Quantcast
Channel: ポルシェ356Aカレラ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

★バンダイ1963年クラウン警視庁パトカー ~ ブリキ自動車コレクションから 114

$
0
0

★女性と言うには、あまりにお歳
先月、女性がいる会議は長引くとの発言でオリパラ会長を降りた森喜朗元首相が一昨日3月26日(金)夜、東京都内で開かれた某議員のパーティーで、とあるベテラン女性秘書について触れ「大変なおばちゃんで女性と言うには、あまりにお歳」と発言したことが話題になっています。
「もうオリパラ会長を降りたんだし、勝手に言わせておけばいいんじゃない」という容認論と「全然懲りていないことに呆れた」との開いた口が塞がらない系の意見、「確かに50を過ぎたような女性はオバチャンだし俺も女性とは思わないけど、それを口に出して言ったらオシマイだよなと思うから言わないのが世の中のルール。森さんはそのあたりが判ってないよねえ。」といった気持ちは判るけど的な半容認論もあるようです。
個人的には男も女も死ぬまで男と女と思いますが、もし、ある年齢から女性はオバチャンであって女性とは言わないとしたら何歳から女性ではなくなるのか考えた場合、私が若い頃(1980年代、昭和の時代あたりまで)、「女性は25歳を過ぎて独身だったら売れ残り」、あるいは、「25歳は女性の肌の曲がり角、25歳を過ぎたら後は落ちるだけだから25歳までには絶対結婚すべき」といった話はよく聞いたものでした。それを考慮すると25歳を一つの区切りにとして、26歳以上の女性はオバサンという考え方も出来ます。ところが、私からみて20代後半は勿論、30代・40代・50代、更には今年69歳となる小池百合子さんのように60代であっても魅力的な女性は世の中に大勢います。となると、やはり、女性がある年齢を超えたら女性とは言えなくなるというのは間違いというのが結論と思いますがどうでしょうか☆☆


★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションからシリーズ」第114回記事としてバンダイ2代目クラウンパトカーをご紹介しますne☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★バンダイ製2代目クラウン・スタンダードサイズ
シャープな造形と全体のバランスは、ほぼ同サイズでリリースされた旭玩具(アサヒ)製の2代目クラウンよりバンダイ製の方が優れています。バンダイ製スタンダードサイズは実車のデビューから3ヵ月程度のタイムラグで1962年(昭和37年)末のクリスマス時期にノーマル(フリクション)が発売された後、警視庁パトカー仕様(フリクション)を追加、1964年(昭和39年)5月には電動ハンドルリモコン版(ノーマル・パトカー共)を追加、更に1966年(昭和41年)10月には警視庁パトカー仕様のラジコン版が発売されています。
バンダイ製2代目クラウン・スタンダードサイズのノーマルについては既にご紹介済(2019年3月21日「ブリキ自動車コレクションから」シリーズ第19回記事)ですので、今回はスタンダードサイズのパトカー仕様とバンダイ製2代目クラウン1964年式小サイズの警視庁パトカー、そして同じバンダイ製品という括りによりスロットレーシング用プラ製完成品「チャンピオンレーシング緊急車両」も併せてご紹介します☆


●1960年代たかはしの絵本「たのしいのりもの」表紙
B5判・14頁。現在も盛業の文京区音羽の高橋書店発行。東京モノレールや日航機をバックに主役として描かれたトヨタパトロールはフロントグリルのTの字の根本が細いことから最初期の1963年型涙目テールを描いているようです。



【1963年トヨペット クラウン デラックス RS41型 実車 主要データ】 (1963 Toyopet Crown Deluxe Typ.RS41 Specification)
全長4610mm・全幅1695mm・全高1460mm ・ホイールベース2690mm・車重1265㎏・3R型 水冷 直列4気筒OHV1897ccエンジン・最高出力90ps/5000rpm・最大トルク14.5kgm/3400rpm・乗車定員6名・最高速度140km/h・販売価格105万円

※註)2代目クラウンベースのパトロールカーは125psのF型エンジンを搭載したトヨタパトロールFS40型であり、車名もクラウンではないものの内外観はクラウン(スタンダードRS40型)に準じています。



【バンダイ 1/17スケール 1963年 トヨペット クラウン パトロールカー 主要データ】 (1/17scale 1963 Toyopet Crown Patrol Car by Bandai Tinplate Model Toy KEY DATA)

・商品名: フリクション仕様「トヨペット クラウン パトロール」、リモコン仕様「トヨペット パトロールカー」、ラジコン仕様「トヨペットパトロール」
・基本素材: ブリキ
・バンダイ品番(管理番号): 不明
・発売時期: フリクション: 1963年4月?~、リモコン:1964年5月~、ラジコン:1966年10月
・販売価格: フリクション: 都内320円・全国350円、リモコン:都内800円・全国840円、ラジコン:全国統一価格4900円
・全長27.3cm (実車比:1/16.9スケール)
・全幅10.0cm (実車比:1/16.9スケール)
・ホイールベース15.5cm (実車比:1/17.3スケール)
・ノーマルとの差異点:白黒塗装、上げ底室内、フェンダーミラー形状及び材質等(ラジコン仕様は室内再現なし、プラ製ホイルキャップ、プラ製フェンダーミラー等の差異も有)
・動力: フリクション・電動リモコン・電動ラジコン
・箱のバリエーション: フリクション、リモコン2種、ラジコン1種
・入手難易度: 10段階評価でレベル7程度(フリクション仕様)、リモコン仕様は6程度、ラジコン仕様は4~5程度
・2021年現在のアンティークトイ市場の推定評価額: フリクション7~10万円程度、リモコン5~7万円程度、ラジコン3~4万円程度 (何れも箱付美品の場合)


●バンダイ1964年版製品カタログに掲載された「ニュークラウンパトカー」(フリクション仕様)
320・350の印字は、都内売価320円・全国(地方)売価350円を示しています。



●玩具商報1966年10月10日発行 創刊20周年記念特別号に掲載されたバンダイ「ハンドルリモコン」カラー広告
メルセデスベンツ300SL、RT40コロナ、VWビートルカブリオレ、白バイのリモコンと共に2代目クラウンベース「トヨペットパトロールカー」のリモコン仕様が掲載されています。バンダイのハンドルリモコンのカラー広告は珍しいと思います。





●東京玩具商報1966年9月号バンダイ発売予告広告「ラジコン トヨペットパトロールカー」(国立国会図書館の蔵書より複写)
9月下旬新発売、予価4900円としてラジコン仕様が掲載されています。



●東京玩具商報1966年10月号バンダイ発売広告「ラジコン トヨペットパトロールカー」及び「VWビートル」(同上)
発売時期が上掲の広告の9月下旬から10月中旬に変更されています。ラジコン版トヨペットパトロールカーの価格4900円(全国統一価格)はフリクション版パトカーの都内売価320円の15台分以上という超高額商品でした。皮肉なことに現存しているバンダイ製2代目クラウンパトカーはこの高額だったラジコン仕様の玩具店や玩具問屋の売れ残り品が多く、ラジコン仕様は室内の再現もないこともあり不人気で、逆に当時は安価だったフリクション仕様の方が遥かに現存数が少なく現在では入手が難しくなっています。




●バンダイ 1/17スケール 1963年 トヨペット クラウン パトロールカー(フリクション仕様・箱付)
当時はイチコーのお家芸だったフリクションに連動してルーフ上のサイレンが左右に首を振るギミック付。フリクション仕様のパトカーはノーマルよりも現存個体は少ない印象です。
















手前は大きさ比較用1/64TLV






室内は上げ底。フリクションに連動してルーフサイレンを左右に振らせるためのポールが立っています。


シャシー裏はノーマルと同一のCROWN DELUXEの浮彫り。




●バンダイ 1/17スケール 1963年 トヨペット クラウン パトロールカー(リモコン仕様・箱付)
フリクション仕様の価格の2.5倍に当る都内800円で販売されたリモコン仕様。本体はノーマルと同じ1963年式涙目テールのまま実車のMCに伴う製品変更はされていないにも関わらず、箱絵は初版が1964年式、再販では1966年式が描かれています。
















上げ底の室内にはパトライトを点滅させるための配線。フリクション仕様に付いていたルーフサイレン首振り用ポールは省かれています。


シャシー裏




●バンダイ 1/17スケール 1963年 トヨペット クラウン パトロールカー(ラジコン仕様・箱付)
フリクション仕様の15倍以上に当る4900円で販売されたラジコン仕様。ラジコン装置収容のため、室内造作は省かれメクラ窓化されています。








シャシー裏には電池を沢山入れます。




使用説明書(B5判・12頁)は、アストンマーチンDB5、VWビートルのラジコン仕様と共用。






●バンダイ 1/17スケール 1963年 トヨペット クラウン パトロールカー 3種の並び
左からフリクション、リモコン、ラジコン。










●バンダイ 1/22スケール 1964年 トヨペット クラウン 警視庁パトロールカー(リモコン仕様・ブリスター欠品)
全長210㎜、全幅80㎜。都内600円、全国630円で発売された1964年式の警視庁パトカー仕様。このサイズの2代目クラウンはノーマルが市場に出た形跡がなく、売れ筋のパトカーのみの発売だったようです。


リアナンバーは販売時期を示す「1967」


1964年式フロントグリル


丸テール






室内プリント


シャシー裏。リモコンの左右操舵は前輪中央の第3輪使用。


東京玩具商報1966年5月号バンダイ・ポケットリモコン広告。クラウンパトロールカーをメインにRT40コロナ、コンテッサ1300、ブルーバード410のポケットリモコン仕様が掲載されています。




●バンダイ チヤンピオンレーシング1/40スケール 1964年 トヨペット クラウン 警視庁パトロールカー(プラ製スロット仕様・箱付)
全長115㎜、全幅43㎜。概ね大盛屋やダイヤペットのクラウンパトカーと同サイズ。当時定価:不明。ノーマル仕様も市場に出た模様ですが未見です。


1964年式グリル










●バンダイ チャンピオンレーシング1/64スケール 1964年 トヨペット クラウン 警視庁パトロールカー&消防庁赤十字車(プラ製スロット仕様・箱付)
各全長72㎜、全幅26㎜。概ねTLVと同サイズ。出来は悪いですが、何とか2代目クラウンと判別は出来るレベル。点灯式ヘッドライトは左右1灯。これもノーマル仕様が市場に出た模様ですが未見です。




バンダイ チャンピオンレーシング クラウン3種


手前は大きさ比較用1/64TLV




●バンダイ2代目クラウンパトカー 全員集合!
大きい順に1/17スケール1963年スタンダードサイズブリキ、1/22スケール1964年ポケットリモコン小サイズブリキ、1/40スケールスロット用プラ製完成品、1/64スケールスロット用プラ製完成品。


左手前は1/64TLV






箱4種。上からフリクション、リモコン初版、リモコン再版、ラジコン。








※2代目トヨペット クラウンの実車カタログについては、2013年1月6日の「自動車カタログ棚からシリーズ」第102回記事をご参照ください。





★オマケ(その1): TCNトミカUDトラックス クオン「カルソニックチーム インパル レーシングトラック」
2021年3月27日(土)発売の新製品。全国の特定の店舗のみで販売されるTCNトミカ。定価税込770円。残念ながら荷台部分がノッペリし過ぎていて、あまり魅力的ではありません。スケール表記なしですが、1/100より少し小さいようです。








★オマケ(その2): AEON限定トミカ 1/60スケールスバルBRZ覆面パトロールカー仕様
これも2021年3月27日(土)発売の新製品。No.120をベースにしています。箱に印字されたNo.55というのは、イオン限定トミカ第1弾からの連番でしょうか。








★オマケ(その3): ネコ・パブリッシング「モデル・カーズ」2021年5月号 通巻300号
1980年代半ばに年2回程度の発行で始まったモデル・カーズが36年目にして遂に300号。記念すべき300号は知られざる山田模型のオフィシャル保存品(カタログ、未組立キット、完成品など)が掲載され、ビンテージプラモデルに興味がある向きなら必見の内容。


山田模型保存品の記事




★オマケ(その4): まんだらけZENBU 103号 円谷プロ特集
まんだらけのオークションカタログ最新号は円谷特集。円谷プロの作品やリアルタイムに市場に出たモノに想い出がある向きなら必携。今回の号に掲載されている商品の総額はオークション開始価格でも1億を超えていそうですので、606頁+で税込1000円は資料価値を考えれば安いかも。


マルサン・リモコン歩行「快獣ブースカ」。全高33cm・大変貴重な元箱付完品。オークション開始価格250万円(消費税・落札手数料込302万5000円)。リモコン操作で歩き、立ち止まってラーメンをすすり、ブー冠から発煙というギミックを21世紀の現在楽しめるというのは素晴らしいですが、価格も素晴らしく私などではオイソレとは手が出ません。


マルザン「ウルトラホーク1号」プラモデル未組立品。箱サイズ横305㎜。オークション開始価格70万円(消費税・落札手数料込84万7000円)。個人的には懐かしく再入手したいプラモデル。当時の定価は350円位だったおぼろげな記憶があります。このプラモデルの現在の評価額や相場については知識がありませんが、開始価格の84万7000円というのは妥当な値段なのでしょうか。




★オマケ(その5): 今日のビートルズ「Girl」1965
ジョンが遺したラブソングの傑作。この曲のジョンのボーカルの魅力は誰がカバーしても超えられないと思います☆


Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>