Quantcast
Channel: ポルシェ356Aカレラ
Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

★1961年バンダイ トヨペットクラウンRS31観音最終 ~ブリキ自動車コレクションから 022

$
0
0

新元号の発表を受けて世論調査が行われ、共同通信社の調査では73.7%、読売新聞社の調査では62%が良い元号との回答だったそうです。令和が良い理由として、新時代に相応しい、響きがよい、上品な感じ、出典が万葉集ということで日本の歴史を感じさせる等の意見が寄せられたようです。個人的には今回の改元に当っての6つの候補の中で令和はダントツに良かったように思います。
一世一元となった明治以降の改元日は以下の通りとなっています。

・明治45年(1912年)7月30日終了→同日より大正元年

・大正15年(1926年)12月25日終了→同日より昭和元年

・昭和64年(1989年)1月7日終了→1月8日より平成元年

・平成31年(2019年)4月30日終了→5月1日より令和元年

これを見ると、昭和元年と昭和64年は各1週間程度と極端に短く、実質的に昭和は62年間と言えます。また、平成までの改元は天皇崩御に伴うものでしたが、ご承知の通り今回は退位によるものです。令和が果たして何年まで続くか、ドラえもんは知っていてもけっして教えてくれませんが、医療技術の進歩等による日本人の寿命の延びを考慮すると最長40年前後でしょうか。西暦2060年頃まで令和が続く可能性はあると思います。
令和12年(2030年)には自分あるいはパートナーは何歳、あるいは令和32年(2050年)には何歳になるかといった使い方をするのも楽しいものですyone☆☆

朝日新聞土曜版で桜庭一樹さん(1971年~)の「火の鳥~大地編」が始まりました♪
手塚先生の逝去により惜しくも未完に終わった大作「火の鳥」。手塚治虫(1928年11月3日-1989年2月9日)先生が遺した構想原稿を元に1938年(昭和13年)日中戦争時の中国大陸を舞台に始まった、桜庭さんの確かな歴史認識により紡がれる物語は手塚ファンならずとも楽しみですyone☆
社会人なら新聞は日経以外を読むべきではない、朝日新聞などとんでもない、あるいは日経を読まないと社会人としては1人前ではないぞといった趣旨のことを言う人がいますが、個人的には日経より朝日の方が好きだったりしますyo☆☆


閑話休題
初代観音クラウンの記事ばかりでもう飽きたよ~wという向きも多いとは思いますが、今回は「ブリキ自動車コレクションから」シリーズの第22回記事としてバンダイの初代クラウンRS31最終型をサクっとご紹介しますne☆今回でバンダイ製ブリキの初代クラウンの記事は漸く完結となります(次回以降の同シリーズではイチコーの初代セドリック縦目/横目、イチコースカイラインスポーツ、イチコーいすゞベレット、バンダイ スバル360などの日本車玩具のバリエーション紹介を予定しています)☆☆☆
 


・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・


★1960年(昭和35年)10月、日本の小型車枠が1500ccから2000ccに引き上げられたことに伴い、90ps 3R型エンジン搭載 最高速140km/hの1900cc車「トヨペット クラウン1900デラックス」(RS31型)が追加された。
RS31型ではオートマ「トヨグライド」が正式なカタログモデル(型式RS31-C)として登場した(トヨグライドは前年1959年3月にマスターラインRS26型で日本車初のオートマとして採用、クラウンデラックスRS21にもオプション設定)。
RS31型の登場と同時に従来の1500cc RS21型デラックスも新しいRS31型に準じてフロントグリル・サイドモール・ホイールキャップ・ダッシュパネル変更等によるマイナーチェンジが施された。デラックス車(RS31・RS21)のフロントグリルにはフォグランプがビルトインされた。1900ccのデラックス車RS31と1500ccのデラックス車RS21の外観上の識別ポイントは、RS31ではリアフェンダー後端左右に1900のバッチが付きフロントグリル中央の菱型の囲いと王冠エンブレムが金メッキされていること。翌1961年(昭和36年)4月、1900スタンダードRS30型が追加され、1900cc車については1962年(昭和37年)9月の2代目40系クラウンへのフルモデルチェンジに至るまで生産が続けられた。

★量産効果による値下げ
初代クラウンデラックスの新車販売価格の推移は以下の通り、年式が新しくなるにつれ順次値下げされています。主にモータリゼーション進展に伴う量産効果によるものと思われます。但し、1956年の初任給1万円、1960年でも初任給13000円というデータからすると、100万円という当時のクラウンの価格は現在の貨幣価値では2000万円程度に当ると思われます。

・1956年RSD型 118万円
・1958年RSD型 110万円
・1959年RS21型 103万円
・1961年RS31型 98万9000円(トヨグライド付は10万円高)

★1970年代後半、私が高校生の頃、この初代クラウン最終型は15年落ち程度の現役車両を見ることがあり、意識的にカメラを向け写真を残してあるのですが、逆に当時タクシー等で幾らでも見かけたクジラクラウンや5代目クラウンあたりは殆ど写真を撮らなかったことが今となっては悔やまれます。


●クラウン1900デラックスRS31型 実車カタログより


















RS31リーフレット(A4判・表裏1枚)・・・・・トヨタカタログNo.670。イメージカラーの緑金メタ。


RS31リーフレット(A4判・表裏1枚)・・・・・これもトヨタカタログNo.670ながら、クラウンの絵が変わり薄紫メタボディに。


1961年(昭和36年)の日本シリーズMVPとなり、トヨタ賞のクラウンRS31を獲得した巨人の宮本敏雄選手(1933年4月26日~)



【実車 主要スペック】1961年トヨペット クラウン1900デラックス(RS31型)
全長4410mm・全幅1695mm・全高1530mm ・ホイールベース2530mm・車重1265㎏・3R型 水冷 直列4気筒OHV1897ccエンジン・最高出力90ps/5000rpm・最大トルク14.5kgm/3400rpm・変速機コラムMT3速+オーバートップ(またはトルコン「トヨグライド」)・乗車定員6名・最高速度140km/h・販売価格98万9000円(トヨグライド108万9000円)


★萬代屋(現バンダイ) 1961年トヨペット クラウン デラックス RS31
1961年(昭和36年)春、前年秋の実車のMCと同様に既製品RS21をMCして発売。RS21同様に萬代屋の傑作。RS21ではブリキパーツだったヘッドライトが時流に即したプラ素材に変り、実車に即してフロントグリル、サイドモールを変更しリアフェンダー後端左右に1900の浮き彫りが追加されています。実車ではダッシュパネルなどの室内意匠も大きく変わっていますが、残念ながら萬代屋のRS31の室内はRS21のままです。
同様の変更は旭玩具のブリキのRS21とモデルペット1番でも為されています。実車のマイナーチェンジに歩調を合わせてモデル玩具も最新型に変更するという良心的な時代だったと言えます。見方を変えれば、萬代屋が最新型に変更すれば、旭玩具も最新型に変えないと売りにくい時代だったということなのかもしれません。
萬代屋RS31のバリエーションはボディ色違いが5種程度と箱違い2種があり、1960年までで実車の輸出が中止された関係もあってかRS21のような輸出用左ハンドル仕様は造られていません。RS31の金型を使用した警視庁パトカーは、最初にフリクション仕様が出たあと、1964年(昭和39年)にはハンドルリモコン仕様に変更され、1966~67年頃まで連綿と売られた模様です。


【バンダイ 1/19スケール 1961~62年 トヨペット クラウン1900デラックス RS31型 主要データ】
・基本素材: ブリキ
・バンダイ品番(管理番号): 725番
・発売時期: 1961年(昭和36年)3月頃~
・販売価格: 都内200円・全国220円
・全長22.5cm (実車比:1/19.6スケール)
・全幅9.0cm (実車比:1/18.8スケール)  
・ホイールベース13.0cm (実車比:1/19.4スケール)
・ボディカラー: 緑金メタ、薄紫メタ、青メタ、黒ルーフ/白、橙ルーフ/クリーム等
・動力: フリクション
・箱のバリエーション: 白黒箱(1st)と赤箱(2nd)の2種類
・その他のバリエーション: なし
・入手難易度:10段階評価で8程度(同社RS21よりレア)
・2019年現在のアンティーク・トイ市場の推定評価額: 下限22~上限38万円程度 (箱付未使用ミントコンディションの場合)


●緑金メタ
実車のイメージカラー。実車カタログでは「グリーン・ゴールド・メタリック」。






同カラーのモデルペットNo.12Sとの比較






●薄紫メタ
これも実車に存在したカラー。実車カタログでは「ウィスタリア・パープル・メタリック」。1960年代初頭に薄紫のクラウンなんてオシャレですyone♪












サイド後端に1900の浮彫


実車では大きく変わったダッシュパネルはRS21のまま


シャシー裏面




●青メタ
実車カタログに掲載されている青メタ「ハイランド・ブルー・メタリック」より少し濃い目の青。しかし、モデルペットでも同じ色味の青が出ていることから、この色が実車に近いのかもしれません。






同カラーのモデルペットNo.12との比較






●黒ルーフ/白ボディ
実車カタログには掲載されていないカラーリング。萬代屋のオリジナルカラーのように見えます。しかし、RS31によくハマっているため、案外、実在したカラーなのかもしれません。








工場出荷時に貼られたシール「’62トヨペット」




●橙ルーフ/クリームボディ
これも萬代屋のオリジナルカラーと思われます。何故かこのカラーは21世紀に入りバンダイ北原コレクションの食玩系ミニカーで復刻されています。






復刻との比較






●萬代屋1961年クラウンRS31全員集合!!


シングルカラー3色




ツートンカラー2色




小さなミニカーは大きさ比較用TLV(1/64スケールRS20)






箱のバリエーション2種






★オマケ(その1): 緑商会1/38スケール1961年トヨペット クラウン1900デラックス プラモデル
本体全長:11.5cm。箱サイズ:縦10.6×横21.2×厚さ2.7cm。当時定価:不明(100円前後と推定)。モーターで走る国産乗用車シリーズNo.2。同シリーズのNo.1はニッサン セドリック、No.3はプリンス スカイライン。稀少な黎明期の国産プラモデル。1/40スケールのマルサン商店のクラウンRS21より一回り大きく、テールライトが別パーツであるなどパーツも多めです。ボディは前後左右を貼り合わせて組立。妙にバタ臭い箱絵。箱絵に描かれたクラウンが4ナンバーなのは御愛嬌。






フロントグリル、テールライトなど


組立説明書






★オマケ(その2): 緑商会1/70スケール1961年トヨペット クラウン1900デラックス プラモデル
本体全長:6.3cm。箱サイズ:縦3.5×横8.5×厚さ2.5cm。模型店だけでなく駄菓子屋でも売られたと思われるチープキット。当時定価:不明(30円前後と推定)。このトミカより小さなスケールの緑商会のキットは他にブルーバード310、日野ルノー4CV、初代プリンススカイライン4灯、スバル360等の国産車が出ています。




箱裏に組説


フロントグリルなど




★オマケ(その3): バンダイ北原コレクション2 1/76スケール1961年トヨペット クラウン1900デラックス 復刻
全長:5.8cm。2003年、ブラインドBOX形式にて発売。金属でもプラでもない、ゴム系素材(ABS?)。ボディは小さいが故に若干デフォルメされていますが、驚いたことにシャシー裏に至るまで萬代屋製ブリキのクラウンRS31がコピーされています。










シャシー裏まで萬代屋製をコピー



●オマケ1~3 全員集合!



●萬代屋クラウンRS31青メタ、モデルペット、オマケ1~3の並び




★オマケ(その4): スパーク1/43スケール ポルシェ959 1986年パリダカ出場車ほか新製品
959パリダカの1/43ミニカーは既にミニチャンプスから出ていますが、スパークからレジン製で更に細かい造りのモデルが登場。品番は優勝した#186がS7815、2位の#185がS7814。国内定価が税抜7000円というのはTLV-NEOの新製品フェラーリF40とほぼ同額でこちらは1/43ということでポルシェファンならF40よりこれを買う方が満足度は高いですne☆スパークの人気商品は完売するのが早いので要注意です。マッチボックスの1985ポルシェ911ラリーも2019年発売の新製品。パリダカ車両をモチーフにしたカラーリングとルーフに載せたスペアがそそります♪








マッチボックス




1986年パリダカ優勝ポルシェ959 実車画像




★オマケ(その5): Eric Clapton Crossroads 2005年
2019年4月13日(土)から武道館公演の始まるエリック。もちろん、今回も行きます。これはクリーム再結成、エリック60歳の時の映像。エリックを武道館で初めて観たのは1975年(昭和50年)秋、高1(16歳)の時。あれから44年、30歳だったエリックは今年74歳、永遠のギターヒーロー&スーパースターなのに何だか一緒に歳を重ねてきたような感覚なのですyone(>_<)


Viewing all articles
Browse latest Browse all 822

Trending Articles



<script src="https://jsc.adskeeper.com/r/s/rssing.com.1596347.js" async> </script>