★【今日の話題・・・新種の結婚詐欺?】
NHKなどの報道によると、インターネットを通して結婚相手を見つける「婚活サイト」で知り合った異性に投資用のマンションを勧められ、購入したら急に相手と連絡が取れなくなったという相談が急増しているとして国民生活センターが注意を呼びかけているそうです。国民生活センターによれば、婚活サイトで知り合った相手に勧められてマンションを購入した人からの相談が、昨年4月から12月での9ヵ月間に42件寄せられ、前年度の3倍に急増しているとのこと。相談の多くは、「投資に詳しいという異性と婚活サイトで知り合い勧められるままに投資用のマンションを購入したら、その後、相手とぷっつり連絡が取れなくなった」といったもので、相談を寄せている人は都市部に住む30代から40代の女性が多く、マンションの購入金額は平均で3000万円余り、高い人では1億5000万円もの物件を購入したケースがあるとのことです。国民生活センターは、婚活サイトで知り合った人からの投資の誘いには注意し、婚活サイトに必要以上の個人情報を掲載しないようにすると共に、結婚願望の強い異性の気持ちにつけ込む手口であり知り合って間もない相手から勧められるままに高額な売買契約をすることには慎重になってほしいと呼びかけているとのことです。
この話を聞いてまず驚いたのは被害者は女性であり詐欺師である加害者は男性であるということ。騙した男性は余程ルックスの良いイケメンで話術も巧みだったのではないでしょうか。また代表取締役だとか社会的に地位の高そうな名刺を見せていたことも想像されます。私など中野さんキャラで口下手なので、とても人を騙すなんてことは出来ません。もし騙そうと企んだとしても顔色や声色に出て簡単に嘘を見抜かれてしまうでしょう。騙された女性の方々はお気の毒ですが、平均3000万円のマンションとなると全額キャッシュで購入ではないとしても頭金となるような相応の貯蓄をしていたことが判ります。
実は私も以前、歳の離れた美女に結婚を前提にお付き合いするからヴィトン買ってと言われて、30万前後のバックを買ったらぷっつり音信普通になったという苦い経験がありますが、30万で済んだのは不幸中の幸いだったかもしれません(笑)。この美女と結婚出来るなら全財産はたいても惜しくはないというような気持ちになることは多分またありそうな気もします(爆)。とどのつまりは世の中、人を見る目が試されているということなんでしょうね。
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★2014年1月現在5代目が生産されているトヨタ ハイエースの初代は1967年(昭和42年)10月にデビューした。
既に46年を越える長い歴史を持ち、言うまでもなく現代のトヨタを代表する車種の1台。歴代ハイエースは総じてモデルライフが長く、4代目などは1989年~2004年と15年もの長寿を誇った。現行の5代目はヒット車種でもあり既に10年生産されているが、まだまだ生き延びそうに思える。現在のハイエースはバン・ワゴン等のワンボックス・ボディのみのラインナップとなっているが過去においてはトラックも生産されていた。特に今回ご紹介する初代ハイエースにおいてはトラックの生産・販売にも力が入れられていた。
★初代ハイエースは1967年(昭和42年)10月2日、全天候型クローズド・ワンボックスボディのデリバリーバン(型式PH10V: 3人乗り850kg積および6人乗り500kg積)を基本に、9人乗りのワゴン・デラックス(型式RH10G)、12~15人乗りの2ナンバー登録のマイクロバス「コミューター」(型式RH10B/15B)、3人乗り1トン積みトラック(型式PH10)の計4系列11車種のラインナップで発売された。
当時の商用車としては世界的にも珍しかったモノコックボディ(ユニットコンストラクション方式のボディ構造)を持った低床式のフルキャブオーバー車で前輪にはコイル式の独立懸架が採用された。車種の豊富さ、多用途性、新時代を感じさせるユニークなスタイル、乗用車にも匹敵するレベルの居住性など日本のモータリゼーションに一つの新しい方向を示したクルマであった。
【ハイエースの主な特長】 1967年10月2日発行 トヨタプレスリリース抜粋
(1) ユニークなスタイル
従来のトラックには見られなかった流れるような曲面で構成されたフルキャブオーバー・タイプで、都会美に溶け込みセンスのある商品を運ぶに相応しい洗練されたスタイルである。また、大きく傾斜したフロント・ウインドを経てリヤに流れる空気力学的に計算された線の流れは高速走行に対応する力強さも併せ持っている。
(2) 全天候型のクローズド・ボディ
クローズド・ボディは天候に関係なく何時でも使えて積み荷を雨や埃などから守り、更に厳重な梱包が不要である。
(3)ユニット・コンストラクション方式のボディ構造
フレームに相当するメンバーを直接ボディに溶接してあるため、マウンティングその他のスペースが不要でボディの床面地上高を低くすることが出来る。従って大きな積載スペースが確保出来、荷物の積み降ろしも容易である。
(4)乗用車の乗り心地と運転感覚
前輪独立懸架コイルバネの採用により、乗り心地は乗用車並みである。ステアリングの角度を人間工学により決定したため、乗用車タイプの運転姿勢が得られ、フルキャブオーバータイプ車を初めて運転する人にも抵抗がない。また、新しい構造のシートと相まって長時間、長距離運転をしても疲れない。
(5)安全性の配慮
安全に対する配慮の商用車としては画期的である。
①厚さ5ミリの強化ガラスを使ったフロント・ウインド
②無反射ガラスの大きく丸く見やすいメーター類
③防眩処理された金属器具
④インストルメント・パネルのセーフティ・パッド
⑤四灯式全天候型のヘッドランプ
⑥2スピード・ワイパーとウインド・ウォッシャー
【ハイエース 各車種の概要】 1967年10月2日発行 トヨタプレスリリース抜粋
(1) ハイエース・デリバリーバン・・・・・1350cc65馬力エンジンを搭載した6/3人乗り、500/850㎏積みの全天候型の本格的商用車
従来のライトバン、ルートバンが乗用車やトラックの変り型として誕生してきたのに対して、ハイエース・デリバリーバンは最初から本格的な貨客兼用車として設計、開発されたものである。すなわち、ボディ構造にユニット・コンストラクション方式を採用したため床面が低く積載スペースを大きくすることが出来、乗り降り、荷物の積み降ろしも極めて容易である。従ってハイエース・デリバリーバンは商用車としての機能は充分に持ちながら人間尊重の精神に基づき設計された乗用車ムードの新しい商用車である。フォルクス・ワーゲンのデリバリーバン(注:所謂タイプⅡ)を始め最近ではフォード・トランジットバン、メルセデスベンツ・バンやオースチン&モーリス250JU型バンが発表されるなど、トラックのバン型化は世界的な流行であるが、ハイエース・デリバリーバンはこのような世界的傾向をいち早く採用したトヨタ技術陣の先見性を示す車といえる。
(2) ハイエース・コミューター・・・・・12人乗り(1350cc)、15人乗り(1500cc)の小型バス
ハイエース・コミューターは既存のマイクロバス(20~25人乗り)と乗用車との中間の全く新しい需要層を開拓するために開発された人員輸送車である。キュートなスタイル、手ごろな大きさ、豪華で快適な居住性に加えて80万円前後という手ごろな価格で今後、小型バス市場で大きな伸びが期待される。
※註: コミューターの意味・・・・・語源はCommuter Transportation=通勤輸送で、社員が寮や社宅から会社へ通勤するためや自動車教習所などの各種学校の送迎用に使われる車を意味する。しかし一般には、小さくて気軽に動ける乗り物(自動車・飛行機など)というイメージがあり、通勤用、買物用の小型車といった意味で使われている例が多い。
(3) ハイエース・ワゴンデラックス・・・・・9人乗り1500cc70馬力
車両の基本的な構造は、ハイエース・デリバリーバンと同じであるが、内装をデラックス化し、ラジオ、ヒーター、ウインド・ウォッシャーや熱線吸収のフロントウインド・ガラスなど各種の装備品を豊富に揃え、小グループの乗用車として最適の5ナンバー車である。中央のシートはフルリクライニング式で倒せば大人が身体を伸ばして楽に寝られるほか、後席は前方へ折りたたむことにより荷室を拡げることも出来る。その他、アシスト・グリップや子供でも乗り降りの楽なステップが付いているなど、室内の広さ、使いやすさ、居住性の良さは抜群である。
(4) ハイエース・トラック・・・・・3人乗り1トン積み1350cc・65馬力
広い視野、高い視点に加えて、室内の換気をよくするフレッシュ・フローの採用など快適なキャビンとフレーム付の低い荷台を持つ1トン積み小型トラック。サイズはトヨエースより一回り小さい。標準型の他にパネルバン、フラットデッキ高床、シャターバン、荷室上部のみ幌のオープンバン、ダブルキャブなどの変り型も豊富である。
【初代ハイエース 主な変遷】
・1967年10月 デリバリーバン、ワゴン・デラックス、コミューター、トラックの4系列同時デビュー
・1968年4月 デリバリーバン「スライドドア」追加
・1970年1月 マイナーチェンジ、フロントグリル変更および搭載エンジン変更(1.5L→1.6L)
・1971年4月 コミューターロングボディ・ベースの救急車(型式RH18V)追加。以後のトヨタ救急車のスタンダードとなる。
・1971年11月 コミューターロングボディベースのバン(1ナンバー登録)追加
・1973年10月 マイナーチェンジ、フロントグリル変更
・1975年10月 排ガス規制適合、ワゴン廃止、ロングバン追加
・1977年1月 生産終了 (2月1日 2代目新幹線ハイエースデビュー)
【ハイエース車名の由来】
先発のトヨエースに由来し、「高級な」「より優れた」という意味の「High」と「Ace」を組み合わせたもの。
【主要スペック】 1967年 トヨタ ハイエース トラック(型式PH10)
全長4310mm・全幅1690mm・全高1900mm・ホイールベース2300㎜・車重1080kg・3P型直列4気筒OHV1345cc・最高出力65ps/5000rpm・最大トルク10.3kgm/3000rpm・FR・変速機4速コラムMT・乗車定員3名・最大積載量1000kg・床面地上高695㎜・電装系12V・最小回転半径4.9m・最高時速した100㎞/h・新車販売価格: 東京・大阪48万円/名古屋47万5000円/札幌59万6000円/福岡51万2000円
※初代ハイエースは10年近いモデルライフの中で各タイプ専用あるいは総合版として夥しい種類のカタログが発行されていると思われますが、残念ながら手許のカタログ棚には極く僅かしかありませんでした。後期型にいたっては総合カタログ1部のみと寂しい状況ですので今後、少しずつ追加していければと思います。(過去の記事も少しずつ追加しています)
●1967年10月 トヨタ ハイエース トラック 専用カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・12頁)
トヨタカタログNo.20032。
中頁から
運転席
図面・スペック
●1967年10月 トヨタ ハイエース デリバリーバン 専用カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・16頁)
トヨタカタログNo.20032
中頁から
初期のバンはサイドドアがスライド式でなく手前に開閉するタイプ。
●1968年10月 トヨタ ハイエース トラック 専用カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・12頁)
トヨタカタログNo.20042。フロント左右のウインカーがオレンジ色に変わり、正面中央の「T」字を図案化したトヨタマークの地の色が青から赤に変わった。
●1969年4月 トヨタ ハイエース デリバリーバン 専用カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・16頁)
トヨタカタログNo.20042。スライド式サイドドア追加(従来の手前に大きく開くオープンドア車も継続生産)。
中頁から: サイドレールの露出したスライドドア追加
この時点で4系列15車種のワイドバリエーション。
ダブルキャブは1950年代の初代トヨエースの時代からカタログモデルとして存在したボディタイプだが現場への人員と物資の輸送を同時にこなせることで一定の需要がいつの時代にもあるようだ。カタログには「電気・ガス・水道工事業、測量・設計業、各種工事請負業等の御商売に・・・」と記載されている。
●1969年4月 トヨタ ハイエース コミューター/ワゴンデラックス 専用カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・12頁)
トヨタカタログNo.20046。
中頁から
15人乗りコミューター
12人乗りコミューター
9人乗りワゴン・デラックス
●1970年1月 トヨタ ハイエース トラック 専用カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・16頁)
トヨタカタログNo.20058。白タイヤにラジオ、ヒーター、シガーライター、ウインドウォッシャー等を装備したトラック・デラックス追加。ボディ同色だったフロントのTOYOTAロゴの部分がライト部分と同じシルバー系の地色となりロゴも大きくなった。グリル自体のパターンも変わった。またフロントの「T」を図案化したトヨタマークは二重に重ねたような凝ったパーツとなり、筆記体だった左右ドアのHIACEのエンブレムは字体が変わった上、台座付となった。
中頁から: トラック・デラックス
「ラジオを持ち込む必要はありません。ヒーター付。厚着の必要はありません」のコピーは普通のトラックであればラジオやヒーターがないのも当たり前だった時代を物語っている。
フロント中央の図案化したトヨタマークは二重の凝ったパーツ
●1971年2月 トヨタ ハイエース トラック 専用カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・16頁)
トヨタカタログNo.20075。カタログ改訂。
●1974年4月 トヨタ ハイエース 総合カタログ (縦29.5cm×横24.5cm・16頁)
トヨタカタログNo.221029。後期型ではグリル全体に枠が付き、フロントのTOYOTAロゴバッチが左ライト上部に移された。搭載エンジンは12R型1587cc83psがメインとなった。
中頁から
デリバリバン・デラックス
ワゴン・デラックス
15人乗りコミューター
トラック
★オマケ(その1): トミカ24番 1/68スケール 1970年 トヨタ ハイエース トラック
当時定価180円。全長6.5cm。ダイキャスト製(荷台はプラスチック製)。1971年9月発売。小ぶりながら初期トミカの傑作の1台。運転席後ろの鳥居が再現されていないのが惜しいが小スケール故あまり気にならない。後期製品は実車のマイナーチェンジに合わせて、フロントグリル内にあったTOYOTAの文字が左ライト上に移動しグリルも替わっている。トミカではこのノーマル以外に牧場トラック、トヨタレッカー車、保冷車、キャンピングカー、救急車のバリエーションもリリースされた。初代ハイエースの当時物ダイキャストミニカーは実車の人気を反映してか沢山出ており、トミカダンディの1/52スケールでキャンピングカーおよびRH18V型救急車、ダイヤペットからバンタイプの多数のバリエーション(ノーマル、日本航空連絡車、消防指令車、パトカー等)やサイズ違いの緊急車両もリリースされている。
★オマケ(その2): 野村トーイ 1/15 スケール 1968年 トヨタ ハイエース トラック
当時定価: 都内400円・全国440円。全長29cm。フリクション駆動。野村トーイ品番No.700(ハイエースNo.1)。当時、野村トーイではスケール違いの初代ハイエーストラックを大中小の3種類もリリースしており、これは小サイズ。1970年大阪万博仕様車、東京都ゴミ収集車、ダンプトラックのバリエーションもリリースされた。ウインカーがオレンジであることから最初期型ではなく1968年マイナー後の実車をモデル化しているようだ。
荷台に載っているのは長さ約7cmのトミカ・ハイエースの箱
★オマケ(その3): 野村トーイ 1/11 スケール 1968年 トヨタ ハイエース トラック
当時定価:都内800円・全国880円。全長40cm。フリクション駆動。野村トーイ品番No.707(ハイエースNo.2)。これは野村トーイの中サイズ。小サイズではフロントのTOYOTAのロゴが省略され、全長48cm1/9スケールの大サイズでは左右のウインカーパーツが省略されているが、この中サイズでは特徴的なピラーのエアダクトも別パーツが付くなどパーツ点数が多く全体のバランスも含めて野村トーイ大中小3種類の中でベストの出来。日通仕様、郵便車のバリエーションあり。
荷台に載っているのは長さ約7cmのトミカ・ハイエースの箱
中サイズ・ノーマルカラー青と赤の顔
●野村トーイ初代ハイエース大中小 (野村トーイ総合カタログ1971年版より)
★オマケ(その4): チューリップ「夢中さ君に」 1973年4月20日リリース
作詞・作曲: 財津和夫
初代ハイエースのチューリップ専用ワゴンが登場。
真っ赤な車でいつもやってくる
そよ風に髪がよく似合う女の子
本を抱えて僕の目の前を
すまし顔で過ぎるとキャンパスへ消えてゆく
一日だけでも君に会えないと
眠れない夜が僕をいじめるのさ
今度僕の部屋へおいでよ
きっと君を楽しませるから
神様がきっときっと間違えて
天使の君を地上におろしたんだね
君のすてきな胸のふくらみが
揺れ動くだけで僕は狂いそう
僕の話を聞いてくれるかい
大きな地震が起きた時のために
二人乗りの気球を作ろう
二人だけの知らない国へ
夢中さ君に 僕が生まれて
はじめて出会った素晴らしいこの恋よ
素晴らしいこの恋よ
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★1967年 トヨタ 初代ハイエース 新タイプの商用車 ~ 自動車カタログ棚から 205
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