★早いもので、もう今年も残り1週間ちょっとですよね~☆
明日12月24日(月)はクリスマスイブ、明後日25日(火)はクリスマスということで恋人さんやパートナーさんとデートだよという方も世の中多いことと思います♪私は例によって吉祥寺駅前の不二家でケーキを買ってきて1人で爆食いするという悲惨なパターンになりそうです(大汗)。
★ところで、皆様は中高生の時に修学旅行に行きましたか~??
私の中高生時代は、修学旅行での移動が1960年代の修学旅行電車利用ではなく新幹線利用に切り替えられた1970年代なのですが、中高共に新幹線で京都・奈良に行きましたyo。寺社を巡ることもそれなりにはしたのですが、高校の時の自由時間は殆ど悪友達と喫茶店で紫煙に巻かれていたことを思い出します(汗)。
★閑話休題
今回は久々に鉄道車輛カタログのご紹介です。1960年代に活躍した懐かしの修学旅行電車をピックアップしますne☆☆☆
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★国鉄の修学旅行用電車は153系をベースに1959年(昭和34年)3月に82系電車としてデビューしています。
デビューから3ヵ月後の同年6月の国鉄車両称号規程の改正により155系に改称され、東京から関西に向かう列車が「ひので」、関西から東京に向かう列車が「きぼう」と呼称されたことから俗に「ひので形電車」と呼ばれています。当時のダイヤを見ると、東京~京都間に7時間も要しており修学旅行の新幹線利用への移行により専用電車が消滅したことは自然な流れだったと言えます。
修学旅行用電車の鮮やかなカラーリング、即ちライトスカーレット(朱色3号)とレモンイエロー(黄1号)のツートンカラーは、警告色としての役目と共に子供たちに明るい印象を与える目的で設定されています。この鮮やかなカラーリングが修学旅行用電車の1番の魅力と言えます。外観上では先頭車の前面にスカートが付かないこと、中央本線での運用を想定し全高3514㎜(通風機上面まで3779㎜)と153系より12cm低くフラットなルーフを持つことも特徴です。
室内では、1両あたり100名の座席定員を輸送上要求されたことから、与えられた条件を最大限に生かして定員増加を図り、当時の中学生の体格も考慮した上で通路幅を標準よりも削り片側の座席の横幅を広げて3人掛けとし横5列としたこと、荷物置き場が枕木方向の各席上に設けられたことなどが特筆されます。
1971年(昭和46年)4月より国鉄が修学旅行利用の新幹線特急料金の割引を開始したことを受け公立高校や私立高校の修学旅行が新幹線利用に移行したため、「ひので」「きぼう」は同年10月の運転を最後に廃止されます。以後の155系は車体塗色を湘南色、5列掛け室内を一般的な4列にするなどの改造を受けたのち、冷房化はされないまま1980年(昭和55年)~1982年(昭和57年)にかけて惜しくも全車が廃車となっています。
(以上、Wikipediaより抜粋・加筆・再構成)
【主要諸元】 1959年国鉄修学旅行電車クハ155
全長19900㎜・全幅2900㎜・全高3514㎜・自重30トン・出力(1時間定格)775KW・歯車比1:4.21・最大運転速度95km/h・最大運転許容速度130km/h
●1959年3月 修学旅行電車82系カタログ (縦14.7×横20.2cm・2つ折4面)
155系となる前のデビュー時の製造メーカー発行(汽車製造株式会社東京製作所/日本車輛製造東京支店のダブルネーム)のカタログ。これ以外にも似た体裁の簡素な2つ折カタログを国鉄が発行しています。

【中面から】

簡易医務室(左)と洗面台(右)

おもな特色

枕木方向に網棚が設置された客室

クハ客室端に設置された時計と速度計(左)、男子用便所(右)

図面・諸元

クハ89図面

モハ82図面

【155系の模型・玩具】
●その1: 野村トーイ/山崎玩具 全幅比1/36スケール程度 修学旅行専用車「ひので」
全長41cm・全幅7.8cm。ブリキ製。当時定価:都内230円・全国250円。湘南電車や地下鉄電車(丸ノ内線)等との共通金型で発売された製品。飾り映えのするサイズと共にヘッドマークがプリントでなく別パーツとなっているのが魅力です。1960年代の鉄道玩具としてはレアな部類で、あまり現存個体を見かけません。画像の個体は元箱が失われていますが、まずまずのコンディション。1960年代に子供が少し遊んだあと捨てずに押し入れ等に仕舞いこんであったモノと想像します。



左側面後端に野村トーイのTN、後端左に山崎玩具のIYロゴマーク


●その2: カツミ模型店 1/45スケール 修学旅行形電車
全長36cm・全幅6.5cm。金属製。当時定価:不明(調査中)。国産三線式Oゲージ末期の1965年(昭和40年)の夏に東海形・通勤形(中央線オレンジ・山手線ライトグリーン・京浜東北線ブルー)と共に発売されたジュニア向けの17m級ショーティー製品。同時発売の中央線や山手線に比べてあまり現存個体を見かけないので、売れた数は少ない感じがします。画像の個体は恐らく前面カプラーと窓ガラスが失われています。元箱は修学旅行形のスタンプだけが押された車両にピッタリサイズの横長ダンボール箱。




鉄道ファン1965年8月号表3掲載 カツミ模型店Oゲージ国電シリーズ新発売広告
カツミ本社が魚籃坂下電停前(芝白金志田町=現在の港区高輪1丁目)にあったオールドファンには懐かしの時代。翌1966年に発売された新幹線(0系)も「製作中」と印字があります。


●その3: サクラペット1/80スケール 修学旅行電車「167系わかくさ」
全長18cm・全幅3.5cm。ダイキャスト製。サクラペットNo.206。箱にHOサイズ鉄道シリーズと印字されています。軌間は16.5㎜ながら、車体は日本型のHO(16番)より小さ目。急行形電車や地下鉄電車(丸ノ内線)等と金型が共用されたショーティーです。サクラやダイヤペットのダイキャスト製の鉄道玩具は一般の鉄道模型ファンからは無視されている関係か長い年月を経ても安価で流通しています。


ドア開閉アクション付

HOのレール上を快走します♪

●その1~その3の並び


●その4: アシェットコレクション国産鉄道VOL.42 Nスケール155形修学旅行用直流電車クハ155形
全長13.5cm・全幅2cm。プラ製。2015年9月9日(水)発売。当時定価:税抜1895円。2014年2月から延々とバリエーションを増やし続けているNスケールモデル付の書店売り分冊百科シリーズ。このシリーズはクロ151等どうしても気になるモノだけ購入しています。




その3との大きさ比較

★オマケ(その1): おもいで列車155系ひので修学旅行用電車
155系などオレンジ/イエロー塗色の修学旅行用電車の現役時に撮影された動画が見当たらず、これは当時の貴重な画像を散りばめて創られた動画。
★オマケ(その2): 1966年 東京
ビートルズが来日した年の東京の素顔を写した貴重な映像。登場するクルマ達、都電、国電、赤電話、テレビ、割烹着姿のお母さん達、道路標識、路上の靴磨き、C2コルベット?のプラモデルを作る少年の姿など、この時代のモノも人も空気も個人的には全てがあまりに懐かしく文字通り感涙モノの映像です。2018年現在で52年を経ていることから、撮影時に30歳だった人も現在は80代になられていることになります。
★オマケ(その3): 香港トイザらス限定トミカ№55 日産フェアレディZへリテージエディション白
トミカ新製品。国内のイオン限定で2018年7月に黄色が発売されたZヘリテージエディションですが、最近、カラバリの白が香港トイザらスで発売され、都内ではミニカーショップ等で売られています(1000~2000円程度)。トミカも海外版まで集めるのは大変ですが、こうした誰にでも分かりやすいバリエーションはつい入手したくなります。


