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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★1961年田宮模型 ミゼットハウス 大和ハウス ~ プラモデル・コレクションから 005

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11月3日(金)・4日(土)・5日(日)と三連休という人も多いことと思います。ワタシも昨日は往復500km程度走ってきましたが、ワインディング・ロードを駆け抜けて標高の高い場所に行くとジャンパーを着ても寒い位で自家用車の車内では暖房を付けていたのが、東京へ戻ると半袖でないと暑い位の陽気で今度は自家用車の車内では冷房を付けるという驚天動地の1日であったりもしましたYO☆

サイバーエージェント(藤田 晋社長:1973年福井生れ)の運営するアメーバ・ブログ(アメブロ)の中の「なう」の利用が2017年11月6日(月)午前11時で出来なくなり過去の投稿も全て消えるそうです。ワタシはブログ記事の方は週1程度のアップでも「なう」には1日10回以上、出張中など時には写真も付けてアップしてきましたので、全て削除になるというのはビックリです。何の予告もなしに「なう」を見たり投稿するためのリンクは消されており11月4日現在、既に「なう」の使用は難しい状況です。「なう」の中止は恐らく利用者が少ない所為だろうと思いますが、「なう」なんて消えてもアメブロの記事が削除にならなければ全然問題なしという人が多いでしょうね。寧ろ、そんなに頻回に「なう」をアップしたいのなら「シンプログ」(Simplog)としてアメブロ記事をガンガンアップしてくださいと言われそうですよNE☆

閑話休題
今回はまた簡単なやっつけ記事となりますが、「プラモデル・コレクションから」シリーズ第5回として田宮模型(現タミヤ)の珍品「ミゼットハウス」をご紹介します。ダイハツ・ミゼットではなく家のミゼットです。このキット、既にプラモマニアで作詞家のエンドケイプさんが公式ブログで紹介されており、本ブログでアップしても二番煎じとなってしまうためアップする価値は薄いとも言えますが、多少なりともエンドケイプさんとは切り口を変えてアップすることとしますNE☆☆
 




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★「ミゼットハウス」とは、大和ハウス工業が1959年(昭和34年)10月に発売したプレハブ住宅の商品名である。
1955年(昭和30年)4月5日に大和ハウス工業株式会社(DAIWA HOUSE INDUSTRY CO., LTD.)を設立した石橋信夫氏(1921年9月9日-2003年2月21日)がアユ釣りに出かけた際に川原で日が暮れても遊んでいる子供達から「家に帰っても自分の部屋もないんだ」という言葉を聞き、安く庭に独立して建てられる子供部屋を作ろうと思いつき、坪単価4万円以下、3時間以内で建てられることを条件として開発に取り掛かり誕生したのが「ミゼットハウス」である。これが本邦初の一戸建てプレハブ住宅となった。当初のミゼットハウスは基礎がコンクリートで4畳半(販売価格が10万8000円)と6畳(同11万8000円)の2種があり、全国27カ所のデパートにて展示販売するなどして大ヒット商品となった。その後、「トイレを付けてほしい、台所がほしい」といった要望を受け、新婚世帯向けの「スーパー・ミゼットハウス」が開発され、1962年(昭和37年)には本格的な1戸建てプレハブ住宅として住宅金融公庫融資対象住宅としての認定も受けた「ダイワハウスA型」が発売された。


★田宮模型 ミゼットハウス 発砲スチロール製 組立キット
木製キットからプラモデルに移行する過程で生まれた2ミリ厚の発砲スチロールで成形されたパーツを組み立てるキット。あのタミヤのプラモ以前のキットということで歴史的な価値はあるとしても、模型としての魅力は「?」と思います。田宮俊作氏によれば全く売れなかったキットとのことで、パッケージには「ハウス モデル シリーズ」の印字があるものの、このキット以外は発売されていないようです。「予備材が入っていますから家具などを作りましょう」、「庭の花壇には、小石や砂を撒いて適当に小枝や草を(拾ってきて)差します」といった説明書の記載が笑いを誘います。模型素材としての2ミリ厚の発砲スチロールは、あまりにも弱く少し力を加えただけでもポキポキと折れてしまいます。もし完成させても誤って踏んづけたら一発で家屋全壊、展示ケースなどに入れないで長期間保存することは容易ではなかったと思われます。

・発売時期: 1961年(昭和36年)
・箱サイズ:縦13.2×横20.5×高さ3.6cm
・縮尺: 1/43程度
・素材: 発砲スチロール2ミリ厚
・当時定価: 不明
・購入価格: 300円
・購入場所: 吉祥寺ハモニカ横丁 歌川模型
・購入時期: 1990年(平成2年)頃
・2017年現在の市場評価価格: 3万2500円(オークファンで調べたところ過去10年でヤフオク出品は1回のみ)

ミゼット(1)箱

ミゼット(2)箱横

塩化ビニール透明板のガラスパーツを除き、パーツは全て発砲スチロール製
ミゼット(3)中味

組立説明図
ミゼット(4)組立説明図

工作の注意
ミゼット(5)工作の注意

部品表
ミゼット(6)部品表

完成写真
ミゼット(7)完成写真



●季刊誌「プレハブ」第3号 1964年秋 (縦20×横20.5cm・74頁)
発行元は株式会社プレハブ研究社(大阪市南区西清水町)との記載があり、裏表紙には定価100円の印字があるが、恐らく実質的には大和ハウスの販促用広報誌。この1964年秋が第3号で季刊なので、第1号は64年春と思われる(何号まで続いたのかは不明)。自動車メーカーの一般向け広報誌は収集しているマニアもいて市場価値があるため捨てられずに残る例も多いが、こうした住宅メーカーの旧い広報誌を集めている人はまずいないと思われるため後世に残らないのではないだろうか(国立国会図書館に納本されているか否かは未調査)。記事の内容は、プレハブ標準プラン特集、プレハブ住宅の間取りの研究、子供のしつけ座談会、家と土地購入のための資金作りの心構え、1964年東京オリンピック日本のメダル獲得予想、人生50年の時代が終わり伸びた日本人の平均寿命(と言っても1964年当時は2017年現在より10~15歳若い、男性68歳、女性72歳)等と盛り沢山。
プレハブ(1)表紙

【中頁から】

大和ハウス標準プラン: 24.12坪:A型207万円・B型184万円、28.94坪:A型236万円・B型209万円 (註: A型はアルミ屋根、B型は亜鉛屋根)
プレハブ(2)A型B型


マルサンの救急車等のブリキ玩具で遊ぶ子どもと美人で若いお母さん。しかし、このお母さんもこの冊子が発行された1964年時点では25歳だったとしても53年の時を経た2017年現在では78歳となられている計算です。
プレハブ(3)マルサンリビング


初代310ブルーバードに乗って一家でピクニック。またまた綺麗なお母さん登場。
プラハブ(4)310ブル





★オマケ(その1): 東京シャープ模型社 2台入り戦車「デストロイヤー・M-42」プラモデル
ミゼットハウスのキットだけではどうにも寂しいということで、乗物系のB級プラモを最後に2つ。箱サイズは、縦15.5×横22.2×厚さ3.2cm。戦車全長:約10cm。スケールは1/48程度でしょうか。当時定価150円。東京シャープ模型社の所在地は東京都足立区千住緑町2-29と組立説明書に印字。箱絵(Box Art)はなかなか良い雰囲気です。モーターでもゼンマイでもなく、ゴム動力。まともに動くように作るだけでもハードルは高そうです。東京シャープは2個入りとしてお買い得感で子供を釣ったと思われるキットを飛行機モデルでも出していました。2台の戦車は何れも全くモールドが異なります。M42ダスター自走高射機関砲(M42 40mm SPAAG 「Duster」)はアメリカ製で日本の陸上自衛隊でも1960年(昭和35年)から1994年(平成6年)まで22両が使用されたようです。
戦車(1)

戦車(2)

左右に1両ずつ入ったキット中味
戦車(3)中味

組立説明図
戦車(4)説明書



★オマケ(その2): 東京シャープ模型社 ヤマハ305サイドカー プラモデル
これもオマケ1と同様に東京シャープのB級プラモ。箱サイズは、縦15.5×横22.3×厚さ3.6cm。バイクの全長12cm程度(スケール1/16程度)。当時定価150円。サイドカーレースシリーズNo.2。No.1はホンダ450サイドカー。ヤマハ305というのは、全然似ていない気がしますが1965年のヤマハYM1がモデルなのでしょうか。空色と赤のケバいモールド色がB級感を増幅させています。
ヤマハ(1)

ヤマハ(2)

空色と赤のパーツ
ヤマハ(3)中

組立説明図
ヤマハ(4)説明書


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