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Channel: ポルシェ356Aカレラ
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★ニチモ1/22スケール1959年トヨタパトロール ~ プラモデル・コレクションから 001

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しかしなあ、旦那はん、毎日お暑うおますな。この暑さはほんにワテ敵わんさかいに、どこか涼しいところに行きたいおますな。しかし、旦那はん、何でんな、お盆休みの週は雨続きで海水浴も花火も出来んかったさかいが、休みが開けたらカンカン照りっちゅうのは皮肉なもんやな。
ところでな、最近、都内(23区と武蔵野市・三鷹市)のタクシーは初乗りが1.052キロまで410円に値下げされたやさかい、炎天下でバスもないところへの外出にはついついタクシーに手を挙げてしまうのんや。実際、35度や36度の焼け付くような炎天下を1キロも歩いたら汗だくになるばってんが、タクシーちょい乗りすればクーラー効いた車内で楽ちんやんか。旦那はんは根っからのケチやさかいに金出してタクシー乗るよりは汗だくになって歩いた後でコンビニでお安いアイスでも食べた方がお得やなあと思ってるんやろ?な、図星やろ?ばってん、旦那はんも騙されたと思ってワテのようにたまにはタクシーに乗ってみいや。束の間の極楽気分を味わえること請け合いやで☆☆


閑話休題
この週末は出かける用事がありまして、記事の更新が出来なくなる可能性がありますので、今日は新シリーズ「プラモデル・コレクションから」の第1回としてニチモ(日本模型) の1/22スケール 1959年トヨタパトロールFS20型をサクっとご紹介しますNE。最近、トミカリミテッドヴィンテージからも発売されたFS20型の当時物プラモです☆☆





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★日本模型(ニチモ) 1/22スケール 1959年トヨタパトロールFS20型 警視庁パトカー プラモデル
当時定価350円。箱サイズ:縦20.5cm×横30.5cm×高さ5cm。本体全長19cm。プラスチックとブリキの混合組立キット。バンパー、窓枠、サイドモール等のクロームメッキされたブリキパーツをツメを折ってボディに組み付けるというブリキ製自動車玩具製品と同じ組立方法が採られている。製品名は「トヨタパトロールカー」となっており、あくまで初代クラウンではなくF型エンジン搭載のトヨタパトロールを真面目にモデル化したプラモ。
このキットの再販箱バージョンは1990年(平成2年)の初夏に模型問屋で大量のデットストックが発見されて、都内および神奈川県内の模型店(恵比寿ミスタークラフト、吉祥寺ウェーブBe-J、海老名ホビーBOX、ポストホビー各店)に1個3000円で山積みされて売られた。発見された数は当時10ダース以上と聞いたが、当時の絶版価格の10分の1程度のプライスで店頭に山積みされているのを見た時は本当にたまげたものだった。何人かの知人は皆1人で1ダース位買い、私も約1ダース買って地方のマニアの人と三和模型や緑商会などのビンテージプラモとのトレードに使ったりした(現在でもまだその時に買ったものが5~6箱残っている)。デッドが大量入荷した際に海老名のホビーBOXは模型雑誌モデルグラフィックスに広告まで出したので、その年の夏の終わり頃にはどの店の店頭からも綺麗に消えていた。
大量にデッドの出た再販箱の箱絵は小松崎茂氏(1915年2月14日-2001年12月7日)の筆によるもの。賑やかで明るい夜の銀座が小松崎氏一流のPOPな筆致で描かれている。初版の箱絵も同じ夜の銀座を描いたもので画家不明ながら、初版の絵の方がしっとりと落ち着いた雰囲気でより魅力的に見える。しかし暗く渋すぎて恐らく子供ウケはしない箱絵だったがために、小松崎氏のよりインパクトのある箱絵に変えられたのだろう。箱サイズは初版・再版共に同じながら、初版の箱の方がよりガッチリとした厚手の紙が使われている。中身は室内パーツの成形色が初版は渋緑、再販は明るい緑である以外の差異は見られない。Toyota Patorolや警視庁の転写式デカールが付属。
販売時期は恐らく1962年頃~1968年頃。科学教材社の工作ガイドブックでは1967年版まで掲載されている。1990年の夏に大量のデッドストックが発見されたのは1967年~1968年あたりに生産された末期製品の在庫だったと思われ、1990年の時点では22~23年前のプラモのデッドだったということになる。時系列的に2017年現在で考えるならば、1994年~1995年あたりのプラモが大量に問屋に残っていたという話になり、今から思えばそれ程驚くほどに古い時代の在庫品でもなかったと言える。

【2017年評価額】
初版箱・未組立: 8~12万円
再販箱・未組立: 2~3万円


●初版箱
初版は滅多に絶版プラモ市場に現れない貴重品。
初版(1)

初版(2)

組立説明図
初版(3)組立説明図



●再販箱
小松崎茂・画。1990年の夏にデッドストックが大量に出てから2017年で既に27年の時を経ていますが、デットの出た数が多過ぎたのか、まだゴロゴロ中古市場で見かけます。
再版(1)

デッドだけに工場出荷状態が保たれている。
再版(2)

ダッシュボードも正確に再現されている。
再版(3)ダッシュも正確に再現



初版と再版の箱の大きさは全く同じ。
両方(1)

両方(2)






★オマケ(その1): 野村トーイ 1/16スケール1960年くろがねベビー幌付き
全長19cm。ブリキ製。ビニール製の「くろがねベビー」の文字の入った幌が泣かせます。あまり高くなければ欲しいなと思ってましたが、元箱なしの本体のみで何とヤフオクで30万円オーバー。もし箱付なら50~60万円はいくでしょうか。幌骨だけ残っていてビニールの幌が欠品している同じ野村のくろがねベビーが手元に1台あるので、このオークション画像を参考に幌を複製してみたいと思います。
くろがねベビー



★オマケ(その2): 毎日ニュース1962年12月19日 首都高1号線開通時の動画
トヨタパトロールFS20も多数登場。




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