★引続きコレクション縮小のため委託出品中!!
手許のコレクションでダブって持っているモノや不要なモノ(今回はトミカダンディ・トラック系の箱無ジャンクがメイン)などを10月31日(月)夜終了のヤフオクに色々委託出品していますので、是非ご覧ください (以下は抜粋。赤字クリックでヤフオクに飛びます)☆☆

日産ディーゼルのトラクターヘッドのみ2種。ヘッドのみのヤフオク出品はレアケースと思います。

三菱キャンター各種。全て遊ばれていますがバキュームカーは比較的マトモな状態です。

1)トミカダンデイ 1/60日産ディーゼルUDセミトレーラーダンプ「足立2904」傷有・箱無
2)トミカダンディ 1/60日産ディーゼルUD LPGセミトレーラータンクローリー「三井純プロパン」傷有・箱無ジャンク
3)トミカダンディ 1/60日野セミトレーラータンクローリー「日本石油」黄キャブはパネルバン用 傷有・箱無ジャンク
4)トミカダンディ 1/70日産ディーゼルUDダンプトラック「足立1031」傷有・箱無
5)トミカダンディ 1/60日産ディーゼルUDボンネット トラクタ部のみ クリーム 傷有・箱無
6)トミカダンディ 1/60日産ディーゼルUDボンネット トラクタ部のみ 黄色 傷有・箱無
7)トミカダンディ 1/43三菱キャンター バキュームカー「東京都清掃局」 傷有・箱無
8)トミカダンディ 1/43三菱キャンター 清掃車「東京都清掃事業」赤キャブ珍色レアカラー傷有・箱無
9)トミカダンディ 1/43三菱キャンター トラック「山田造園」傷有・箱無ジャンク
10)トミカダンディ 1/43三菱キャンター 高所作業車 先端バケット部欠品 傷有・箱無
11) トミカダンディ 1/70日野セメントミキサー 青メタ/シルバー 傷有・箱無
12)トミカダンディ 1/43小松パワーショベルPC200 右キャタピラ欠品(左は劣化して崩壊)傷有・箱無
★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第189回記事として野村トーイの初代ハイエース トラック大中小サイズを纏めてご紹介しますne☆☆☆
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★初代ハイエース
1967年(昭和42年)10月2日、全天候型クローズド・ワンボックスボディのデリバリーバン(型式PH10V: 3人乗り850kg積および6人乗り500kg積)を基本に、9人乗りのワゴン・デラックス(型式RH10G)、12~15人乗りの2ナンバー登録のマイクロバス「コミューター」(型式RH10B/15B)、3人乗り1トン積みトラック(型式PH10)の計4系列11車種の幅広いラインナップが同時リリースされています。
当時の商用車としては世界的に見ても珍しかったモノコックボディ(ユニットコンストラクション方式のボディ構造)を持った低床式のフルキャブオーバー車で前輪にはコイル式の独立懸架が採用され、車種の豊富さ、多用途性、新時代を感じさせる都会的でユニークなボディデザイン、乗用車にも匹敵するレベルの居住性など、その後の日本のモータリゼーションに一つの新しい方向性を示したクルマとなりました。
MC・改良を繰り返しながら1977(昭和52)年2月1日に2代目ハイエース(通称:新幹線ハイエース)がデビューするまでの9年4カ月に亘って生産/販売されています。
【ハイエース車名の由来】
先発のトヨエースの名称に由来し、「高級な」「より優れた」という意味の「High」と「Ace」を組み合わせたもの。
1968年10月発行 1969年型トヨタ ハイエース トラック専用カタログ(縦30×横24.5cm・表裏含め12頁)
トヨタカタログNo.20045。野村トーイがモチーフにしたのは、フロント左右のスモール/ウインカー色が初期の白からオレンジに変更されたこの1969年型と思われます。



丸型2連メーターを備えた運転席。ダッシュ左端にはHiaceのロゴ。

【1967年 トヨタ ハイエース トラック PH10型 主要スペック】 (1967 Toyota Hiace Truck Type.PH10 Specifications)
全長4310mm・全幅1690mm・全高1900mm・ホイールベース2300㎜・車重1080kg・3P型直列4気筒OHV1345cc・最高出力65ps/5000rpm・最大トルク10.3kgm/3000rpm・FR・変速機4速コラムMT・乗車定員3名・最大積載量1000kg・床面地上高695㎜・電装系12V・最小回転半径4.9m・最高時速100㎞/h・新車販売価格: 東京・大阪48万円/名古屋47万5000円/札幌59万6000円/福岡51万2000円
【野村トーイ 1/15・1/11・1/9スケール1969年トヨタ ハイエース トラック大中小サイズ ブリキ玩具 主要データ】(1/15・1/11・1/9scale 1969 Toyota Hiace Truck by Nomura Toy Tinplate Model Toy)
・基本素材: ブリキ
・野村トーイ品番(管理番号):小サイズNo.700(ハイエースNo.1)、中サイズNo.707(ハイエースNo.2)、大サイズNo.713(ハイエースNo.3)
・製品名: トヨタ ハイエース トラック
・発売時期: 1969(昭和44)年頃
・販売価格:小サイズ都内400円(全国440円)、中サイズ都内800円(全国880円)、大サイズ都内1000円(全国1100円)
・全長: 小サイズ290㎜(実車比1/14.9)、中サイズ400㎜(実車比1/10.8)、大サイズ480㎜(実車比1/9.0)
・全幅: 小サイズ110㎜(実車比1/15.4)、中サイズ155㎜(実車比1/10.9)、大サイズ185㎜(実車比1/9.1)
・ホイールベース: 小サイズ159㎜(実車比1/14.5)、中サイズ225㎜(実車比1/10.2)、大サイズ280㎜(実車比1/8.2)
・スケール表記: なし
・箱サイズ: 小サイズ 縦115×横290×厚さ123mm、中サイズ 縦115×横423×厚さ183mm、大サイズ 不明
・動力: 小サイズ及び中サイズ 前輪フリクション、大サイズ 動力無コロ走行
・カラーバリエーション: 赤、青、黄緑 等
・その他のバリエーション:小サイズ サニティショントラック(東京都清掃車)・ダンプ・1970日本万博プリント、中サイズ 日通仕様・郵便仕様(試作のみ)、全サイズ共通 初版ゴムタイヤに専用ホイールキャップ、再販品はプラタイヤに汎用ホイールキャップ
・シャシー再現: 大サイズのみデフ・プロペラシャフトの浮彫あり
・入手難易度: 10段階評価でレベル7程度(小サイズの1970万博仕様はレベル9)
・2022年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: 6~12万円程度(ゴムタイヤ/ハイエース専用ホイールキャップ装着の前期製品で箱付未使用美品の場合。小サイズの日本万博1970仕様は高額。)
●野村トーイ 総合カタログ1971年版よりハイエース3種の掲載頁
3種共に全国売価は都内売価の丁度1割増となっています。小サイズ・中サイズのフロント左右のスモール/ウインカーパーツがオレンジ色であることから、1968年10月のMCで初期型のスモール/ウインカーレンズの白がオレンジ色に変更になった1969年型の実車をモチーフにしていると思われます。鳥居手前のキャブ横のエアダクトやフロント先端のオーナメントが別パーツとなっている中サイズが最もパーツ点数が多く良い出来ですが、全体のバランスや凝縮感は小サイズの方が上と思います。大サイズは、唯一高床のフラットデッキ仕様となっていますが、残念ながら単に大きくて迫力があること以外に良いところはなく、大きいにも関わらずドアノブやサイドマーカーもプレス表現で済まされ、室内プリントも計器類が省略されている上、フロント廻りの印象や全体のバランスも良くありません。ハイエースと同様に野村トーイで大中小の3種が造られた2代目トヨエースの大サイズでは荷台が開閉出来るギミックが付いていましたが、ハイエースの大サイズでは残念ながらそうしたギミックも付いていません。

●野村トーイ 1/15スケール1969年トヨタ ハイエース トラック 小サイズ 青(箱付・美品)








トミカ24-1との大きさ比較



丸型2連メーターやダッシュ左端のHiaceロゴまで実車を再現した室内プリント

120kmまでのスピードメーターも実車通り

シャシー裏

●野村トーイ 1/15スケール1969年トヨタ ハイエース
サニティショントラック 東京都清掃局 小サイズベース (箱付・美品)
タイヤがプラ製となり汎用ホイールキャップを付けているものの、荷台部分までブリキで造られた、なかなか魅力的な製品。




荷台が跳ね上がり、更にゴミ収納口が開く二重アクション



運転席のプリントは基本的にノーマルと同じながらダッシュ左端上部にノーマルにはない野村トーイの菱形にTN商標がプリントされています。

シャシー裏

●野村トーイ 1/15スケール1969年トヨタ ハイエース 小サイズ ダンプ
ヤフオク出品画像より。清掃車と同様、プラタイヤに汎用ホイール付。

●野村トーイ 1/15スケール1969年トヨタ ハイエース 小サイズ 1970日本万国博覧会
まんだらけオークション画像より(箱はヤフオク出品画像より)。箱付美品は高額。



箱

●野村トーイ 1/11スケール1969年トヨタ ハイエース トラック 中サイズ 青(箱付・美品)





トミカ24-1との大きさ比較


小サイズと同様に丸型2連メーターやダッシュ左端のHiaceロゴも再現された運転席

鳥居後ろから覗いた運転席

シャシー裏

●野村トーイ 1/11スケール1969年トヨタ ハイエース トラック 中サイズ 赤(箱無・美品)




シャシー裏

●野村トーイ 1/11スケール1969年トヨタ ハイエース トラック 中サイズ 青と赤の並び


●野村トーイ 1/9スケール1969年トヨタ ハイエース トラック 大サイズ 黄緑(箱無・錆/傷あるも欠品はなく全体にはまずまずの状態)
ゴムタイヤにトヨタのTマークの入った専用ホイールキャップを付けた初版。再販品では玩具然とした大き目のプラタイヤに変更されています。

テールライトも省略されています。


トミカ24-1との大きさ比較


何とダッシュパネルに計器類がプリントされていません。


シャシー裏にはデフとプロペラシャフトの浮彫

●野村トーイ 1969年トヨタ ハイエース トラック 大中小サイズの比較



※初代ハイエースの実車カタログについては2014年1月25日の自動車カタログ棚からシリーズ第205回記事をご参照ください。
★オマケ(その1): トミカの初代ハイエースのバリエーション「24-1トラック・38-1保冷車・39-1レッカー車・50-1牧場トラック」
トミカのトラックは品番では18-1ホンダTN360の方が早いものの1971(昭和46)年の夏が終わる頃、先に市場に出たのは24-1のハイエースで事実上トミカ初のトラックはハイエースだったようです。初代ハイエースベースのトミカはトラック系では他に98-1空港タラップカー(JAL/ANA/AA)と27-4石焼きいも、ワゴン系では56-1キャンピングカーや57-1救急車があり、今から遡ってバリエーション集めをするとなるとトミカの初代ハイエースだけに絞っても相当に手強いと思います。50-1の乳牛を積んだ牧場トラックは一時期6~7万といった超高額になっていたのが最近は少し落ち着いてきているようです。
画像のトミカは全てリアルタイムに入手したもの。全てワンオーナーで2022年現在、45年前後も手元にあることになります。買ったまま展示せずにコレクションとして保管してきたため私感では箱も含め状態はほぼ買った時のままで極上と思います。保冷車の小田急は新宿小田急デパートで240円で購入、今井と京都山一ホールのバリエーションはJMAC中島登会長のミニカー専門店イーストランド(田町・グランプリの前身)で500円程度のプレミア価格で購入しています。その頃(1977~1978年)、イーストランドでは700円で香港トミカのギャランGTOが売られていたのですが、しかし、GTOはダイヤペットチェリカ80シリーズの小スケールやモデルペットなど他にもミニカーは沢山あったことから、あえて買いませんでした。大盛屋の横目のセドリックパトカーやスバル360のセカンドモデルのように買う資金があってもモノ自体が殆ど出て来ないような品物ではなく、市場に流通している数は多いため潤沢な資金さえあれば入手自体はいつでも可能ではあるもののGTOの美品が30万、40万といった超高額で流通することもある今となっては、さすがに当時700円で1台は買っておけばよかったなと実は少々後悔しています(;´∀`)
初代ハイエースの当時物ミニカーとしては、トミカ以外にトミカの拡大版トミカダンディのキャンピングカー/救急車/パトカー、ダイヤペット1/40バンのノーマル3色・幼稚園バス・パトカー・救急車、同じダイヤペットで1/36にサイズを拡大したパトカー/救急車等があり、更にプラ製トイやオリエンタル模型のキャンピング仕様の1/24プラモデルなどメジャーなクルマだっただけに実車とリアルタイムに膨大な種類の立体造形物がリリースされています。


39-1レッカー車のバリエーション2種。左:トヨタマーク入り、右:マークなし。

50-1牧場トラックのバリエーション3種。左から1st、2nd、3rd。

38-1小田急 オリジナル

38-1今井 オリジナル

38-1京都山一ホール オリジナル

38-1アイアイアド オリジナル

製品写真が使われた1970年代前半の写真台紙ブリスター未開封品。これは1980年代半ばに何と吉祥寺駅のキヨスクでどこから仕入れたのか10年落ち前後の絶版トミカのブリスターが大量に売られていた際に入手したもの。この時期のトミカのブリスターは残っている数が少ないことから最近はかなりの高値が付くようです。

2022年10月30日終了のヤフオクでは何と16-1コスモスポーツの写真ブリスターが開封済にも関わらず何と1Aホイールも顔負けの税込11万1100円で落札。

★オマケ(その2): チューリップ「夢中さ君に」
◎1973年4月20日 東芝EMIリリース
◎作詞・作曲: 財津和夫
初代ハイエースのチューリップ専用ワゴン車が登場。フロント中央にTOYOTA文字の入る初期~前期型のようです。この曲はリアルタイムで聴いていますがリリースからもうすぐ丸50年とは早いものですyone☆☆
真っ赤な車でいつもやってくる
そよ風に髪がよく似合う女の子
本を抱えて僕の目の前を
すまし顔で過ぎるとキャンパスへ消えてゆく
一日だけでも君に会えないと
眠れない夜が僕をいじめるのさ
今度僕の部屋へおいでよ
きっと君を楽しませるから
神様がきっときっと間違えて
天使の君を地上におろしたんだね
君のすてきな胸のふくらみが
揺れ動くだけで僕は狂いそう
僕の話を聞いてくれるかい
大きな地震が起きた時のために
二人乗りの気球を作ろう
二人だけの知らない国へ
夢中さ君に 僕が生まれて
はじめて出会った素晴らしいこの恋よ
素晴らしいこの恋よ