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★1975年日野KFダンプトラック ブログ6周年 ~ 自動車カタログ棚から 362

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★東日本大震災の起きた2011年(平成23年)の10月15日に始めた本ブログがお蔭様で6周年となりました☆
漸く6年というべきか?もう6年というべきか?既に10数年もブログを続けていて、しかも毎日1度は欠かさず長文の記事を更新しているといったブロ友さんに比べれば、まだまだ駆け出しですが、6年というのは生まれた子供が幼稚園の年長となり来年は小学校に上がる歳月と考えると案外長いようでもあります。その間に現実には子供も作れず(→定年が迫ったその歳で子供を作るのか?頭がおかしくなったんじゃないのか?というツッコミはなしでw)、全く無駄&無為な人生を送っている大馬鹿者ではありますが、まだまだ本ブログは細々と続けていきたいと思いますので、どうぞ宜しくお願いいたします☆


それにしても数日前までエアコンをつける暑さだったのが今日10月15日(日)の東京は最高16度、明日10月16日(月)の最高気温は13度の予報ですから、寒暖の差が猛烈ですね。数日前は半袖で過ごせたのが明日はコートを着ないと寒い位になりそうです。薄着をして風邪など引かないように気を付けたいですね☆

閑話休題
今回は「自動車カタログ棚から」シリーズ第362回記事としてトミカやトミカダンディのミニカーでよく知られる1970年代の日野ダンプのカタログをご紹介します。何とか週末1更新のペースを崩さないようにアップしたいと思います☆



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★昔からミニカーコレクターで実車のカタログも集めているという人達からよく聞くのは、「ミニカーになっているクルマのカタログをメインに集める」という話です。
ミニカーマニアでも自動車の運転免許さえ持っておらず純粋にミニチュアが好きで集めていて実車にはあまり興味がないといった人も中にはいますが、大抵のミニカーマニアは実車が好きでミニカーを集めているだろうと思います。ミニカーにも実車にも独自の世界があるので、実車よりもミニカー寄り、あるいはミニカーよりも実車寄りといった個人差はあると思いますが、ミニカーマニアで実車カタログを1冊も持っていないという人は少ないのではないでしょうか。極端な場合、例えばポルシェが好きでポルシェ以外には目もくれずにポルシェのカタログとミニカーだけ集めている、スカイラインが好きでスカイラインのカタログとミニカーだけ集めている、あるいはバスが好きでバスのカタログとミニカーだけを集めているといった人もいるだろうと思います。

★私の場合、ご承知の通り一番好きなメイクスはポルシェなのですが、子供の頃(1960年代)にリアルタイムで見た自動車(主に国産車)には強烈なノスタルジーを感じて旧い国産車のミニカーやカタログは個人的にはどうしても外せないコレクション・アイテムとなっています。
1972年(昭和47年)秋のケンメリ・デビュー以降はリアルタイムでディーラーにカタログを貰いに行っていますので、1970年代以降の日本車はあまり懐かしいという感覚がなく、そのためトミーテックが1970年代以降の自動車をモデルとした「トミカリミテッド・ヴィンテージ・ネオ(以下、TLV-N)」として発売している1/64スケールのミニカーはトラック・バスを例外として購入して手元に置きたいという気持ちがあまり起こらないのです。トラック・バスは何故例外でTLV-Nのミニカーを買うのかというと、一つには1970年代以降でもトラック・バスについてはカタログをリアルタイムで貰っていないこと、もう一つには模型化された場合に大型車は迫力があって魅力的なことが要因だろうと思います。トラック・バスのカタログを私がリアルタイムに集め始めたのは1990年代以降のことで、それ以前のカタログは完全なる後追いで自動車カタログ専門店、骨董市、古書店などで入手しています。今回ご紹介するような1970年代の国産大型トラックのカタログというのは21世紀に入る頃までは市場に出ても1部精々1000円前後までで入手出来る状況だったのですが、現在はモノが出にくい上に下手をするとゼロを一つ増やした金額にまで高騰しています。安価だった頃には1970年代のトラックより1960年代以前のトラックのカタログの収集をメインとしていたため1970年代モノには目もくれなかったことを少々後悔しています。勿論、現在でもあまり市場の情勢を知らない古書店などで安価で入手出来る可能性もありますが、1970年代の国産大型車のカタログは元々リアルタイムで貰っているマニアが少ないのでモノが出にくいというのが現状だろうと思います。

★日野のキャブオーバートラックは1959年(昭和34年)3月に初代が登場し、その後10年を経た1969年(昭和44年)9月に第2世代が登場した。
この第2世代は1981年(昭和56年)5月にスーパードルフィンにフルチェンジするまで約12年のモデルライフであった。今回ご紹介するカタログは第2世代の半ばに当る1975年のKFダンプ専用。1970年代の日野大型トラック系の主なアルファベットの意味は以下の通り。

KB=後輪1軸
KF=後輪2軸
TC=前輪2軸
ZM=後輪2軸ツーデフ
HE=トラクタ・シングルデフ
HH=トラクタ・ツーデフ
KS=低床4軸


【主要スペック】 1975年日野KF301Dダンプトラック (1975 Hino KF301D dump truck)
全長7500㎜・全幅2490㎜・全高2820㎜・ホイールベース3465+1270=4735㎜・荷台長5100㎜・車重8975kg・FR(シングルデフ)・EK100型ディーゼル4サイクル直列6気筒13267cc・最高出力270ps/2300rpm・最大トルク95.0kgm/1400rpm・乗車定員3名・最大積載量10740kg・ボールナット式パワーステアリング・変速機6速MT・燃料タンク容量115ℓ・最小回転半径6900㎜・タイヤサイズ10.00-20-14PR・最高速度90km/h



●1975年7月 日野KF301D ダンプトラック 専用カタログ (A4判・日本語・8頁)
日野カタログNo.T326A。フロントグリルが大幅に変更され型式バッチがグリル向かって右上に付いた。トミカ52-1ダンプ、53-1ミキサー車、54-1タンクローリー、99-1空調車の通称「後期グリル」として有名な顔。トミカも後輪2軸のKF(またはZM)をモデル化していた。
KF(1)表紙

【中頁から】
ゆとりの大物ダンプ。
KF(2)ゆとりの大物ダンプ。

EK100型赤いエンジン
KF(3)EK100型赤いエンジン

インテリア
KF(4)インテリア

男の仕事場
KF(5)男の仕事場

ダッシュボード図解
KF(6)ダッシュボード図解

シャシー
KF(7)シャシー

ティルトキャブ
KF(8)ティルトキャブ

外観図面
KF(9)外観図面

シャシー図面
KF(10)シャシー図面

裏面: スペック
KF(11)裏面スペック



●1979年2月 日野KB304D ダンプトラック 8トン積 専用カタログ (A4判・日本語2つ折4面)
日野カタログNo.T369。1976年4月の内装変更で「悠々キャビン」と称するドライバーを囲むインパネとなったタイプ。
KB(1)表紙

【中面から】
KB(2)中頁

ドライバーを囲む悠々キャビンに変更
KB(3)悠々キャビンに変更

スペック・図面
KB(4)スペック図面





★オマケ(その1): トミカ52-1番 1/102スケール 1975年日野KFダンプトラック
全長7.5cm。ダイキャスト製。1stモデルは実車MC前の1973年5月発売。当時定価180~320円。画像のダンプは全てMC後の2ndモデルで紫はスーパーギフト専用色。2台の緑メタは同じに見えるが緑ウインドと黄ウインドのバリエーション。ダンプアクションとキャブティルトアクション付。
トミカ(1)

トミカ(2)

トミカ(3)



★オマケ(その2): トミカダンディ28-1番 1/70スケール 1974年日野KFダンプトラック
全長11cm。ダイキャスト製。1975年4月発売。当時定価850円。トミカ同様にダンプアクションとキャブティルトアクション付。トミカの拡大スケール版。トミカと異なり2ndグリルは造られなかった。ミキサー車、タンクローリー、セメント運搬車などバリエーション多数あり。
ダンディ(1)

ダンディ(2)

ダンディ(3)



★オマケ(その3): 米澤玩具 1/23スケール 1975年日野KBタンクローリー
全長31㎝。プラ製。米澤コンピュータ管理番号No.127-11142。1988年発売。当時定価1400円。実車が絶版になった後に売られたプラ製玩具。ハンドルを回すとホースが伸縮するアクション付。
米澤(1)

米澤(2)

米澤(3)

オマケ1・2との並び。米澤製タンクローリーが巨大であることが判ります。
米澤(4)並び



★オマケ(その4): 1956年 三井精機オリエント三輪トラックTR-2型
雨の2017年10月15日(日)、第21回 クラシックカーフェスティバルin所沢の出展車。オリエントの生き残りは稀少です。
オリエント追加

オリエント(1)

オリエント(2)

オリエント(3)

滋賀ナンバー。「滋6」の「6」は車両区分三輪を示すもの。
オリエント(4)滋賀ナンバー



★オマケ(その5): 1957年 日本造機株式会社 日造NM-1型 三輪消防車
これも2017年10月15日、第21回 クラシックカーフェスティバルin所沢の出展車。長野県小諸鉄工所製。日産自動車製の水冷6気筒SVエンジン搭載。どうやら町工場が製作したワンオフに近いモデルのようです。消防車は長期使用されることが多く、一般の商用車に比べて古い車両が残りやすい環境にあります。
消防車1

消防車2

消防(1)

消防(2)

バーハンドル
消防(3)バーハンドル


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