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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★1979年発売 カドー(可堂玩具) 1/43 1957年ポルシェ356Aスパイダーレーシング 

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★無着成恭さん 他界
1964年(昭和39年)から1992年(平成4年)までの28年間に亘り、TBSラジオ「全国こども電話相談室」のレギュラー回答者を務めたことで有名な無着成恭さん(むちゃく せいきょう、1927年3月31日生れ)が去る7月21日(金)に満96歳で亡くなられたとのことです。
個人的にも小中学生の頃に「TBSラジオ全国こども電話相談室」で無着 成恭さんのお話を聞いていた時期があり、子供心にも世の中には面白い名前の人がいるものだなあと思っていたのですが、調べてみると、無着 成恭(むちゃく せいきょう)という名前は芸名等ではなく何と本名とのことです。無着さんの出身地である山形県内では割合多い苗字なのでしょうか。
無着成恭さんは、山形県南村山郡本沢村(現在の山形市本沢)沢泉寺に生まれ、旧制山形中学(現在の山形県立山形東高等学校)卒業後、1948年(昭和23年)、山形師範学校(芸剤の山形大学地域教育文化学部)卒業。山形県南村山郡山元村立山元中学校(僻地1級校)に赴任し、国語教育として須藤克三(1906年-1982:日本の著名な教育者・児童文学者)からの助言を得て、「生活綴方運動」に取り組み、無着が刊行したクラス文集『きかんしゃ』所収の「母の死とその後」(作者・江口江一:1935-1967)が文部大臣賞を受賞。1951年(昭和26年)、クラス文集を『山びこ学校:山形県山元村中学校生徒の生活記録』として刊行しベストセラーとなり、翌1952年(昭和27年) 、『山びこ学校』が今井正監督によって映画化されています。しかし、この作品により地元・山形の恥を世間にさらしたとして、「村から追放される」という過酷な運命を辿ることとなります(以上、Wikipediaより抜粋)。


★閑話休題
国産旧車好きの人には「何じゃらホイ」「何じゃこりゃ??」的な関心外の記事となり申し訳ありませんが、1979年(昭和54年)10月にカド―(可堂玩具)から発売された名作と言えるミニカー「ポルシェ356Aスパイダー・レーシング」をメインにご紹介しますne☆☆☆



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★ポルシェ356Aスピードスター
ポルシェ356と言うと、ジェームス・ディーンやスティーブ・マックイーンの愛車としても有名なスピードスターの人気が高く、日本を代表するミニカーブランド・トミカの青箱(外国車)シリーズF9として1983(昭和58)年2月にスピードスターがモデル化されるなど人気の高さを裏付けています。ところが、ポルシェがスピードスターを発売した当初の意図はカブリオレの装備を簡略化し価格を抑えた廉価車の位置付けだったと言われます。ところが、お椀をふせたようだとも形容される類稀なる曲線美と美貌により、スピードスターはその後、高い人気を誇ることとなります。



●1956年1月発行 ポルシェ356本カタログに掲載された初期のスピードスター


背景の建物はVWのディーラーのようで、ウインド内にビートルの姿が確認できます。




●1955年ポルシェ356Aスピードスター専用カタログ(縦21×横11.5㎝・英文2つ折)
最初期のスピードスター専用カタログ。まだエンジンが1500cc55hpと1500cc70hpの2種のみ。これは残念ながらオリジナルではなく1988年7月発行の復刻版。




裏表紙左下に復刻(リプリント)を示すRPIの文字と印刷年月を示す7/88=1988年7月の印字。復刻とは言え、2023年現在で既に35年を経ており、この箇所の印字が消されて市場に流通するとオリジナルとの区別は難しくなります。




●1957年ポルシェ356総合簡易カタログ(縦27.2×横17.7㎝・英文2つ折)
エンジンは1600cc/70hp/最高速度160㎞+、1600cc/88hp/最高速度180㎞+、DOHC1500cc115hp/最高速度200㎞+の3種に進化。




スピードスター。最高速度125MPH以上=200km+と記載されています。


裏表紙:図面/スペック


スペック




●2017年第45回東京モーターショーのポルシェブースに展示された「ポルシェ356Aスピードスター」
独ポルシェミュージアム保存車








●五十嵐平達氏撮影のポルシェ356カブリオレ
撮影時期/撮影場所不詳ながら、貴重な1950年代の日本国内で撮られた356の画像。登録ナンバー「5-7626」と周りの外車群から1950年代後半の撮影と推定。




【主要スペック】 1958年ポルシェ356Aスピードスター・1500GSカレラGT (1958 Porsche 356A Speedster 1500GS Carrera GT Specifications)
全長3950mm・全幅1670㎜・全高1330㎜・ホイールベース2100㎜・車重760kg・RR・692/2型空冷水平対向4気筒DOHC1498cc・最高出力115ps/6200rpm・最大トルク12.6kgm/5200rpm・圧縮比9.4:1・変速機4速MT・乗車定員2名・電装系6V・最高速度200km/h+・新車販売価格:調査中
(スピードスター最終の1958年式最高性能バージョンの主要諸元)


★カド―(可堂玩具)のホワイトメタル製ポルシェたち
月刊ミニチュア・カー誌を発行していたカドーでは、1968年(昭和43年)に真鍮製の品番No.1の1/43ホンダF-1金属地モデルを少量リリースした後、1970年代後半に至り、以下の通り1/43 スケールのホワイトメタル製ポルシェモデルを矢継ぎ早にリリースしています。

◎No.2:ポルシェ356Aスピードスター(赤・銀・空色・アイボリーの4色:各定価4000円)

◎No.3:ポルシェ930ターボ(赤・白・黄・茶・深緑・黄緑等10色程度:各定価4000円)

◎No.4:ポルシェ904(赤・黄・白・緑・オレンジ・黒 等7色程度:各定価4000円:フロントワイパー付とワイパー無のバリエーション有)

◎No.5:ポルシェ911ターボRSR MARTINI(シルバーのみ:定価5000円)

◎No.7:ポルシェ356Aスパイダーレーシング(銀・深緑・クリームの3色:各定価5800円)


●月刊ミニチュアカー誌1979年10月号に掲載された可堂玩具ホワイトメタル製ポルシェたち
930ターボなど画像の3色以外にもカラーバリエーションが多数出ており、全てが掲載されてはいません。







殆どのカドーのホワイトメタル製ポルシェにはカラーバリエーションが多数あり、少量生産のホワイトメタル製モデルということから、1/40スケールのダイヤペットの乗用車が1台800円~1000円以下だった時代に1台4000円~5800円と高価でカラバリまで全て揃えることは当時学生だった筆者には少々ハードルが高く、数年を掛けて漸く全カラバリを制覇しています。1980年代に入り、VWビートル・スピリットウインド、ミニ、スカイラインS54B、初代クラウンRS、初代グロリアと1台5800円で新製品のカラーバリエーション展開が為されたものの、販売価格が高かったため、1980年代半ばには日暮里のミニカーショップイケダで可堂玩具のホワイトメタル製品の不良在庫が1台2000円程度で大量に売られており、発売時に定価で購入した人は投げ売りされた際には閉口したのではと思います。但し、投げ売りされたのは大半が初代クラウンや初代グロリアあるいは大盛屋フリクションシリーズの復刻版いすゞベレル、初代4灯スカイラインといった国産車で今回ご紹介する1970年代にリリースされたポルシェの製品群はNo.5のRSR MARTINI以外の大半は投げ売りされる前に殆どが完売していたようです。



◎可堂玩具(カドー)発行発行ミニチュア・カー誌1979年10月号の表紙を飾ったNo.7ポルシェ356Aスパイダーレーシング3色
1970年代後半にカドー(可堂玩具)が多数リリースした1/43ホワイトメタル製ポルシェ群の中で間違いなく最も出来が良いのは1979年(昭和54年)10月にカドー製ポルシェとして最後にリリースされ、定価も5800円と高価だった356Aスパイダーレーシングです。カラーバリエーションはシルバー、深緑、クリームの3色があり、当時、あっという間に市場から消えたことから生産数は他の可堂玩具のホワイトメタル製ポルシェより大幅に少なかったようです。製品名を356Aスピードスターレーシングとせず、スパイダーレーシングとした理由は不明です。No.2のスピードスターとは全くの別金型が起こされており、No.2より若干全長が短く、しかし横幅は若干広くグラマラスでパーツ数も増やされ適度な細密感もあり非常に魅力的な造形美を見せた傑作ミニカーと言えます。



1979(昭和54)年9月25日発行の10月号


扉頁の表紙解説。1979年10月発売の356スパイダーはNo.6と記載されていますが、実際にはNo.7として市販されています。




ミニチュアカー誌1979年10月号と同じ構図で撮影






左手前の小さい356は大きさ比較用Monkin Magic特注トミカ356スピードスター












◎可堂玩具No.2ポルシェ356スピードスターとNo.7ポルシェ356Aスパイダーレーシングの並び




スピードスターは発売当初、赤・シルバー・空色の3色がリリースされ、1979年にアイボリーが追加されています。そのため、アイボリーのみ箱もシルバーのものに替わっています。








★オマケ(その1): カバヤーマジョレット ポルシェ新製品
8月リリースとアナウンスされていたポルシェの以下の新製品7種が首都圏の各種スーパーでは2023年7月25日(水)頃から出回っています。どこに行っても、今回同時にリリースされたトヨタ2000GTレーシングだけは一早く狩られてしまっているのか、現物に出会えていません。ポルシェについては画像の7種が近所のスーパーに全て残っており運よく1店舗で入手できました。通常モデルがトミカ通常品より安い税込528円、上位のPRIME MODELでもイオン等の特注トミカより安い税込823円というのは、開閉アクション付も多いことから、トミカより遥かに魅力的なミニカーと感じます。ブリスターパックのため、1台は未開封として残し2台目を入手したいところですが、917以外はまだ2台目を発見できていません(汗)。

◎GERMAN COLLECTION2「2018年ポルシェ911カレラS」(最新992型):黄色・グレイメタ(2色)・・・・・各税込定価528円

◎GERMAN COLLECTION2「2015年ポルシェ911GT3RS」(991型): 赤・紫・ピンク豚カラー(3色)・・・・・各税込定価528円

◎PRIME MODEL「1970年ポルシェ917」: 空色#3、ピンク豚カラー#23(2色)・・・・・各税込定価823円



992カレラS(上部イエローとダークグレイの2台)


991GT3RS(赤・紫・ピンクの3台)


2種のポルシェ917新バリエーション。




背景はモデル・カーズNo.237(2023-08)マジョレット新製品 発売予告記事


PRIME MODELとして発売された5種のうち、トヨタ2000GTレーシングのみ一早く狩られているようで、現在のところ、どこに行っても在庫がありません。




★オマケ(その2): トミカ歴代名車コレクションVol.5「トミカ6-2番 1/110スケール いすゞBXボンネットバス」
2023年7月25日(火)書店発売の新製品。税込1969円は単なる色替えモデルとしては高価過ぎる感ありですが、モノがBXということから1台のみ止む無く購入。高価過ぎるため、次号の黒いコスモスポーツ以降は購入しない予定です。


裏側右下には贔屓目に考えても高価と思える1969円の印字










★オマケ(その3): 懐かしの商用車コレクションVol.68「1/43スケール1981年 三菱ミニキャブ コスモスカー」
2023年7月26日(水)書店発売の新製品。Spark/ダイキャスト製。税込2299円。堀口昭一氏が1977年に埼玉で創立し1988年2月に倒産したカプセルトイ・メーカー「コスモス」の商品運搬用車。


コスモスの本拠地だった大宮ナンバー






8月9日(水)発売の69号はカローラバン食料品店仕様車




★オマケ(その4):今日のビートルズ「You Really Got a Hold on Me」 1963
ジョン・レノンと同じ1940年生れのスモーキー・ロビンソンのR&Bチャート1位となったヒット曲のビートルズによるカバー。例によって現在ではビートルズ・バージョンの方がよく知られており、完全にオリジナルを凌駕しているように思えます。

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