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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★1969年アビイ・ロード ビートルズ書店売りレコード ~ 1938年タルボ・ラーゴ

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★2017年8月29日(火)、デアゴスティーニ・ジャパンが「ザ・ビートルズ・LPレコード・コレクション」の第1号「アビイ・ロード」を全国の書店で発売した。税込定価1990円というのは、48年前の1969年(昭和44年)10月21日に東芝音楽工業が日本で最初にアビイ・ロードを発売した際の定価2000円より10円安い。
ボクは1990年代までビートルズをメインとするロック系アナログレコードのコレクターだったので、アビイ・ロードも「全世界同時発売!」の文字の入った初回帯のものから1973年中2の時にリリースから4年近く遅れて自分で買って初めて聴いた時のフォーエバー帯、その後の国旗帯、限定販売されたピクチャーレコード、消費税導入による消費税帯版など国内盤に限っては沢山持っている(ここ20年位は倉庫に仕舞いっぱなしだが)。
ビートルズor洋楽マニアの人に伺うと、やはりビートルズはUKオルジナル盤で聴くのが一番と言われて、国内盤というのはどうにも評価は低いのだが、ボクは日本語の文字が踊った紙帯にはその懐かしさと味わいにどうにも惹かれるものがあってコツコツとビートルズの国内盤を集めていたのだった。尤も1990年代でもヤア!ヤア!ヤア!(ア・ハード・デイズ・ナイト)までの初期3作の初版に付いていた半掛け帯の国内盤LPは50万とか100万とかという途方もない値段が付いていた上に、高値が付くが故に紙帯の偽物が出回っているとの話を聞いてから急に買い集める気力が失せてしまったのだった。

★という訳で、ボクはアナログレコードのコレクションからはもうとっくに足を洗ったつもりだったのだが、今週本屋さんでアビイ・ロードが山積みにして売られているのを見て、ついつい1枚買ってしまった。これで恐らくアビイ・ロードのLPは7,8枚目にはなるだろう。今回のデアゴスティーニのシリーズは隔週刊で全23回というから約1年で完結することとなるが、第2号のサージェント・ペパー以降も買い続けるかどうかは微妙。このシリーズ、アビイ・ロードで見る限り、レコード以外に日本語の解説が付いているのは良いのだが、歌詞カードや訳詩が付いていないのが惜しまれる。著作権の絡みなどで歌詞カードが付けられなかったのだろうか。

★とっくにアナログレコードのコレクションからは足を洗っているのに、またアビイ・ロードを1枚買ってしまったのには実は訳がある。
CDがメインとなる前のアナログ・レコードの時代に、「もし無人島に1枚だけレコードを持っていくなら何?」というフレーズを聞く機会は多かった。実際、音楽雑誌等でこの質問をミュージシャンや著名人にしてその回答を掲載していることもあった。しかし、これは日本だけのフレーズ(設問)ではなくて、英語では「デザート・アイランド・レコード」という言葉があり、「もし無人島に持っていくことが少しだけ許された時に持っていきたいレコード」といった意味のようである。
で、ボクの場合の無人島レコードは、1枚に絞るなら、正にこのアビイ・ロードなのである。それは1970年代の半ば頃から40年以上も変わらない。もし無人島に持って行けるのが3枚までとなるのなら、ラバーソウルとヤアヤアヤア(ア・ハード・デイズ・ナイト)あたりが入るかもしれない。ビートルズの最高傑作とも言われるサージェント・ペパーは何故かボクはビートルズの中でそんなに飛びぬけて好きなレコードではなくて、2枚組でもいいなら順位的にはホワイト・アルバムの方がサージェントより上にいくような気がする。
という訳で、ボクにとってビートルズのアビイ・ロードは無人島に1枚だけ持っていくことが許された場合の1枚のレコードそのものなので、今回は本屋さんでまたアビイ・ロードを見かけてつい手が出てしまったのである☆

★アビイ・ロードというと、2017年現在でもポールがライブのアンコールでいつも演奏しているB面最後の黄金メドレーが素晴らしいという話になりがちだが、基本ジョンのファンであるボクとしてはA面最初のカム・トゥゲザーのクールさ、A面最後のアイ・ウォント・ユーの狂おしさ、B面2曲目のビコーズのこの上もない美しさ、B面のサン・キング、ミーン・ミスター・マスタード、ポリシーン・パンからシー・ケイム・イン・スルー・ザ・バスルーム・ウインドーへと繋がるジョンがメインのメドレーも最高☆☆


第1号のアビイ・ロードのみ1969年10月に新譜として発売された時より安い1990円
(1)表紙


お馴染みのアップルマークのレーベルにレコード盤は黒
(2)黒ビニールにレーベル


レコード規格番号PCS7088
(3)規格番号PCS7088


解説ページから。ジョンの白いロールスと4人。
(4)解説白いロールスと4人


この写真も魅力的。
(5)林の中の4人



ポールだけが裸足で目を閉じていて左利きなのに右手に煙草を持っている、左後方のVWビートルのライセンスナンバーがIF28なのはポールが生きていたら数え歳で28歳を意味しているなどを根拠にポール死亡説の元となった有名なジャケット写真。白いビートルは後年オークションに出されて高値が付いたらしい。
(6)ジャケット死人ポール



●販促用パンフレット(縦15×横10.5cm・4つ折)
(7)販促パンフレット



●アビイ・ロード日本国内盤レコードの数々
2016年7月7日シンコーミュージック・エンタテイメント発行ミュージックライフ「ザ・ビートルズ日本公演1966」より。
(8)日本盤色々



●Because






★オマケ(その1): 英国ウェスタンモデル 1/43スケール 1938年タルボ・ラーゴT150C-SS フィゴニ・エ・ファラッシ「ティアドロップ」
今回はビートルズということで英国製ミニカーを幾つかオマケに。
全長10.5cm。ホワイトメタル製。製品番号WMS21。ウェスタンモデルはマスプロミニカーのHWに端を発したスポードホイール化、玩具化に対するアンチテーゼ的な真に大人向けのミニカーのブランドとして1973年に英国で立ち上げられた。ホワイト・メタル製で塗装済完成品とキットの両者あり。輸入時の価格は5桁を超える高額であったのが2017年現在では中途半端に古い素朴な造りのモデルとしてしか評価されず流通価格は低目のようです。
タルボは20世紀初頭に英国で誕生した英国のブランドですが紆余曲折を経て現在はPSA(プジョー・シトロエングループ)がブランド使用権を持っています。またタルボは1950年(昭和25年)のル・マンでT26GSが優勝もしています。この1938年のモデルは当時フランスで盛んだった贅を尽くした自動車の華美を競うコンクール・デレガンスに出展された車両。生産台数僅か16台。ボディの曲面が何とも美しいクルマです。もし仮に同じような値段でこのクルマとトヨタ2000GTが売られていたとしたなら、2000GTよりもこのクルマを買う方が遥かに価値は高いでしょう。極く最近、CMCより1/18スケールの非常に出来の良いこのクルマのミニチュアがリリースされています(カラーバリエーション5色、国内定価1台59400円なので、全色揃えたら天賞堂の16番真鍮製機関車も買えそうです)。
タルボ(1)

タルボ(2)

タルボ(3)

タルボ(4)

シャシーは別パーツ
タルボ(5)シャシー



★オマケ(その2): 英国ディンキー 1/43スケール ロールス・ロイス・ファンタムⅤ
全長13.5cm。ダイキャスト製。1977年製のコストダウンされた最終製品。1960年代の初版はボディカラーが黒でヘッドライトにジュエリーが入り後席にもオーナーのフィギュアが付いていました。
ロールス(1)

ロールス(2)

ロールス(3)



★オマケ(その3): 英国ロンスター 1/76スケール程度 レイランド・ボート積みトラック
全長9cm。ボデイ:ダイキャスト製、ボート:プラ製。ブリスター台紙に輸入元マスダヤ、販売元クラウン、印刷・東京と印字あり。ということは、ミニカーだけを裸の状態で輸入して日本で台紙&ブリスターを付けて売られたのでしょうか。
ロンスター


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