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★1957年カツミ模型店 Oゲージ 魅惑の旧型電気機関車たち ED16/ED17/ED14



梅雨に入ったTOKYO
今日は夕方になって雨音がしてきました。
暫くはぐずついた空模様の日が続くようです。


私のコレクション対象は大きくは自動車物、鉄道物、アナログレコードなどの音楽物の3つに分かれます。鉄道物の中で特に好きなのは戦後の国産3線式Oゲージです。座敷にレールを敷きつめて火花を散らしながら快走させるのは迫力もあって実に愉しいものです♪

これまで鉄道模型は鉄道車輛カタログのオマケとして紹介したことはあっても、鉄道模型をメインに記事としたことは意外にも一度もなかったので、今回、記事カテゴリーに「鉄道模型」(≒テツドウモケイ)を新設しました。
スポーツカーなど格好の良い自動車が好きという人の中には鉄道なんてダサいものがどうして好きなの?などと言って訝る向きもおられますが、好きなモノは好きなのでどうにも仕方がありません。
という訳で、今回は古い鉄道模型をご紹介しますne☆☆☆



・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

★2019年6月4日(火)、テレビ東京「開運!なんでも鑑定団」で「第1回鉄道グッズ鑑定大会」が放送されました。
1994年(平成6年)4月の放送開始から今年2019年(平成31/令和元年)で早くも四半世紀となる番組では過去にも鉄道グッズは沢山登場したように思われますが、意外なことに鉄道物だけに絞った鑑定大会は初めてだったようです。ロコモデルの小田急線電車や天賞堂が1963年(昭和38年)に発売した16番の国鉄151系11両揃いといった鉄道模型については、30年以上前からの知人である天賞堂のH氏が鑑定されていました。天賞堂の151系11連元箱付美品が50万円というのは、最新の真鍮製16番の電車編成モノの価格を考慮すれば、むしろ安目のように感じました。何しろ現行品とは異なり、1960年代の天賞堂151系の美品11連というものは、例え欲しくてもお金を出せば手に入るというシロモノではない訳ですからne。

★私が鉄道模型を初めて手に入れたのは、先天性心疾患の手術で小2だった1967年(昭和42年)の秋に東大病院胸部外科に入院する直前のことだったと思います。今でもよく覚えていますが、吉祥寺サンロードの現在の西友の向いにあった中央模型でカツミの16番ED58と12本組曲線、パワーパックを母に買ってもらいました。価格は合計5000円前後だったと思いますが、機関車が自由形だったとは言え当時としては決して安い買い物ではなかったと思います。関水のNゲージは既に前年1966年(昭和41年)には103系が市場に出ていたはずですが、当時の模型好きにはあまりにも小さく見えた、謂わば色物的なNゲージに手を出す人は未だ殆どいなかった時代です。その後、お正月にお年玉が出るとカツミの16番0系新幹線などの電車の先頭車だけを買ったりしました(貧乏小学生にとって編成で揃えることは夢のまた夢の話でした)。鉄道模型熱が再燃したのは高校生になった頃で、しかし、16番の新品は学生の身ではおいそれとは手が出ず、宮沢のC58など比較的安価だった製品をポツリポツリと買っていました。1980年代、社会人になってからも真鍮製の新製品は安月給の身ではまだ尚高価で、子供の頃に入手できなかった古い日本型16番の中古品を専ら買い集めたのでした。

★ジョン・レノンが死んだ翌年、1981年(昭和56年)の春先だったと思いますが、ぶらっと入った国分寺南口の骨董屋で宮沢製?のOゲージの綺麗なブルーメタリックのEB16とレール、パワーパックのセットを見つけた時、小学校低学年の頃に同級生の家に行った時に同級生のお兄さんがお座敷一杯に敷き詰めた3線式レールの上を火花を散らせながら快走させていたOゲージの記憶が蘇り懐かしさに胸が震えたのでした。
セットで3000円程度の値付けだったと思いますが、私のOゲージのコレクションはこのEB16が第1号で、その後、吉祥寺の歌川模型のオジサンが店の倉庫から出してきたモノ(つぼみ堂の自由形B凸電機など)をメインにポツリまたポツリとコレクションを増やしたのです。戦後の3線式OゲージはカツミのEF58やEH10、C62といったスケール機は例外として、元々高価で売られた1990年代のOJなどと比べると現在でも比較的安価で流通しています。当時大量に売られたエンドウ製のOゲージ貨車などは、市場に出た数の少ないコンテナ車など一部例外を除けば箱付新同品であっても1/64スケールのミニカーTLV1台より安い2000円程度から流通しています。私のように時を経た味わいとノスタルジーから鉄道模型を蒐集している人は相対的に少ない、あるいは絶対的な人数が少ないということなのでしょう。



●カツミ模型店 1/45スケールOゲージ国鉄電気機関車ED16形18号機
全長35cm(実機全長15360mm;スケール1/43.9程度)。1957年(昭和32年)時点の小売価格:キット1500円・完成品2500円。実機は1931年(昭和6年)に18両製造。製造メーカーは、三菱重工業・日立製作所・東芝・川崎造船所の4社。1967年(昭和42年)に18両全てが立川機関区に集められ1980年代前半まで青梅線・南武線で活躍した首都圏の鉄道ファンには馴染み深い旧型電機機関車。1号機が青梅鉄道公園に、15号機が山梨県南アルプス市南アルプス市役所若草支所に静態保存されています。

観音クラウン警視庁パトカーは1/42モデルペットNo.12SP
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ED1618/KTM
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●カツミ模型店 1/45スケールOゲージ国鉄電気機関車ED17形17号機
全長28cm(実機全長12340mm;スケール1/44.1程度)。1957年(昭和32年)時点の小売価格:キット1350円・完成品2100円。この個体は1980年代に神田のスパイクモデルで塗装ハゲチョロ状態のモノを安価で入手し、吉祥寺・歌川模型のオジサンにレストア及び再塗装をしてもらったもの。実機は1930年(昭和5年)から翌1931年(昭和6年)にかけてED50形の歯車の歯数比を増やし中央本線・新宿~甲府間の勾配区間を含む電化開業用に転用された17両を始め、全機が英国のイングリッシュ・エレクトリック社(English Electric & Co.)が製造した機関車でED13形・ED50形・ED51形・ED52形の計4形式28両中27両がED17となっています。EE社のディック・カー(Dick Kerr)工場で製造されたことから、俗にディッカーまたはデッカーとも呼ばれます。
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コンテナ貨車は珍しい宮沢製
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●カツミ模型店 1/45スケールOゲージ国鉄電気機関車ED14形5号機
全長24cm(実機全長11200mm;スケール1/46.6程度)。1957年(昭和32年)時点の小売価格:キット1100円・完成品2100円。実機は1926年(大正15年)にED11形に続いて米国より4両が輸入されたゼネラル・エレクトリック(GE)社製の電気機関車。1960年代に4両全てが国鉄から近江鉄道に譲渡されていますが、2019年(平成31年)3月までに惜しくも全機が解体・消滅しています。ED14というと鉄道模型の世界では戦後、神田カワイモデルの16番製品が長年月に亘り連綿と売られたことでよく知られています。
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ED145
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●全員集合
モデルペット初代クラウン&ダイヤペット2代目クラウン警視庁パトカーは大きさ比較用。Oゲージは標準スケールのミニカーと一緒に飾れるのが愉しいです♪
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●参考文献(1) 1957年 電関模型カタログ
B5判・表裏共36頁。発行元は1950年代から1980年代前半まで月刊誌「模型とラジオ」を発行していたことで知られる科学教材社。記載内容から初版は1955年(昭和30年)で画像の物にはTMSスタイルブック1957年版が参考図書として掲載されていることから、1957年(昭和32年)頃の発行と思われます。まだ数は少な目ながら16番も掲載されています。
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Oゲージ電気機関車の頁にはEF58やEH10も掲載されています(但し、EH10は価格の掲載なし)。
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●参考文献(2) 鉄道ピクトリアル1982年4月号「旧型主力電気機関車特集」
B5判・114頁+。鉄道図書刊行会・1982年4月1日発行。杉田肇氏による「ED16形の半世紀」ほか掲載。
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目次
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●参考文献(3) 電気機関車VOL.4 2017年夏号
A4判近似・146頁。イカロス出版・2017年8月25日発行。定価2200円(税抜)。ED16全機を1頁ずつ紹介するなどED16だけに50頁近くを割いた書籍。
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1975年4月13日、宮ノ平にてクモハ73とED16形2号機。諸河 久氏撮影。
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さよなら運転を明日に控えた1983年3月26日、東京機関区にてお召機EF58 61とED16形10号機。瀬田 明氏撮影。
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●参考文献(4) レイルNo.109
A4判近似・98頁。株式会社エリエイ/プレズアイゼンバーン・2019年1月21日発行。定価3600円(税抜)。古くから良質の写真で知られるプレスアイゼンバーンのレイル109号は2018年(平成30年)に青梅鉄道公園で静態保存されている1号機が国の重要文化財に指定されたED16を24頁に亘り特集。
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1931年鉄道省東京電気事務所発行「中央線電化記念写真帖」より中央本線用に新製されたED16形1号機原形
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★オマケ(その1): シュコー1/64スケール ポルシェ356カレラ2新色
以前発売された赤の色違いとしてグレイ/赤シートが発売になっています。このシリーズはVWビートルなど他の車種もなかなかカラーリングが魅力的です♪
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★オマケ(その2): トミカリミテッドヴィンテージ&ネオ新製品
TLV&TLVネオの2019年6月の新製品は、TLVが初代エルフのバキュームカー2種(LV-179aの1964年式とLV-180aの初代最終4灯1968年式:各税抜2500円)、TLVネオが日産GT-RのLV-N148eプレミアムエディション(グレイ)とLV-N184aの栃木県警パトロールカー(税抜3000円)。GT-Rは個人的には蒐集対象外の年式ながら、パトカーにはどうにもそそられて、つい1台入手。初代エルフの4灯は入手の難しい古のイマイの消防車のプラモデルとバンダイ製のブリキモデルしか存在しなかったため、嬉しいリリース。今後、4灯のノーマルなどのバリエーション展開が楽しみ。TLVネオには年式表記が見当たらないのが残念。今後50年、100年と時を経るとモデルとした実車の年式の特定が困難となりそうです。
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東京都清掃事業の文字が泣かせます。
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栃木県警の文字がそそります♪
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★オマケ(その3): 日産フェアレディZ 50周年記念車専用カタログ
2019年(令和元年)7月に発売されるフェアレディZの生誕50周年を記念したフェアレディZ 50th Anniversaryの専用カタログが発行されています(4つ折)。往年のBRE仕様をリスペクトしたカラーリングの2020年3月までの期間限定車。価格は6速MT仕様458万8920円、7速AT仕様466万6680円。この限定車のトミカが出るといいですね。通常のZのカタログも2019年5月に改訂されています。
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50th Anniversary専用カタログには歴代Zも簡単に掲載されています。
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★オマケ(その4): 銀座 資生堂パーラーレストラン
2019年6月8日(土)の夕食は銀座資生堂へ。本ブログでは食べ物をUPすることはこれまで殆どなかったように思いますが、たまにはいいでsho♡♡ 1902年(明治35年)開業の歴史の重みと接客対応の良さがいぶし銀のように光るレストランですyone☆☆
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天井の高いエレベーターです。
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活鮑(アワビ)のステーキ
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和牛サーロインステーキ
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1935年(昭和10年)当時の資生堂レストラン内部。2019年現在で84年の時を経ているため、写真に映りこんでいる美女たちは当時20歳だったとしても御存命なら現在は軽く100歳を越えている計算です。
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★オマケ(その5): 今日のビートルズ It Won't Be Long 1963
1963年(昭和38年) 6月30日録音、同11月22日発売ビートルズ2作目のアルバム「With the Beatles」A面1曲目。これもジョン・レノンが遺した名曲の1つですne☆☆


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