★新型コロナウイルス感染症
国内の新型コロナ感染者数が5桁に届くのは、
そろそろ時間の問題のようにも思えますが、
本当にみんなが本気で他人との接触を避けることで、
感染者数の増加が一気に止まるといいですよね☆
●クルマ通勤
実は先週から感染リスクのある電車通勤を止め、
クルマで通勤しています。
幸い都心の勤務先までの道路は普段よりかなり空いていて、
電車通勤だと乗り換え時間を含めて1時間はかかるところが
クルマだと45分位で着いたりします。
ネックは1日3000円程度掛かる駐車場代なのですが、
まあ、感染リスクを大幅に減らす対価と思えば安いかもです。
現在、他人と接触するのは職場を除けば
スーパーやコンビニに行った時だけということになります。
当面、ミニカーや本などは通販で買おうかと思います☆☆
●ソーシャルディスタンス(他人との距離)
現在、感染防止のためソーシャルディスタンス(他人との距離)を
1.8~2メートル程度開けることが推奨されています。
ところが、近所の大手スーパーに行くと店内が割合混んでいる上に
レジにはこれまで通り近い間隔で人が並んでいて、
危ないなあと思いつつ、私も列に並んでいます。
コンビニは不特定多数の店には行かず、
地元1箇所、職場1箇所に決めていますが、
もしレジの人が感染していたら
という思いが頭を過り怖くなることもあります。
しかし、
飲食料を含め生活物資を全て宅配などで手に入れない限り、
これは仕方がないことですyone☆☆
★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」の第57回記事としてマルサン商店の三菱500及びリアルタイムの三菱500の模型等立体造形物をご紹介しますne☆☆☆
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★三菱500
1959年(昭和34年)10月25日に開幕した第6回東京モーターショー(当時の正式名称は全日本自動車ショウ)で初公開され、翌1960年(昭和35年)4月に市販されています。三菱500は1955年(昭和30年)に通産省が出した「国民車構想」への三菱の回答と言えるコンパクトカーであり、三菱が自社開発した最初の乗用車でした。
ドイツ製小型車「ゴッゴモビル」を参考とした朴訥かつ質素な内外観を持ち、空冷2気筒OHV493ccエンジンをリアにマウントしたRR車で、ボディサイズは全長3140mm×全幅1390mmと現在の軽自動車より小さいものでした。
★発売から半年を経た1960年10月には三角窓やサイドモール等を加えたデラックスモデルが追加され、発売翌年の1961年(昭和36年)8月には車名は500のままエンジンを594ccに換装した「スーパーデラックス」が追加されていますが、野暮ったく垢抜けない外観が災いし終始セールスは不調のまま発売から2年を経た1962年(昭和37年)5月にコルト600にモデルチェンジされ生産を終えています。
●新三菱重工ニュース1960年1月号 (B4判)
大判カラーの大資本の新三菱らしい豪華な広報誌で、自動車のみならず航空機・船舶・鉄道車輛のグラフ記事が掲載されています。


【中頁より】

このツートンは試作のみのカラーリングと思われます。

●1960年7月発行 三菱500簡易カタログ (縦210×横314㎜・3つ折6面)
マルサン商店はこのカタログの表紙を縮小してブリキの三菱500の箱絵に転用しています。


【中頁より】

初期型のリアはテールライトも付かないのっぺらぼうで中央に標識灯兼ブレーキランプのみ。

室内

●1960年10月発行 三菱500デラックス/スタンダード簡易カタログ (A4判・2つ折4面)
迎賓館前で撮られた魅力的な表紙。

デラックス(左)とスタンダード(右)。デラックスにのみ三角窓とサイドモールが付き、マルサン製ブリキの三角窓が付いてサイドモールが付かない仕様の実車は実在しません。

【1960年 三菱500 (A10型)実車 主要スペック】(1960 Mitsubishi500 Type.A10 Specification)
全長3140mm・全幅1390mm・全高1380mm・ホイールベース2065mm、車両重量490kg・駆動方式RR・空冷直列2気筒OHV 493cc・最高出力は21ps/5000rpm・最大トルク3.4kgm/3800rpm。3速フロアMT・乗車定員4名・タイヤサイズ5.20-12-2P・シャシー打刻開始番号60-A10-00001・燃費30km/ℓ(平坦路)・最高速度90km/h・販売価格39万円(北海道を除く全国統一価格)
【1961年 マルサン商店 1/20スケール1961年三菱500ブリキ製モデル玩具 主要データ】 (1/20scale 1961 Mitsubishi 500 Type.A10 by Marusan Tinplate model Toy KEY DATA)
・基本素材: ブリキ
・マルサン商店 品番(管理番号): No.3753
・発売期間: 1961年~1963年頃
・販売価格: 都内100円/地方最低売価110円
・全長160㎜ (実車比:1/19.6スケール)
・全幅70㎜ (実車比:1/19.9スケール)
・ホイールベース107㎜ (実車比:1/19.3スケール)
・スケール表記: なし
・箱サイズ: 縦72×横167×厚さ65㎜
・動力: 後輪フリクション
・ボディ塗色: 赤、うぐいす、紺メタ等
・シャシー再現: なし
・入手難易度: 10段階評価でレベル8程度
・2020年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: 25~38万円程度(箱付未使用美品の場合)
●マルサン商店1962年版カタログに掲載された三菱500
愛知機械工業ヂャイアントコニートラックと同じ頁に掲載されています。マルサン商店の1963年版カタログではコニートラックは生き延びているのに対して三菱500はカタログ落ちしているため、三菱500の販売期間は2年程度と推定。


●マルサン商店 1/20スケール1961年三菱500 赤サイドモール付
マルサンの三菱500にはサイドモール有無のバリエーションがあり、パーツを減らし製造コストを下げるのが1960年代のブリキ玩具の通例であることから、このサイドモール付が初版と推定。



リアナンバー3652は品番でもなく、意味は不明。



手前は1/43スケールレジン製三菱500(オーナーズクラブ特注品)


室内。ハンドルはプリント、ダッシュボードのプリントは実車とはまるで異なる出鱈目です。

リアトレイにマルサン商標

シャシー裏面

●マルサン商店 1/20スケール1961年三菱500赤サイドモールなし
恐らく再販品。実車では三角窓が付いてサイドモールが付かないこのような仕様はなし。






●マルサン商店 1/20スケール1961年三菱500うぐいす
サイドモールなし
このような箱付の未使用品は稀少です。






手前は1/43スケール三菱500


「あなたの夢をかなえる三菱500」「マルサン製品・・・誠意と技術の結晶」のコピー

シャシー裏

三菱500と同時期に売られた、同じマルサンのヂァイアントコニー(トラック/ライトバン)も箱のサイズが殆ど同じです。

●マルサン商店 1/20スケール1961年三菱500 集合!!



●青島文化教材社1/19スケール程度 1961年三菱500 木製キット
箱サイズ:縦95×横205×厚さ20㎜。本体全長165mm。木製キットからプラモデルへの移行期の製品。箱に貼られた450円の値札は後年のものと思われます(当時定価は恐らく100円以下)。

●寺島模型1/22スケール程度 1961年三菱500 プラモデル
箱サイズ:縦170×横235×厚さ50㎜。本体全長145mm。プラモデル黎明期の製品。平成の初め頃に吉祥寺・歌川模型で購入。

●新三菱特注1/23スケール程度 1960年三菱500 アンチモニー製ライター
全長140㎜・全幅62㎜・ホイールベース89㎜。よく見掛ける煙草入れではなくライター。



上部を開くとライターが現れます。

1/43スケール三菱500との比較

●新三菱特注1/23スケール程度 1961年三菱500デラックス アンチモニー製ライター
上掲のMCモデル。



これもライター

●新三菱特注1/23スケール程度 1960年&1961年 三菱500 アンチモニー製ライターの比較
左1960年、右1961年。



●三菱500 当時物 模型/玩具 大集合!!



※三菱500の実車カタログについては、2012年10月27日の「自動車カタログ棚からシリーズ」第76回記事をご参照ください。
★オマケ: 1985年 東宝「さびしんぼう」
大林宣彦監督(1938年1月9日-2020年4月10日)追悼。1985年(昭和60年)4月13日劇場公開。これまでに観た映画の中で一番好きなのは大林監督の「さびしんぼう」。ロケ地を巡る尾道巡礼にも行きました。この映画を観てショパンの別れの曲が無性に弾きたくなり、私はこの映画を観るまでビートルズばかり弾いていたのが突然ショパンのピアノ曲を弾くことに目覚めたのでした。大林監督には感謝しても感謝しきれません☆☆