・コンチネンタルでは垂直に立てられたリアウインドの中央部までもがボタン一つで昇降したのでした。
1958年型のリンカーン・コンチネンタルがMKⅢ、1959年型がMKⅣ、1960年型がMKⅤとマイナーチェンジを受けた後、1961年のフルモデルチェンジに於いては遂に全てのリンカーンがコンチネンタルを名乗ることとなります。


●ひかりのくに絵本「あたらしいじどうしゃ」表紙 (B5判・表裏共12頁)
ひかりのくに昭和出版、1960年頃発行。当時定価50円。表紙は1958年リンカーン。グリルがコンチネンタル特有の細かな格子状ではなく荒い水平基調のため、中級グレードのプレミアまたは下級グレードのカプリが描かれています。この絵本は同時代のアメ車(エドセル、キャデラック、インペリアル等)とベンツやロールスといった欧州車の絵で構成されています。表紙のリンカーンは地名表示が付く前の都内登録の3ナンバーとなっています。輸入自由化前の時代でもあり実際にこのクルマを所有し、この絵のように夫婦と子供の4人で家族ドライブが出来た日本人は殆ど存在しなかったと思われます。



●1957年10月発行 1958年リンカーン カタログより抜粋 
今回ご紹介する萬代屋(現バンダイ)製の1958年式リンカーンコンチネンタルは2ドアHTクーペとカブリオレをモチーフとしています。






バンダイ製でもプリント再現されているメーターパネル


1958年型リンカーンのボディ・バリエーション。4ドアセダン・4ドアHTランドウ・2ドアHTクーペの3つが全グレード共通のボディ、コンチネタルのみコンバーチブルが選択可。




【1958年リンカーン・コンチネンタル Mk.Ⅲ 2ドアハードトップクーペ 実車主要スペック】 (1958 Lincoln Continental Mark Ⅲ 2-Door Hardtop Coupe Specifications)
全長5817mm・全幅2035mm・全高1435㎜・ホイールベース3327㎜・車重2370kg・FR・水冷90度V型8気筒OHV 7052cc・最高出力375HP/4800rpm・最大トルク67.76kgm/3100rpm・変速機3速コラムAT・乗車定員6名・フルパワー装備・最高速度180km/h・米国内販売価格$6283



【萬代屋(現バンダイ) 1/20スケール1958年リンカーンコンチネンタル MkⅢ 2ドア ハードトップクーペ ブリキ製モデル玩具 主要データ】 (1/20scale Lincoln Continental Mark Ⅲ 2-Door Hardtop Coupe by Bandai-ya Tinplate model Toy KEY DATA)

・商品名: リンカンコンチネンタルセダン/リンカンコンチネンタルオープン(国内向け箱の表記)、Lincoln Continental Mark Ⅲ Sedan/ Lincoln Continental Mark Ⅲ Convertible(輸出向け箱及び価格表の表記)
・萬代屋(現 バンダイ)製品番号(管理番号): セダン:703、オープン:704
・発売開始時期:1958(昭和33)年11月頃
・主要素材: ブリキ
・全長: 295㎜(実車比1/19.7)
・全幅: 102㎜(実車比1/19.9)
・ホイールベース: 165mm(実車比1/19.6)
・スケール表記: 箱1/20、国内向けカタログ1/19 ※実寸は、ほぼ正確に1/20
・箱サイズ: 縦110×横300×厚さ75㎜
・動力: 後輪フリクション(サイレン音なし)・電動(Police仕様)
・カラーバリエーション: 黒/赤・黒/白・白/薄緑・白/水色・金茶 等(以上セダン)、白・黒・薄緑 等(以上オープン)
・その他のバリエーション: ポリス/ハイウェイパトロール仕様3種・ファイアーチーフ仕様・アンビュランス仕様
・シャシー再現: エンジン・プロペラシャフトの表現若干あり
・販売価格: ノーマル都内300円/地方最低売価330円、緊急車(ハイウェイパトロール・赤十字アンビュランス・ファイアーチーフ)都内290円/地方最低売価320円、電動ポリス仕様 都内650円/地方最低売価690円
・特記事項: ボンネット先端の樹脂製オーナメントは欠品しやすく、遊ばれた個体では無事に残っているケースは殆どない。
・入手難易度: 10段階評価でレベル5~6程度
・2022年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: 3~6万円程度 (箱付未使用美品の場合。緊急車よりノーマル仕様の方が高評価)



●東京玩具商報1958年12月号掲載「萬代屋 広告」 (国立国会図書館の蔵書より複写)
萬代屋のリンカーンコンチネンタルは実車のデビューから約1年を経た1958(昭和33)年秋にセダンとオープンが同時に発売され、同年のクリスマス商戦に投入された商品だったと思われます。



●東京玩具商報1958年12月号掲載「萬代屋リンカーンコンチネタル オープン発売記事」 (同上)
「真っ白でスマートは車体、粋な座席など心憎い程の出来。サイレン付でない点からも自信の程が窺える。」と記載されています。真っ白というのはたまたまサンプル品が白ボディだったと思われます。「サイレン付でない」の意味は、マルサン商店の1951年キャデラック等でも採用されたウーウー鳴らずに静かに走行するフリクション駆動。


●萬代屋1960年版「世界の自動車を集めましょう」カタログに掲載された1958年リンカーンコンチネンタル各種 (原本筆者蔵)
製品の箱に1/20と記載がある通り、実寸ではほぼ正確に1/20ながら、何故か1/19スケールと誤記されています。







●萬代屋1959年クリスマス商戦向けカタログに掲載された1958年リンカーンコンチネンタル緊急車各種 (同上)



●バンダイ1965年版カタログに掲載されたリンカーン電動アメリカンポリス仕様 (同上)
ノーマルの発売から7年目となった1965年の時点でも、まだ電動ポリス仕様がカタログに載っています。



●萬代屋輸出向け世界の自動車シリーズ700番台製品一覧表に記載されたリンカーンコンチネンタル (同上)
左上から3行目と4行目に703コンチネンタルセダンと704コンチネンタルコンバーチブルが掲載されています。701番のサンダーバードセダンから右下の772番三菱レオまで72車中、日本車は725「トヨペットクラウンRS21」、753「初代ブルーバード310」、769「マツダD1100」、771「マツダK360」、772「三菱3輪ペットレオ」の5車種のみとなっています。またアメ車を中心にリンカーンと同様に実車にオープン仕様が存在する車種ではおしなべて屋根付と屋根なしの2種を造りバリエーションを増やしていたことが判ります。




●萬代屋(現バンダイ) 1/20スケール1958年リンカーンコンチネンタル MkⅢ 2ドア ハードトップクーペ (黒/白・日本語表記箱付/補償券付/説明書付・美品)
国内向け日本語表記箱付。昭和30年代当時の国内の玩具店の店頭風景が目に思い浮かぶ日本語表記の箱は魅力的。輸出向け英語表記の箱よりも現存する数は少ないと思います。


























忠実にプリント再現されたダッシュパネル


シャシー裏。中央にLincoln ContinentalとBC萬代屋商標の浮彫。


前輪は左右にステア




説明書、保証券付。


説明書


リンカーンの印が押された保証券




●萬代屋(現バンダイ) 1/20スケール1958年リンカーンコンチネンタル MkⅢ 2ドア ハードトップクーペと倉持商店コレクトーイ1/68程度1958年リンカーンコンチネンタルMkⅢ4ドアHTランドウの並び
リアルタイムでリリースされた日本製1958年型コンチネンタル立体造形物2種の並び。コレクトーイは実寸で全幅約30㎜、全長約80㎜のため、約1/68スケールとなる計算であり意外にも現代の小スケールの標準1/64よりも小さい。








●萬代屋(現バンダイ) 1/20スケール1958年リンカーンコンチネンタル MkⅢ 2ドア ハードトップクーペと同1/20スケール1956年トヨペットクラウンデラックスRSDの並び
同じ萬代屋製のリンカーンと同時代かつスケールも同じ1/20でリリースされた国産車クラウンRSDとの並び。当時の国産高級車クラウンもリンカーンと並ぶと如何に小さかったかが判ります。2台共に萬代屋の工場出荷時にルーフに貼られた車名入りシールが残っていることにそそられます。








●萬代屋(現バンダイ) 1/20スケール1958年リンカーンコンチネンタル MkⅢ 2ドア オープン (黒/白・日本語表記箱付・美品)
これも貴重な国内向け日本語表記箱付。




















運転席


シャシー裏。セダンにはあったLincoln Continentalの浮彫がこのオープンでは何故か省かれています。


セダン同様、前輪は左右にステア可能






●萬代屋(現バンダイ) 1/20スケール1958年リンカーンコンチネンタル MkⅢ 2ドア ハードトップクーペとオープンの並び
日本語表記箱付2台の並び。












右手前のミニカーは仏DINKY 1/48程度 1958年リンカーンプレミア(銀/空色ツートン)と1/68コレクトーイ1958年リンカーンコンチネンタル4ドアHTランドウ。仏DINKYが最上級のコンチネンタルではなく中間グレードのプレミアをモデル化したのは謎。仏DINKYは全幅42㎜、全長120㎜で1/43より一回り小さなアメリカ型Oスケールの1/48程度で造られているものの実車が大きいため1/48でも貫禄があります。




貴重な日本語表記箱2種






【ヤフオク出品画像等に見る萬代屋1/20スケール1958年リンカーンコンチネンタル MkⅢのバリエーション】

●白/薄緑セダン 英字箱付



●黒/赤セダン 英字箱付



●白/水色セダン 箱無
これは「まんだらけ」オークション画像より。





●金茶セダン 英字箱付



●薄緑オープン 英字箱付



●黒オープン 英字箱付



●赤十字アンビュランス 日本語箱付



●ハイウェイパトロール 英字箱付
輸出向け緊急車3種の箱は共用だったようです。



●ハイウェイパトロール ルーフスピーカー2つ付 箱無



●ファイアーチーフ 箱無




※1958年リンカーン コンチネンタルの実車カタログについては2014年2月1日の自動車カタログ棚からシリーズ第206回記事をご参照ください。






★オマケ(その1): 懐かしの商用車コレクションVol.51 1/43いすゞエルフ1977(家具屋仕様)
2022年11月30日(水)発売新製品。税込2299円。Spark/ダイキャスト製。第20号のキムラヤのパン「木村屋総本店」仕様以来となる3代目エルフがポピュラーなトラック仕様で登場。荷台の家具がよく出来ています。次回12月14日(水)発売の52号が1985年マツダニューポーターキャブ550で、その後、2023年2月発売分までが以下の通り予告されています。
このラインナップを見ると57号が1985年のクラウンバンであることなど(クラウンバンを出すなら40系マスターラインや50系バンなど遥かに「懐かしの」のタイトルに相応しい車種があるはずです)、個人的には新し過ぎて「懐かしの」には当らない80年代以降の車種が多く、そろそろ定期購読を止めるべきか迷うところです。

・53号 1982年日産 サニーバネット ラルゴC120型クリーニング店仕様
・54号 1982年スバル サンバー配送業仕様
・55号 1970年日産 ジュニア電気通信工事業仕様
・56号 1975年ダットサントラック 620精肉店仕様
・57号 1985年トヨタ クラウンバン道路パトロールカー仕様











取付位置が高過ぎるハンドル


12月14日(水)発売の次号52号は1985年マツダニューポーターキャブ550




★オマケ(その2): 国産名車プレミアムコレクションVol.26 1/43トヨペットクラウンHT 1968年MS51前期
2022年11月24日(木)発売新製品。税込3999円。ダイキャスト製。税込定価13860円のENIFの3分の1以下の価格ながら、ENIFと比べてみると、テールライトの造形など明らかにENIFより良い出来のように思います。繊細な造りのワイパーなどENIF製が勝る箇所もありますが、3倍以上もの価格差を考慮すればプレミアムコレクションの方に明らかに軍配が上がります。イメージカラーの白は4色発売されたENIF製では既に品切となっていることもあり、1台だけ買うならプレミアムコレクションの方が良いように思います。




高価なENIF(左)との比較






★オマケ(その3): 朝日新聞掲載「愛知機械工業ヂャイアント三輪のレア画像」
2022年12月3日(土)朝日新聞の夕刊に掲載された度肝を抜くようなヂャイアント三輪キリン搬送車の画像。撮影は1958(昭和33)年。上野広小路をゆくキリンのタカオ君を積んだヂャイアント三輪トレーラー。背丈は約4.5m、上野動物園本園(現・東園)から不忍池分園(現・西園)で完成間近だった「アフリカ生態園」まで運ばれ、途中、都電の架線の下をくぐれずに修理応急車が出動したとのキャプションが入っています。背後の映画館の看板2本立「暗黒街の美女」「夫婦百景」というのも観てみたい衝動に駆られます。左上の森永キャラメルのネオン看板の下にはとバスやプリンストラック、クラウンRSなども確認できます。タクシーの殆どはグリルが横線1本でシンプルなダットサン110初期型のようです。12月3日(土)付の朝日新聞夕刊には酒匂大輔監督により制作され12月16日より配信が始まる昭和30年代を舞台に13歳のルパンの姿を描いた作品に絡みマツダR360クーペの絵も紹介されており、朝日新聞は時ならぬ国産旧車特集の様相を呈していて腰を抜かした旧車ファンも多いものと思います。


映画2本立て看板


左奥にはとバス



●以下は愛知機械工業発行の広報誌「ヂャイアントファン1956年7月号」より抜粋した珍しい画像の数々。

・ヂャイアントAA11型改 ダブルピックアップ



・ヂャイアント宣伝広報車。愛知ナンバーの本社所有車(?)。





・ヂャイアントAA11型改 12尺(3600㎜)荷台 北海道向け衣類移動販売車。このクルマで北海道内を廻ると衣類が飛ぶように売れるとの由。しかし、三輪で雪の原野を走り廻ることは考えにくいため夏季のみ稼働したのでしょうか。





・ヂャイアント明治牛乳配送車




★オマケ(その4): 新刊「奇天烈トロッコ~至高のナロー軌道43選~」(B5判ハードカバー・カラー8頁含め143頁)
ISBN 978-4-8021-3352-4、2022年10月14日初版第1刷発行。税込5280円。青森恒憲 著、モデルワーゲン 編、発行:株式会社こー企画/いのうえ事務所、発売:株式会社メディアパル。写真カード大小5枚付。過去にレイルマガジンなどの記事で公開されている画像も含まれているようにも思われますが、ナローやゲテモノ好きは必見の書。
1980年代前半を中心に著者が愛車サバンナRX3で出向いて撮影したナローの画像や西村 光氏による木曽森・助六伐採線の画像など著者以外が撮影した画像で構成されています。奥付に「スキャンやデジタル化を行なうことは、たとえ個人や家庭内の利用を目的とする場合でも著作権法違法です。」との記載があり、この著者のHPにも似たような記載があることから、以下のように画像を載せていると、この本の購入者が増えて印税収入が増えたとしても、この本の著者に私が告訴されることになるのでしょうか。著作権法違反と記載しているということは、他者が画像を使う毎に媒体や発行部数により然るべき著作権料を取って日夜利潤を上げているということなのでしょうか。
ちなみに、私の場合は画像転載大歓迎、むしろ貴重な画像は情報として拡散した方が世の中のためにもなるというスタンスですので、ピンタレストにもいつの間にかWebにアップした私の撮った画像が大量に保存され、それがテレビ局の旧車番組制作などにも使用されています。




撮影:西村 光氏の木曽・助六




★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Norwegian Wood (This Bird Has Flown)」 1965
村上春樹原作の小説を映画化した2010年12月公開の「ノルウェイの森」は、公開されてすぐに観に行っていますが、このジョンの声が映画の中で流れてきた瞬間には鳥肌が立ったことをよく覚えています☆
映画の公開から僅か3ヵ月後に東日本大震災が起こったため、そのあたりの時間軸が妙に印象に残っています☆☆



私のテキトーピアノバージョン


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