★3月も下旬となり今日3月21日は鹿児島・名古屋・熊本で桜(染井吉野)が開花したそうです。あっという間に桜前線も北上して春が訪れそうですね。
★2015年4月28日(火)18時半開演でポール・マッカートニーの日本武道館公演が決定しました。全席指定でチケットのランクと価格は以下の通り。
〈ポール・マッカートニー武道館公演チケットのランクおよび価格〉
SS席: 100,000円(アリーナ席および1階南スタンド席)
S席: 80,000円(スタンド席)
A席: 60,000円(スタンド席)
B席: 40,000円(スタンド席)
C席: 2,100円(25歳以下のみ購入可能。1966年ビートルズの武道館公演の際のA席と同料金)
ある種のジョーク的な25歳以下のC席は数が少ないようで、例え25歳以下であっても入手は難しそうです。アリーナはSSのみですが、アリーナ後方の場合にはステージに近いスタンド席の方が余程観やすいケースがあり、チケットの価格と観易さとは比例しない場合があります。26歳以上の場合の席は最低でも4万と高額な上に平日夜の比較的早い時刻の開演ですが、恐らくチケットは完売するでしょう。
★閑話休題。
今回は、玩具・模型カタログ棚シリーズの第23回記事として1968年の野村トーイをピックアップします。野村トーイに関しては2014年10月11日の本シリーズ第14回記事で1965年のカタログをアップしましたので今回はその続編となります。ちょっと長いので嫌な予感がしたのですが、やはり1記事の文字数オーバーで1度にアップ出来ませんでしたので、オマケのみ別記事でアップします。
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★「1968年 野村トーイ ビートルズ・エレキギター ~ 玩具・模型カタログ棚から 023」の後編「オマケ」です(前の記事の続きです)。
元々、前の記事と一緒に1つの記事として作ったのですが何とアメブロ規定文字数オーバーとなったため、やむを得ずオマケのみ後編として分割しました。
★オマケ(その1): 野村トーイ 1/25スケール 1964年フォード・600HPガスタービン・トレーラートラック
全長47cm・全幅10cm。品番175。当時定価:都内900円。ブリキ製。実車では更に後ろに1台トレーラーが付き全長90フィート(約30m弱)を超える化け物。2つ目のトレーラーが省略されているものの正確かつ繊細にディテールが表現された野村トーイの傑作の一つ。ルーフの3連速度灯は野村のオリジナルで実車には付かない。この1960年代の夢のトラックは当時の日本の絵本にもよく登場している。
実車画像
★オマケ(その2): 野村トーイ 1/11スケール 1964年トヨエース
全長38cm・全幅15.5cm。品番250。当時定価:都内600円。ブリキ製。大中小と3サイズも出ていた野村のヒット商品2代目トヨエースのこれは中サイズ。この中サイズでは東芝名門号のノベルティも出ている。2代目トヨエースの実車については自動車カタログ棚シリーズ第188回記事をご参照ください。
★オマケ(その3): 野村トーイ 1/16スケール 1964年ダイハツ ハイゼット キャブ
全長19cm・全幅8cm。品番233。当時定価:都内150円。ブリキ製。先に発売していたくろがねベビーの金型を大幅改修された製品だがハイゼットキャブ唯一の立体造形物として貴重。
★オマケ(その4): 野村トーイ 1/12スケール 1963年ホンダT360ノーマル&郵便車
全長23cm・全幅10cm。ノーマル:品番234、郵便車:品番235と連番。当時定価は何れも都内300円・全国330円。ブリキ製。日本車初のツインカムとして歴史に残るこのT360もリアイルタイムに造られた当時物モデルは野村製のみ。ホンダT360の実車については自動車カタログ棚シリーズ第42回記事をご参照ください。
★オマケ(その5): 野村トーイ 1/15.5スケール 1965年ダットサン520トラック
全長28.5cm・全幅10cm。品番232。当時定価:都内300円。ブリキ製。この初期型2灯の520トラックは現在に至るまでこの野村製以外には立体造形物は出ていない。
★オマケ(その6): 野村トーイ 1/28スケール 1965年トヨタDA100ミキサー車
全長27.5cm・全幅9cm。品番171。当時定価:都内530円。ブリキ製。7種のバリエーションを誇った野村トーイのトヨタDA100シリーズの1台。通常より厚い鉄板を使った頑丈なモデルだが室内プリントに至るまで実車をよく再現している。トヨタFA100/DA100の実車については自動車カタログ棚シリーズ第203回記事をご参照ください。
★オマケ(その7): 野村トーイ 1/40スケール程度 地下鉄「丸ノ内線」
全長41.5cm・全幅7cm。品番313。当時定価:都内230円。ブリキ製。他の単体売り電車群との金型共用品でサイドに「モハ91」のプリントがされている珍妙な製品だが、「地下鉄」と漢字で入れられたプリントや箱絵は味わい深い。1960年代の地下鉄というと個人的には時たま渋谷から乗ったシンプルな黄橙の銀座線よりも荻窪からよく乗ったこのカラーリングの丸ノ内線が思い出深い。
★オマケ(その8): 野村トーイ 2台引きロープウェイ
ロープウェイの全長9cm。箱サイズ18×28.5cm。品番:不明。当時定価:不明。ブリキ製。この1968年のカタログにはリモコン1台引ロープウェイが品番007として掲載されているが、これはリモコンではなくロープウェイ発着所に付いたスイッチでナイロン糸で吊ったロープウェイを可動させるもの。これも箱絵が味わい深い。
★オマケ(その9): 野村トーイ エピフォンタイプ・こどもエレキギター
全長70cm。品番:不明。当時定価は不明だが品番134の60cmサイズのケロヨン・エレキが400円だったことから、一回り大きなこれは500円程度だろうか。カタログに出ている品番121のエレキギターのようにアンプに繋ぐタイプではなく単に生で鳴らすだけの玩具だが6本の弦、本格的なペグ、フレットの配置などよく出来ている。ビートルズが日本公演で使用したエピフォン・カジノを参考にしたと思われる製品でボディとネック/ヘッドは何とブリキ製。弦6本とペグは今でも生きているが強く巻くとネックが折れる心配あり。1960年代の本物のUSA製エピフォン・カジノより残っている数は少ないかも。
ネック裏に菱形にT.N=野村トーイのプリント
★オマケ(その10): 1966年7月1日 ザ・ビートルズ 武道館公演
永らくお蔵入りとなっていたレアな7月1日版。サンバーストのエピフォン・カジノを弾くジョンとジョージが観られる。6月30日版より全体に演奏は良い印象。デイ・トリッパー前のジョンのMC(1948年の新作というジョークなど)がジョンらしく冴えてます。ビートルズのメンバーはこの時点でジョン25歳、ポール24歳(になったばかり)、ジョージ23歳、リンゴ25歳。
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★1968年 野村トーイ ビートルズ・エレキギター ~ 玩具・模型カタログ棚から 023(後編)
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