★さて、もう師走ですね。12月2日(金)の晩に既にもう私は忘年会が一つ終わりましたが、師走は仕事もプライベートも何かと忙しく慌ただしく年の瀬を迎えそうですね。
今年の12月24日のクリスマスイブは何と土曜日、12月25日のクリスマスは日曜日なので、普通のサラリーマンや学生であれば、今年は休みの日に昼間からゆっくり時間をかけてクリスマス・デートが出来て嬉しい!という方も多いことと思います。私のクリスマスは例年通り、駅前の不二家でクリスマス・ケーキを買ってきて一人寂しく食べるということになりそうです(T_T)この、私自身の悲惨な人生を何とかしなければ!と思いつつ、また年が明けてしまいます(>_<)
ところが、私と同じような高齢独身者(50歳乃至55歳以上の独身者)であっても、そのことを全く苦にせずに、むしろ1人の方が何かと気楽!と言わんばかりの顔をして生きている方も世の中にはおられるということが、私には大変不思議なことに思えたりもします。人生1人よりも愛しい人と2人で生きていく方が100倍幸せというのが世の常識だと思いますが、けっしてそうとは思っていない方が、どうも生涯未婚率が高くなった近頃のこの日本にはおられるようなのです。まったく不思議なことですNE☆☆
★閑話休題
師走ということもありあまり時間が取れませんので、今日は「自動車カタログ棚から」シリーズ第333回記事として1970年代のいすゞバスの名車BU型を簡単にご紹介しますNE☆☆
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★いすゞ自動車の路線/観光用大型リヤエンジンバスBU系は、横置き直6DH100H型エンジン(190ps/ターボ付230ps)を搭載してBU10型(WB5000㎜)及びBU20型(WB5500㎜)として1963年(昭和38年)にデビューした。
その後、1966年(昭和41年)にはBU05型(WB4800㎜)及びBU15型(WB5200㎜)をラインナップに追加、翌1967年(昭和42年)には経済性を重視した直噴D920型エンジン(175ps)搭載のBU-D型及びE110H型エンジン搭載のBU-E型(後のBU-K型)が追加され、全国の路線・観光用途の大型バスとしてシェアを大きく伸ばした。
★BU系バスのデビューから9年目の1972年(昭和47年)暮れに至り、大幅なマイナーチェンジが実施された。
即ち、前後の軸重を適正化する目的で前車軸が後方に移動してフロントオーバーハングが延び逆にリヤオーバーハングが短くなり、同時に車種の整理が為され以下6種の基本ラインナップとなった。
・BU04型 (WB4700mm)
・BU06型 (低床WB4840mm)
・BU10型 (WB5000mm)
・BU15型 (WB5200mm)
・BU20型 (WB5500mm)
・BU35型 (WB6000㎜/全長11500㎜)
搭載エンジンンは、BU系デビュー時からのDH100H型(1967年以降は195psにパワーアップ)、直接噴射式で経済性優先のD920H型(175ps)、高性能なE120H型(260ps)の3種が組み合わされた。ボディ架装は川崎重工業製をスタンダードとしたが、富士重工、北村、西日本車体、帝国等多岐に亘った。BU系は1979年(昭和54年)にC系に世代交代するまで17年の長寿を誇った。
【主要スペック】 1973年 いすゞ板ばねリヤエンジンバスBU04型 (1973 ISUZU Leaf spring Rear engine bus Type BU04)
全長9990㎜・全幅2460㎜・全高3120㎜・ホイールベース4700㎜・車両重量7985kg・RR・ディーゼルDH100H型水冷4サイクル6気筒予燃焼室式10179cc・最高出力195ps/2300rpm・最大トルク69kgm/1200rpm・変速機5速MT(1・2速ノンシンクロ)・最小回転半径8200㎜・燃料タンク容量170ℓ・乗車定員:座席49+立席33+乗員2(前扉・前向シート車)・最高速度100km/h
●1973年3月発行 いすゞBU型バス 本カタログ (縦30×横24.5cm・日本語18頁)
いすゞカタログNo.LB2021。ミニスカートやパンタロンの女性とBUの表紙は1970年代前半のムードがよく出た傑作。この年式のいすゞ車には、まだ往年の平仮名表記の「いすゞ」エンブレムが装着されている。
ミニスカート全盛の時代
平仮名のいすゞエンブレム
【中頁から】
観光用・自家用
ミニスカートの足の綺麗なお姉さんも2016年現在は還暦を過ぎているはず。
室内(観光用・自家用)
車窓に見えるのは松島?
観光用バリエーション
路線用
おばあちゃんと一緒に乗車。この時代のおばあちゃんは和装。
室内(路線用)
板貼りの床と丸いアナログ時計がそそります。
モケット貼りシートの運転席
路線用バリエーション
エンジン3種
ブレーキ・クラッチ・ステアリング解説
パワステ・サスペンション解説
図面 (BU04)
図面 (BU06)
図面 (BU10)
図面 (BU15)
図面 (BU20)
図面 (BU35)
スペック (BU04/BU06/BU10)
スペック (BU15/BU20/BU35)
スペック (エアサス各車)
★オマケ(その1): トミーテック・トミカリミテッドヴィンテージネオNV-N09d番1/64スケールいすゞBU04型バス「東京都交通局」 川崎重工業ボディ
全長15.5cm。ダイキャスト製。2009年1月22日発売。ユーザーが取り付けるミラーパーツが付属。前扉後方の「池67・一ツ橋~文京区役所~護国寺~池袋駅」の表示がそそります。この美濃部カラー以外に現在の塗色に近い白緑の新塗装、国際興業、岩手県交通、名古屋市交通局等の事業者違いのバリエーションあり。当時定価:税抜3300円。2017年発売予定のTLV-Nのいすゞエルガは税抜9800円とアナウンスされており、何とこのBU04から10年も経たないうちに価格が3倍にまで跳ね上がることになる。
細かい文字がそそります。
同じ1/64スケールのトミカダットサン620ピックアップ、TLVNくじらクラウンカスタムと。
★オマケ(その2): 米澤玩具ダイヤペットNo.011-0110番 1/80スケール ワンマンバス
全長13cm。ダイキャスト製。1973年4年発売。当時定価750~1000円。ダイヤペットでは概ねHOスケール(箱や本体にスケール表示はなし)のこのミニカー以外に1/50スケールでも美濃部カラーのいすゞBU06低床型の都バスを出していたが、何れも玩具然としていてスケールモデルとは言い難いものだった。このHOスケールミニカーでは西鉄バス、警視庁機動隊バス、日本赤十字献血バス、幼稚園バス等、コレクター泣かせのバリエーション展開をしていた。
★オマケ(その3): 米澤玩具1/20スケール程度 都営ワンマンバス
全長43cm。全幅12.5cm。ブリキ製。フリクション動力。美濃部カラーのブリキの都バスはイチコーからも出ていたが、この米澤製の方が出来は良い。都バスは美濃部カラーの前の肌色に赤帯で都電と同じカラーだった時代が子供の頃の思い出と重なり個人的には一番懐かしいのだが、この美濃部カラーの都バスも1968年の導入後、最後の車両は20年後の1988年(昭和63年)に引退したというから今となっては懐かしの昭和の都バスカラーである。
フロントには東京都交通局マークのプリント
リアには桜に「Y」文字でお馴染みの米澤マークのプリント
オマケ1・2との並び
★オマケ(その4): 美濃部カラー都バスの映った風景 1982年 広尾橋
残念ながら自分で撮った美濃部カラーの都バスの写真が全くなく、これはネット上で見つけた写真。左手に見える第一勧銀の看板が現在のみずほ銀行、正面が交差点東側の有栖川公園・都立中央図書館方向と思われます。デビューしたばかりの初代ソアラZ10系が映っているあたりが広尾らしい感じです。
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★1973年 いすゞ大型バスBU後期型 美濃部カラーの都バス ~ 自動車カタログ棚から 333
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