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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★ヴィラ・ロボス「プレリュード1番」 私のスパニッシュギター(3) ~ 冬休みの本

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2016年は大変お世話になりました。
2017年も引き続き、どうぞ宜しくお願いしますDESU☆☆
 


さて、今年も残り僅か。家の大掃除など最後の追い込みに追われている人も多いことと思います。尤も普段からマメに掃除やモノの整理をしているという人なら大掃除の必要はないかもですね。東京の年末年始は幸い穏やかな良い天気となりそうです。
しかし、12月28日夜に発生した茨城県北部を中心とする地震が、来年3月で丸6年となる東日本大震災の余震というのには驚きました。まだ暫くは地震が起こる可能性があり、北茨城にはブロ友さんもいますので少々心配です。

今夜は大阪の方が1名だけ聴いてくださっている「私のスパニッシュギター」の第3回として1曲。そして、ついでに私の冬休みの本のラインナップをサクっとご紹介しますNE☆☆☆



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★私のスパニッシュギター第3回 1940年 ヴィラ・ロボス「プレリュード第1番」抒情のメロディ (1940 Heitor Villa-Lobos Prelude No.1) Rec. 1977
例によって1977年、私が高3の時の演奏を録音した音源です。この曲ではナイロン弦のガットギターを使っています。この頃の私には多分ちょっとだけ才能があり、こうしたクラシック系の曲からビートルズのコピーまで割とそつなく弾いていたのでした。



●「プレリュード第1番」の楽譜
タイトル下に括弧書きで1940年と印字されている。
楽譜


エイトル・ヴィラ・ロボス(Heitor Villa-Lobos;1887年3月5日-1959年11月17日)はブラジル出身の作曲家。殆ど独学で作曲を学び、クラシックの技法にブラジルの民族音楽を取り込んだ作風で知られる。南米のみならず20世紀の音楽界を代表する作曲家の1人。多作で1000曲近くに及ぶ膨大な作品群を残した。
前奏曲(プレリュード)はジョン・レノンの生まれた年である1940年(昭和15年)に5曲作られ、今回アップするのは最も有名な第1番で別名「抒情のメロディ」と呼ばれるものです。ヴィラ・ロボスは私が生れた日の3週間後に他界しているので、私は生まれて3週間だけ彼と同じ空の下に生きていたことになります。ジョン・レノンの場合では、1980年12月8日に亡くなるまで私は約21年間同じ空の下に生きていたことになります・・・


●ヴィラ・ロボス(1887年3月5日-1959年11月17日)1922年・35歳頃の写真

何だか目力が強すぎて、ちょっと怖い感じ、かも(゜_゜>)
ビラロボス





★特集その2 「冬休みの本
年末年始にじっくりと小説や専門書を読むという訳ではなく、写真の多い本ばかりで何と軽薄な!と眉をひそめる方もおられるかもしれない趣味分野の本ですが、今年の冬休みに楽しむために私がどんな本を用意したか簡単にご紹介しますNE。



(1) 「ザ・ビートルズ神話」大人のロック!編 
日経BPムック。奥付記載の発行日:2017年1月29日。定価:税抜1600円。全146頁中の52頁に及ぶ「日本人はビートルズをどう歌ってきたのか」と題する日本におけるビートルズ・カバー50年史が凄い。ビートルズ・カバー研究の第一人者といえる矢田部正昭氏により、リリースされたレコード/CDの膨大な数のジャケット写真と共に纏めらており、ビートルズ・カバーに興味がある向きは必見。黛ジュンさんがツイスト&シャウトをカバーした1967年リリースのレコードなど、これはちょっと聴いてみたいなと思う情報も多い。初期のビートルズカバーでは1973年リリースの「ザ・バッド・ボーイズ」による日本版LP「ミート・ザ・ビートルズ」の完全コピーをいまだに超えるものはないとの評価は妥当。当時、まだ中学生だった私がバッド・ボーイズのライブを中野サンプラザに観に行った時の感激を超えるビートルズ・カバーを聴いたことがないのだから。矢田部正昭氏の管理するビートルズカバーに特化したWebサイト「ビートルズカバーの館」もカバーに興味がある向きは必見。
大人のロック(1)

日本のビートルズ・カバー特集の一部
大人のロック(2)

大人のロック(3)



(2) オールド・タイマーNo.152 2017年2月号
八重洲出版発行の隔月刊の旧車雑誌。税込定価1070円(なかなかナイスな2017年カレンダー付)。186頁。この最新号では1973年いすゞベレット1800GTの泉ナンバーのワンーオーナー車が紹介されているのが目を引く。この雑誌で私が最近密かに注目しているのは、「深遠なるチラシ観察」という最新号で第22回となるシリーズ記事。ディーラーで配布されるセールス・カタログと共に実は私も1980年代半ばあたりまで新聞折り込みの自動車ディーラーのチラシも集めていた。紙物ではチラシ以外に新聞に掲載される自動車の全面広告もマメに切り抜いて保存していた。それらは殆ど捨てずに30年以上保管してあり、何れこのブログでも紹介したいと思っています。
オールドタイマー



(3) 四駆道楽専門誌「キュリアス」Vol.12
株式会社カマド発行の非常にディープな四駆専門誌の最新号。奥付記載の発行日:2017年1月5日。税込定価1500円。B5判128頁。ISBNコードはあるものの都内でも置いている書店が少ないレア雑誌。四駆以外にも古いバスやトラック、重機にも頁を割いており、古い実車カタログの掲載も多い。この最新号には1960年ランドクルーザーFJ21KB現存車の記事、小林雅彦氏によるくろがね四起のヒストリー記事、鉄道博物館で開催された「JRバス展」の記事、四駆ライターの先駆者・石川雄一氏の涙が出るような関係者による追悼記事などが掲載されている。JRバス展の記事では初公開された秘蔵写真が掲載されており、国鉄トラックといすゞエルフィンの東京新聞所有車両の1枚など非常に貴重なものが見られる。
キュリアス

国鉄トラックといすゞエルフィン「東京新聞」
エルフィン



(4) ダットサン/ニッサン フェアレディ 日本初のスポーツカーの系譜 1931~1970
三樹書房発行。奥付の発行日:2017年1月10日初版。定価税抜3800円。B5判ハードカバー・138頁。当摩節夫氏による国産車の歴史をカタログをメインに辿るシリーズの最新刊。1931年のダットソン號から1960年代のフェアレディSP/SRの時代までに絞り、貴重なカタログと広報写真を多数掲載している。特に海外向けカタログには個人的には初めて見る珍しいものが多い。当摩氏は「発行されたカタログの90%は載せる事が出来たのではないかと思う」とあとがきに書かれているが、これでまだ10%残ってるの?というのが正直な感想であり、掲載されているカタログだけでも全て集めることは殆ど不可能と思える。カタログ以外に今回はSP212からSR311までのオーナーズマニュアル(取扱説明書)の表紙も掲載されており、自動車カタログや自動車に纏わる紙物の蒐集家(コレクター)はもとよりダットサンの歴史に興味がある向きは必見・必携の書。
フェアレディ



(5) 鉄道模型趣味 No.899 2016年12月号
機芸出版社発行。奥付の発行日:2016年12月1日。定価:税抜905円。孔版印刷による旧1号の発行が1946年6月で既に70年の歴史を誇るTMS。現在は既に記念すべきNo.900となる2017年1月号が書店に並んでいる。この12月号は個人的に好きな草軽ジェフリーの表紙のため即購入。TMSは最初に買ったのは私が小4だった1969年で、その後1975年~1977年は殆ど毎号買い、最近は立ち読みして気になる号のみを入手。モデルス イモンのHO1067の80系完成品が6連で649,620円といったおいそれとは手が出ない高額製品の広告頁を見るのも楽しいです。
鉄道模型趣味



(6) KATO Nゲージ生誕50周年記念誌
株式会社関水金属発行。奥付の発行日:2017年1月1日初版第1刷。定価:税抜3950円。大判ハードカバー・176頁。関水金属が日本初のNゲージを1965年(昭和40年)に発売してから2015年で50周年となったのを記念して出された書籍。大田治彦氏による「Nゲージの起源と関水金属の初期製品」と題する章は、RMモデルスに連載された「紀元前N世紀」の要約および更新した写真により構成されたものとのことだが、最初のNゲージが1912年(明治45年/大正元年)の独Bing社のブリキ製汽車セットであり、カラーバリエーションが4種類あることなどが記載されており、Nゲージャーならずとも鉄道模型の製品史に関心がある向きには非常に貴重な内容。その他、2005年にKATO Nゲージ生誕40周年を記念して名取紀之氏を聞き手に2016年11月に他界した関水金属の創設者・加藤祐治氏が語ったNゲージ誕生前夜までの話など興味深い内容が満載されている。鉄道模型は三線式Oゲージと16番のファンである私も実は小5だった1970年(昭和45年)のお正月のお年玉で関水製品(キハ20系気動車の初期製品)を1度だけ購入したことがあります。
カトー50周年



(7) タワーレコード・フリーマガジン「イントキシケイト」(intoxicate) vol.125 2016年12月号
タワーレコードが店頭で無料配布しているフリーペーパーの最新号は何と1971年(昭和46年)1月にジョン&ヨーコが京都を極秘訪問した際の浴衣の2人の写真が表紙。矢野純一氏撮影の非常に魅力的なフォトは、すばる書房の月刊「ポエム」1976年12月号に掲載されたものだが、この京都極秘訪問時の写真はその後の出版物に殆ど掲載されていないのでタワーレコードがフリーペーパーの表紙にこの写真を使ったことにはビックリ(@_@)
タワーレコード


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