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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★1959年バンダイ・米澤・青眞マツダK360けさぶろう ~ブリキ自動車コレクションから050

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★新型コロナウィルス
日本国内でもどうやら市中感染が始まったようです。例え感染しても致死率は2~3%で、高齢で体が弱っている場合や呼吸器系の持病がある場合以外は、まず命を落とすことはないようですが、感染しないに越したことはありません。私の場合、平日は通勤で混んだ電車に乗ることは避けられないため、感染しないよう対策したいところです。しかし、手持ちのマスクは残り10枚を切っています。周りに咳き込んでいるいる人がいる場合など、手持ちのタオルなどで口と鼻を覆っても防御効果は得られるとのことですので、高値であってもマスクを買うかどどうかは少々迷うところです。しかし、花粉の季節にも入りマスクが必要な人は世の中多いと思いますが、マスクの需要に供給が追い付き、どこでも安価で買える状況に戻るのは、いつ頃になるのでしょうか☆☆

★閑話休題
今日は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズの記念すべき?第50回記事として萬代屋(現バンダイ)・米澤玩具(ヨネザワ)・青眞商店(アオシン)からリリースされたマツダK360の当時物ブリキ玩具をご紹介しますne☆☆☆


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


●ます美のデラックス絵本「のりもの」表紙 (B5判・12頁)
東京都中央区八重洲6-7に存在した「ます美書房」発行。当時定価50円。表紙絵:中村春生 画伯。発行年月日の印字はなしですが、マツダK360と縦目のセドリック初期型が描かれた表紙から1960年(昭和35年)~1961年(昭和36年)あたりと推定。表紙にマツダK360がメインで描かれたのは恐らくこの絵本のみ。K360については、私がまだ小学校低学年の頃、近所の原っぱに乗り捨てられて放置された廃車体があって、ドアを開けて入り運転室で遊ぶことがワクワク感MAXのこの上もなく楽しい遊びだったことを思い出します♪



★東洋工業 (現マツダ)は、1957年にデビューして大ヒットした軽三輪ダイハツ・ミゼットの対抗馬として1959年(昭和34年)5月に軽三輪トラック「マツダK360」を発売しました。
マツダK360はデビュー時点においては国内で初めての丸ハンドルの軽三輪で、4ストローク OHV 2気筒エンジンを運転席背後下に搭載したミッドシップであったことが特徴でした。ボディデザインは同時期のマツダ三輪各種、ロンパー、R360クーペ、キャロルを手がけた小杉二郎(1915年~1981年)氏によるもので、チャーミングかつ可愛らしいものでした。マツダK360は東洋工業のヒット商品となり、1960年代、ダイハツ・ミゼットMP型と並ぶ軽三輪として日本中に溢れました。1969年(昭和44年)3月までの丸10年に亘って生産が続き、計28万台が市場に出ています。


【1959年マツダK360 KTBA43型 実車主要スペック】 (1959 Mazda K360 Specification)
全長2975mm・全幅1280mm・全高1430㎜・ホイールベース2060mm・車重485kg・強制空冷OHV4サイクルV型2気筒356cc・最高出力11ps/4300rpm・最大トルク2.2kgm/3000rpm・乗車定員2名・最大載載量300kg・最高速度65km/h・販売価格23万円


【1/15バンダイ・1/16ヨネザワ・1/18アオシン 1959年マツダK360 ブリキ製モデル玩具 主要データ】 (1/15.5Bandai・1/16Yonezawa・1/18Aoshin 1959 Mazda k360 Tinplate model toy KEY DATA)

・商品名: マツダK360(バンダイ製郵便車は「マツダK360郵便車」、米澤製は「ニューマツダK360」)
・バンダイ/ヨネザワ/アオシン製品番号(製品管理番号): 不明
・主要素材: ブリキ
・全長: バンダイ190㎜(実車比1/15.7)、ヨネザワ180㎜(実車比1/16.5)、アオシン170㎜(実車比1/17.5)
・全幅: バンダイ85㎜(実車比1/15.0)、ヨネザワ80㎜(実車比1/16.0)、アオシン73㎜(実車比1/17.5)
・ホイールベース: バンダイ130㎜(実車比1/15.8)、ヨネザワ125㎜(実車比1/16.5)、アオシン115㎜(実車比1/17.9)
・スケール表記: バンダイのみ箱に1/15.5のスケール表記あり
・箱サイズ: バンダイ:縦90㎜×横190×厚さ90mm、ヨネザワ・アオシン不詳
・動力: フリクション
・ボディ塗色: 3社共に実車通りのアイボリー/ピンク、アイボリー/ブルー、アイボリー/レッド。バンダイ製のみ黄色1色と赤の郵便車あり。
・シャシー再現: 軽度にあり
・発売時期: 各社共1959年9~10月頃
・販売価格: バンダイノーマル都内140円/全国150円・バンダイ郵便車 都内220円?/全国240円・ヨネザワ幌なし都内100円/全国110円・米澤幌付 都内130円/米澤全国140円・アオシン都内100円/全国110円
・入手難易度: 10段階評価でレベル7~8程度、バンダイ郵便車はレベル10
・2020年現在のアンティーク・トイ市場での推定評価額: バンダイノーマル15~18万円程度、バンダイ郵便車40~50万円程度、ヨネザワ18~28万円程度、アオシン25~35万円程度(何れも箱付未使用美品の場合)


●東京玩具商報1959年10月号 萬代屋 広告(国立国会図書館の蔵書より複写・以下同)
マツダK360がフィアット、サーブと共に10月の新製品として掲載されていますが、何故かK360のみ製品写真ではありません。





●東京玩具商報1959年11月号 青眞商店 広告(同上)
K360が新製品として掲載されています。この最初の広告ではドアに青眞製品特有のK360のプリントがありません。





●東京玩具商報1960年12月号 青眞商店 広告(同上)
1年後のこの広告ではドアにK360のプリントが入っています。





●東京玩具商報1962年3月号 バンダイ 広告(同上)
1959年秋のK360発売から2年以上を経て郵便車が追加されています。





●萬代屋1960年「世界の自動車を集めましょうシリーズ」専用カタログより
K360は製品の箱には1/15.5の印字があるにも関わらず、このカタログでは1/16と印字されています。また、東京玩具商報の広告同様に何故か製品写真ではありません。



●米澤玩具1963年版総合カタログより
幌付ニューマツダK360の製品名で幌付きが掲載されています。




●1/15.5スケール バンダイ1959年マツダK360 アイボリー/ピンク
3社で競作されたK360は何れもビニールサイドウインドにフロントバンパーの付かない初期型をモデル化していますが、その中で最もスケールが大きいのはバンダイ製。フロントのmatsudaロゴまで浮彫されていますが、実車を見た印象よりも左右ヘッドライトが離れ過ぎの感があるのが難点です。この個体はブリキ製のハンドルとハンドルパーツに台座も付いた1stモデル。バンダイ製のK360はヘッドライトのメッキが薄く、綺麗にメッキが残っているものは殆ど存在しないようです。










手前は大きさ比較用1/64スケールTLV






台座付ブリキ製ハンドル


シャシー裏




●1/15.5スケール バンダイ1959年マツダK360 アイボリー/ブルー
ハンドルの台座パーツが廃されハンドルがプラ製となった2ndモデル。












台座なしプラ製ハンドルに変更




●1/15.5スケール バンダイ1959年マツダK360郵便車
数台しか現存が確認されていない郵便車。これまで箱付は見たことがありません。


残念ながら荷箱後ろの扉が欠品しています。










プラ製ハンドルの2ndベース




●1/16スケール ヨネザワ 1959年マツダK360幌付き アイボリー/ピンク
ビニール製の幌が何ともいい味を出しています。私が幼少時にリアルタイムで遊んだのは、この米澤製K360でした。室内にはハンドルが付いていますが、メーター等のプリントは省かれています。










手前は1/64スケールTLV




ハンドルが付くだけのあっさりした室内



【参考】
2012年3月ヤフオクに出品され14万3000円で落札された幌なしバージョンの箱の出品画像


2017年8月ヤフオクに出品され22万6000円で落札された幌付バージョンの箱と本体の出品画像。バランスの崩れた何とも下手な箱絵です。




●1/18スケール アオシン 1959年マツダK360 アイボリー/ピンク
フロントのmatsudaロゴ、ドアのK360ロゴがプリントされて派手な印象の青眞製。この1stモデルでは室内に別パーツでハンドルが付きますが、2ndモデルではハンドルが省かれプリント表現に替わっています。3社の中で一番小ぶりながら、丁寧に造られた凝縮感があり、なかなか魅力的です。










1/64スケールTLVとの比較


ハンドル付の1stモデル




●2020年1月ヤフオクに出品された1/18スケール アオシン 1959年マツダK360 アイボリー/ブルー2ndモデル箱付
ヤフオク2020年1月31日終了の出品画像。落札価格22万7000円。ハンドルが別パーツからプリント表現に替わった2ndモデル。窓枠やヘッドライトのメッキが黒ずんで劣化していますが、箱付は滅多に見掛けません。


箱には「軽免許で乗れる・・・」の印字


ハンドルがプリントの2ndモデル




●バンダイ・ヨネザワ・アオシン1959年マツダK360大集合!!








上から順にバンダイ、ヨネザワ、アオシン。大きさが少しずつ異なることが判ります。






※マツダK360の実車カタログについては2012年12月3日の自動車カタログ棚からシリーズ第92回記事をご参照ください。





★オマケ(その1): ペガサス製 1/36スケール程度 1959年マツダK360幌付き12台セット未使用
箱サイズ:175×245×40㎜。本体全長83㎜。1960年代に駄菓子屋などで売られたプラ製の駄玩具。ミゼットMPと共用の箱。この箱にはミゼットは1台もなくK360ばかり12台(赤青緑が各4台)が入っています。驚くべきことにビニール製の幌上部に描かれた草花の模様は手書きで全て異なります。緑・赤・白の絵筆を使い分けて、熟練の塗り師の方がサッサッサッと大量に塗ったのでしょう。これはオマケにするには大物過ぎるので別記事として改めて詳細にご紹介したいと思います。


右端は1/64スケールTLV




★オマケ(その2): マウント社 タクシーゲーム
箱サイズ:縦128×横157×厚さ25㎜。この週末、整理をしていたら出てきた、1980年代後半に箱に惹かれて入手した未使用のゲーム。1964年RS40クラウンタクシーの後ろには横目のセドリックタクシー。そして、注目すべきは、何とタクシーの文字の下に五十嵐平達先生がデザインした1963年スーパーデラックスはとバスAタイプ月光仮面が写り込んでいます。




貨幣も封がされたままの未使用状態




★オマケ(その3): CARグラフィック1962年12月号
これも、この週末、整理をしていたら出てきた、B5判時代の初期のカーグラ。特集「国産新車をテストする」では、小林彰太郎氏がデビューしたばかりのS40DグロリアとRS41クラウンをテストし、ざっくり言えば、「グロリアはトルク不足のため噂の2500cc6気筒エンジンを搭載すれば文句なし」、「クラウンは3速+ODは使いにくく4速ミッションを付ければ文句なし」といった結論となっています。この号は1962年の東京モーターショーのレポートも掲載されており、国産旧車好きにはお薦めの1冊。






ロードテストは村山で行われているため、撮影場所は村山周辺でしょうか。




★オマケ(その4): 2020年2月トミカ新製品
2020年2月15日(土)はトミカ新製品発売の第3土曜日ということで、近所の家電量販店に買いに行ってきました。今月の新製品は、59番1/62スケール フェラーリF8 トリブート(通常品が青メタ・初回限定は赤)と21番日産ノートパトロールカー「埼玉県警」。フェラーリはテールライトが別パーツなのが、細密感があって良い感じです。ノートパトは警視庁ではなく埼玉県警であるところが良いです♪








★オマケ(その5): 今日のビートルズ「I'm Looking Through You」 1966
邦題:君はいずこへ。ラバーソウルB面3曲目。ビートルズは基本アルバムで聴いたので、ジョンのガールの後にポールのこの曲という流れが頭に染みついています☆

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